自宅には、使用期限が切れた古い感度400/36枚撮りのカラーネガ
フィルムしかなかったので、半分に切って、このラピッドシステム
専用のカートリッジに詰め替えた.通常では約18枚分が撮影可能.
だがハーフサイズなので、このカメラの場合倍の36枚ほど撮影が.
残りの未使用のフィルム約18枚分ほどは、別のカメラで使用する
つもりだ.そんな変則的な使い方もおもしろい.節約にもなるし.
写りは期待していた以上によかった.今回はマニュアル操作なので、
露出計の精度確認は次回に.マミヤは最近とくに好きなカメラ会社.
操作性はよいし、堅実なメカの信頼性もある.写りはもちろんいい.
たぶん次回のオート露出での撮影も楽しみだ.期待が持てそうで.
Mamiya Myrapid(Rapid System)
●レンズ:Mamiya-Tominon 32mm/F1.7(5群6枚構成)
●シャッター速度:B・1/30~1/800秒 COPAL-B
EV6.5(F1.7・1/30秒)~17(F13・1/800秒)の間で、
絞りとシャッター速度の組み合わせが、連続的に変化する.
●電池:セレン光電池 ●サイズ:115×70×50mm 約440g
●当時価格:16400円 ●発売:1965年
*距離計はなく前玉回転式のゾーンフォーカス.
セレン光電池による露出計を内蔵している.
絞りリング Auto位置でプログラムオートに.
採光式ブライトフレームのファインダー内部には
シャッター速度が指針表示される.
絞りリング B位置でバルブ=絞り開放に.
マニュアル操作は絞り F1.7~F16=フラッシュ撮影用で、
シャッター速度は1/30秒に固定される.
フィルムの感度は、ラピッドカートリッジ装填時に自動セット.
ボディー前面の右側下部にあるレバーはセルフタイマー.
マミヤのラピッドシステム、プログラムEEのハーフサイズカメラ
「Myrapid」~やはり動作に異常はなかった.そしてうれしいこと
に実際に操作したわけではないが、セレン電池の露出計もほぼ正確
な動きをしている印象だった.ファインダー内部の動作する露出計
の指針を見ている限りでは正常なようす.まあ次回のオート露出で
の撮影ではっきりするだろうが.うれしい予感が….レンズの具合
も悪くない.ファインダーの内部も結構クリアで、現行の35mm
フィルムをラピッド専用のカートリッジへ巻き変える作業も、慣れ
てしまえば問題はなさそう.ダークバック内での作業ゆえ面倒では
あるが、楽しみでもある.フィルム感度の設定は、その専用カート
リッジについているT字型の爪の長さの違いで自動的に認識される
らしい.入手することができた貴重な2個のカートリッジのその爪
にはともに「G」の刻印があった.ネットでこのカメラのことなど
を調べたら、それは感度100のことだった.私は他のカートリッジ
は持っていないのだから、感度の違うフィルムを使用する場合には
マニュアルでの露出操作になる.だがまあそれは仕方がないこと.