blueな日々

( Art で逢いましょう)

踊れないダンサー

2006年09月12日 | 2006~奇妙な

E60p

昨日のこと。
記憶に残るテレビでの報道、番組を。
最後に、私自身のことをすこしだけ。
………
9.11同時多発テロから5年をむかえる。
アメリカをはじめ世界各地で追悼の式典が行われる。
被害者はおよそ3000人、90カ国にのぼる。誰もが、
それぞれの分野で、境遇で、考えることがあるはず。
世界はどうなってゆくのか。個人は何をするのか。
………
NHK教育『知るを楽しむ・この人この世界~失敗を
防ぐ人材の育て方』以下は、TV番組の情報サイトの
コメントから。~さまざまな失敗の原因の徹底研究
を行っている、工学院大教授の畑村洋太郎氏が語る
シリーズ。今回は「偽のベテラン、真のベテラン」
を送る。失敗を防ぐ決め手とは何か。それは経験を
積み重ね、失敗の芽を見抜く真のベテランの存在だ
と畑村氏は語る。だがマニュアル化が進む中、真の
ベテランは育ちにくくなっている。組織のリーダー
といえる、真のベテランの条件と育て方を伝える~。

番組を見たわずかな時間では、おもしろい話だった。
この学者は、マニュアルを否定しているのではない。
再放送で、最初から見てみたい。現代社会に対する
警鐘でもあり指針でもありそう。テキストを買って
読んでもいい。私自身の参考にもなるだろう。
………
日本テレビの『アンテナ22~最終回』というドキュ
メンタリィ番組をわずかな時間見た。『ウクライナ
からきた天使たち』以下も、TV番組の情報サイトの
コメントから。~外国人女性の「性のビジネス取引」
を規制するため、人身取引の摘発に取り組む、東京
入国管理局の捜査活動を追う。「外国人クラブ」は、
ロシアや東欧出身の女性が多く見られる。彼女たち
の出身国を訪れ日本を目指す女性たちの生活を取材
する。また、あの手この手で女性たちを日本に送り
込む闇の組織の実態を伝える~。

偶然に見かけた、あるウクライナ?グルジア?出身
の女性に、釘づけになってしまった。たぶん忘れら
れないインパクト。やるせない思い。アンフェアな、
世界のひとつ。翻弄される個人。家族。怒りが。
………
踊れないダンサー。ロシアや東欧から出稼ぎにくる
女性に限らない。東南アジアやアフリカ?などから
やってくる女性も多い。彼女らの意図に反して日本
国内では、ステージに立てるどころか、風俗関連に
追いやられる。パスポートは隠され、給料も支払わ
れない。いったい彼女らは、どうなってしまうのか。
ほとんどの人が知らない?裏のダークな現実。その
傷口があいた断面。もちろんダンサーではない女性
もいる。身体を張って異国の地で生き馬の目を抜く
しかない日々を、生かされてゆく。あくまでも私は、
日本での、ある断面の印象を書いているにすぎない。
いずれにしろ、ここでは、彼女たちは踊れないのだ。
………
マンション管理人の面接結果~採否は今週の木曜か
金曜日に連絡がある。立ち会った管理組合の理事~
マンションの住人が選考に参加するらしい。履歴書
を見たその理事、おばあさんが、懐かしそうに話す。
「私もあなたと同じ高校に通っていたのよ。
「あなたの先輩よ、私は。
30分ほどの質疑。あいさつをして外へ出る。面接は、
マンション一階の、きれいな管理人室で行なわれた。
「住み込み」が採用の絶対条件に。私は大丈夫です
と答えたが不安が多い。現在の家はどうする。愛犬
はどうなる。対応を苦慮しているところ。もし採用
されたら断わりたくない。面接はいい感触だったし。
………
遅い食事をしてビールを飲んで、パソコンで遊んで、
横になって、あっという間に眠った。


4 コメント

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昨夜もぐちゃぐちゃの気分で帰宅 ()
2006-09-12 12:24:57
昨夜もぐちゃぐちゃの気分で帰宅
テレビをつけると9.11特集
見たくなくてケーブルにチャンネルを回すと、今度は米国のドラマの9.11特別篇の特集
そうだ、ザ・ホワイト・ハウスもあるはず
30分強の番組だった
きっと変わった作り方と思っていたら・・・やはり
ホワイトハウスに来ていた選抜された高校生に対して
次席補佐官、報道部長、同次長、報道官
そして大統領私設秘書、大統領自身、同夫人が入れ替わり立ち代り
高校生にテロや世界の宗教の話をする場面で終始
さすが「ザ・ホワイト・ハウス」だ
独善的でなくて(つまり、米国アホ論でもタリバン悪でもなくて、つまり、メディア強調路線ではなく、つまり日本の民放を見なくて)よかった
高校生の質問「イスラム原理主義者って何ですか?」
次席補佐官「KKKと一緒。つまり、KKKを見て、米国人が皆KKK同様に黒人を迫害しているとは誰も思わないだろ」
エトセトラ、エトセトラ
最後に大統領夫人が聖書を引用しながら
キリスト教とイスラム教の起源
(腹違いの兄弟がその祖先という説)を話す
ただし、同じ父親の葬儀はその二人の子供が行ったと
更に、ホワイト・ハウスに努めるイスラム教徒に嫌疑がかかり、首席補佐官自らが尋問したとき、嫌疑がかかった職員が何故私なのだ?と尋ねて補佐官が返事しない
番組の終り首席補佐官(今は亡きジョン・スペンサー)が同職員を尋ね「それは君がアラブ人だから」と至極自然な答え
もちろん、そのことを謝罪するわけだが・・・
続けて同じチャンネルを見ていると
アクターズ・スタジオ(この番組は米国人を知る最高の番組)でマーティン・シーンが、偶然、出ていた
ザ・ホワイト・ハウスの大統領役
そうなんだ!
アルコール依存症だったとか(テレビでは首席補佐官がその設定)、カソリック信仰を再開して治した話
本人も聖書に精通していてラテン語も読める(テレビも同じ設定)
「地獄の黙示録」でパラノイア的になるシーンを演じているが
そのときは実際にそうだったとか・・・
・・・なぜかくも米国の映画俳優には人生を学べる人たちが多いことか!
・・・
LIKE A ROLLING STONE
最近新聞で音楽評論家が書いていたが
アメリカでは自分探しが普遍的
ロードムービーも同じ
つまり転がる石のように自分探しを続けている、今も、と
やはり米国に対する興味はつきない
先日、久しぶりに米国人と話したが
「世界から色々言われているけど、好きですよあなたの国」と言っておきました
ほとんど何の意味もないのだけれど
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何故米国が好きかと聴かれてもなかなか ()
2006-09-12 12:31:33
何故米国が好きかと聴かれてもなかなか
答えが見つからない
ただし、言えることは米国は「国」ではないということだ
静岡県に行くといつも思う
魚や野菜がとれて飢餓がなさそうな温暖な場所・・・
荒地だったヨーロッパで食べるものを争った戦争
森と岩だらけだったヨーロッパの土地を開墾して畑と城壁をつくった国々
イギリスの公用語がフランス語だった時代
きっと日本のDNAとは違うだろうなと
日本人はディベートしないが、それもDNAのせいだろうな、と

昨夜は持っていた2001年9月12日の新聞を出してみた・・・
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アメリカに子女を住まわせ、かの地の学校に通わせ、 (blueroad)
2006-09-12 13:13:22
アメリカに子女を住まわせ、かの地の学校に通わせ、
そのごちゃ混ぜで、ある意味、超保守的?な文化を
満喫?させているくせに、その親本人はアメリカを、
くそみそにけなしている。そんな日本人の文化人~
作家やジャーナリストが、いるそうですね。
私はいやな感じ。そんな頭のいい?日本人に対して。
アメリカは国ではないというのは、新鮮な認識です。
私は、ディベートは、何か結果が生まれるとしても、
非常に疲れるから、遠ざかっていたい。
昨日の面接の採否が気がかり。そこに勤めたいのだ。
住み込みは、何とかなるだろう。もう落ちつきたい。
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それよりも、Jさん、Barに飲みに行きましょうよ。 (blueroad)
2006-09-12 13:21:05
それよりも、Jさん、Barに飲みに行きましょうよ。
飲み物は私の奢りです~あなたは、そんなに飲め
ないから。食事はそれぞれ自費で~私はほとんど
食べないので。書店の前で待ち合わせて、バスに
乗ってもいいし、てくてくとおしゃべりしながら、
かわいい女の子などを眺めながら歩いてもいいし。
そんなに時間がないなら、あるいは待ち合わせが
遅い時刻になるならタクシーで。飲んで、話して、
音楽を聴いていたい。あなたの顔も見たいかも。
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