blueな日々

( Art で逢いましょう)

月のはじめ,雨の朝に

2009年11月02日 | 09~春
112ame1
雨の日曜日。朝はやく。買いものがあったので,外に出た。
雨はかなりの強さで、風も吹いていた。傘をさしていても,
私は濡れながら歩いてゆくのだ。これから、さらに深まり
ゆくだろう秋を、自身の肌で感じていたような。ひんやり
とした空気の存在。足もとで跳ねる雨のしずく。私は自分
がまだ生きているということを,不思議に思ったり。

ベランダに立って、誰もいない雨の中の公園を眺めていた。
山椒の新しい葉が,ずいぶんと大きくなっていた。根元に
かすかに見える小さな葉は、他の場所から種が飛んできて、
いつの間にか根付いて成長しはじめたもの? まだ私は名
を知らぬ植物。たぶん、いつか抜くことになるだろうが。

112ame2

山椒の、他の二本~季節はずれの、無慈悲な剪定をされて
しまった~は、もう死んでしまったのかもしれないが,私
はあきらめずに,毎日の水やりをつづけることに。遅れて
いつか、若葉をのばしてくれるかもしれないではないか…。
それが、来年の春のことにになろうとも。私は待つのだ。

今日は湿度がかなり高いはずだから,盆栽や観葉植物など
への水やりはさぼろうか。などと考えながらも,ほとんど
ぼんやりと、ベランダにたたずんでいたら,いつの間にか、
小雨になっていた。気分を変えて植物や動物たちの世話を。
ひと息つくころには雨はやんでいた。小鳥たちのさえずり
だけが聞こえてくる。静かな日曜日の,まだはやい朝。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。