欠品だったシャッターボタン.我が家にあるジャンク品の他のカメラの
ものを流用することに.いいサイズのものが見つかった.シャッターの
切れる感覚も悪くない.やや深めではあるが.ヤシカかミノルタの部品
だっただろうか.そしてこの個体の、まるごと取り外されていた露出計
の部分には、写真を貼って隠すことに.私や若い頃の娘のポートレイト.
さらに手を加えたのは、わずかな分解だけに.ファインダー内部の清掃.
動作はとくに問題はない個体だから.それだけのメンテナンスでもいい.
マミヤの「35 Auto-Metra2」~レンズにすぐに気がつくくらいの小さく
はない傷が2カ所.確か最初の撮影では写りに影響はなかったはずだが.
今回は、撮影結果をよく確認することに~問題はなかった.いい写り.
感度100/24枚撮りのカラーネガフィルムの半分を使用.
(残りは、Walz 35SVで)1.~13.?人形~
素晴らしい写りだった.露出計は使わず、完全なマニュアル操作に作り
替えたので、撮影の姿勢が基本的なものに返った感じで、私には合って
いる印象.楽しい時間を.そして写りのよさにあらためて驚きも感じる.
Mamiya 35 Auto-Metra2
●型式:35mm判レンズシャッター式カメラ
●画面サイズ:24×36mm
●レンズ:Mamiya-Sekor 48mm/F1.7(5群7枚構成)
●ファインダー:一眼三つ窓式距離計連動逆ガリレオ式ファインダー
パララックス自動修正
●焦点調節:二重像合致式距離計 直進ヘリコイド ブライトフレーム付
倍率0.66 基線長31.5mm 有効基線長26.9mm
●最短連動距離:90cm
●シャッター:レンズシャッター コパル・SVK セルフタイマー付
●シャッター速度:機械制御 B.1.1/500秒 ライトバリュー付
●巻き上げ:一操作レバー式(操作角175度)自動巻き止め
フィルム枚数計自動復元式 (余裕角15度)巻き上げ表示装置付
シャッターはフィルム巻き上げで自動セット
セルフコッキング=二重撮影防止
●シンクロ:M.X接点(フルシンクロ)B型ターミナル付
●露出計:露出計連動機構内蔵 追針式
高低切替不用全感度範囲連動 アンプにより増幅可能
●サイズ・重量:81×135×75mm 823g
●当時価格:26500 ●発売:1959年
*レンズは有名なSekor 48mm/F1.7.当時は最高に明るい大口径.
絞りは1.9から16まで.22まであれば使い勝手がよかったのだが.
シャッター速度は1/500秒まで.…入手した個体は,かなり分解
されていた印象で、部品を抜き取られた痕跡がある.シャッター
ボタンは何故か、アルミホイールを棒状に丸め固められたものに
変わっていた.露出計~セレン受光体もたぶんユニットごと欠品.
その空間にある窓には透明なフィルムが貼られている….私には
よくわけがわからない状況の個体なのだ.しかし動作にはとくに
問題はなく、マニュアル操作のみになるが、いい感じのカメラ.