blueな日々

( Art で逢いましょう)

戦争~最後の一冊

2006年08月08日 | 読書メモ~本をめぐる話

D88p

風呂の掃除、ゴミの分別、書類の作成、データの入力、
外出、Nとのメールのやり取り、各種の問い合わせ…。
何かをずっとしていた昨日。午後は、疲れて横になり、
少し昼寝。気分も新たに、意識を再起動してパソコン
に向かった。いい感じで作業が進んだ。

何も食べていなかったので早めの夕食。ご飯と吸い物。
自分でつくった。具材は豆腐と小松菜。風呂に入って、
身体と髪を洗った。横になって、テレビでニュースや
終戦特集の番組を見ていた。途中で、居眠りをはじめ
たので11時頃には就寝。瞬時に?眠りに落ちた。

戦争に関する書物を読むことは~人間の争いの歴史を
知りたい、自分でも考えてみたい~私の読書習慣でも、
人生においても、重要な要素だ。これまで多くの本を
読んできた。ドキュメンタリィ番組や映画も見てきた。
私にとって、人類というものを考えるうえで、非常に
重たいカテゴリィ。それが戦争。

もし最後の一冊~再読する本~を、選べと言われたら、
私は大岡昇平の『俘虜記』を手に取るだろう。すでに
何度か読んでいるが~作者の戦争体験の著作。小説と
してもすぐれた作品。人間の世界が凝縮されている。

夢を見ることもなく眠って、起きた~今朝の5時過ぎ。
日が昇る頃~セミも起き出す頃。2時間ほどネットで
各局のニュースを聞いた。あきれた事態ばかりが。

今日も自宅で各種の作業を行う。遅れを取り戻す必要
があるから。ぼんやりと~よく、そうなりがちな私~
一日を過ごしたくないから。憂鬱を押さえ込みながら。

昨日は携帯で、ノイズの元凶~マンションの新築工事、
その基礎造り~くい打ちを、写真に撮ろうと思ったが、
ありふれた重機の眺めだったのでやめた。中途半端な
大きさだったから~20mほどの高さの細長い機械。

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も、ぜひ
もう一度読んでみたい。文庫で全3巻を時間をかけて。
前回読んだ~2回目~のは、もう20年以上も昔のこと。

日曜日~6日に、広島で61年目の平和式典が行われた。
明日~9日には長崎で。多くの人々が言っていること
でもあるが、世界で唯一の核兵器による被爆国~その
日本独自の、もっと強いアピールが出来ないものか。

どんな利害関係があろうとも、主義主張があろうとも、
もう人を殺さないで欲しい。別の解決策を模索すべき。

新婚旅行で日本人の若いカップルが、例えばサイパン
に行く。季節がらかメディアの記者がインタビューを。
昔…、ここで何があったのか、日本人は何をしたのか。
彼ら若者は何も知らない。日本の平和へのアピールが、
実効性の伴わない原因は、こんなところにもあるはず。
私はこの時期になると、日本人に対する違和感が増す。
戦争とは?平和とは?国民とは?教育とは?世代とは?

私の母はその日、長崎の上空に昇るキノコ雲を~九州
の別の県から、実際に見ている。彼女は20歳だった。


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