3度目のメンテナンスを.裏蓋の広範囲で発生していた、ひどい錆の除去
についてはカッターの刃先などで丁寧に.前回の撮影で、撮影したカット
で感光はしていなかった.問題は解決.そして今回、ピントリングの異常
~空まわりによる焦点調節の困難さについては、レンズ部分の微小なねじ
を外して、適当に動かしていたら、ふいにかちりと必要な部品がフィット
した感覚があり、やがてピント調節が機能するようになった.アマチュア
の幸運.私のカメラに関してだけの運のよさ.このカメラは完動品として
よみがえった感じなので、ついでに気になっていた、ファインダー内部の
汚れの清掃も.ボディを簡単に分解して.外観は痛みもあるが、機能面で
はどこにも問題のない個体に.気分よく撮影を.今度こそピントが合って
いる写真が期待できそう.露出計は正常に働いている.稀少でいいカメラ
ゆえに、なんとか使えるようにしたい.そう願っていた私の願いも叶って.
感度200/24枚撮りのカラーネガフィルムを使用.
×2=48枚撮影が可能.
Minolta Repo-S
●レンズ:Rokkor PF 32mm/F1.8
●シャッター速度:B・1/8~1/500秒
●焦点調節:距離計はなく直進ヘリコイド目測式
●電池:セレン光電池 追針式露出計
●サイズ:108×68×50mm 約440g
●当時価格:13800円 ●発売:1964年