ミノルタの古い時代のマニュアルフォーカスの一眼レフカメラ「XE」
これはシルバーボディ。プリズムの腐食は軽微で~ファインダー内部
の下部 1/4ほどに小さな円状の灰色の汚れが付着しているだけ。だが、
ピント合わせなどの操作にほとんど邪魔にはなっていない。接眼部に
目を近づければ,うすくなってほとんど視野から消えてしまうからだ。
そしてオート露出でのメーターの不安定さがある。つい先日感度100
のカラーネガフィルムで露出の誤作動を確認したばかり。撮影をした
24枚の内8カットほどが露出不良になっていた。いい写りも多くあり、
救いではあった。これからはオートでの露出は無理なのかもしれない。
写りの良し悪しがひんぱんに起こっては困るから。しかしこのカメラ
の持病のひとつでもある、フィルムの巻き上げレバーの誤動作は今の
ところ発生していない。素晴らしい感触で軽やかに動作をしている。
外観は傷が多く,ミラーの汚れはひどく,修理に出すほどの個体では
ないと私は思っている。マニュアル露出での撮影は可能なはずなので,
これからも、この状態のままで撮影ができるはず。気軽にオート露出
での撮影ができないだけ。というわけで再度,マニュアル撮影だけで
フィルム一本を撮影してみようと考えた。マニュアルでのシャッター
スピードと絞りが正確に機能するかどうかの確認をしてみたいのだ。
今度は、感度400のフィルムを使ってみようと思った。カメラのASA
設定を100から400に変え電源を入れてみた。何気なくファインダー
をのぞいたらシャッタースピードの指針が元気に振れていた。撮影の
モードはオートになっている。感度100での撮影ではオートでの露出
が不安定だったが,指針が不動の時が多かったのだが,感度400では
問題なく機能するということだろうか? 不思議なことだが。
そういえば昨年に撮影したフィルム数本はすべてオート撮影で、感度
400のフィルムを使っていたはず。いい写りをしていた。つまりこの
カメラは感度400のフィルムを使うかぎり問題なくオート露出も動作
すると考えていいのだろうか。24枚撮りのフィルムを半分ずつオート
とマニュアルで撮影し分けてみよう。いそいで撮影して現像に出そう。