blueな日々

( Art で逢いましょう)

好感も~Minolta Hi-Matic S

2011年03月04日 | カメラたち
34himatics1
ミノルタのゾーンフォーカスケメラ「Hi-Matic S」~修理から戻ってきた。
動作を確認したら問題はなさそう。電子シャッターのプログラム AEのみ
のオート露出なので、マニュアル撮影は出来ないので,適正に機能するか
どうかは撮影をしてみなければわからない。ピント合わせは5点のゾーン
マークで設定する。ファインダー内にも、そのマークと指針が表示される。
親切設計ではある。シャッターの速度は1/4秒から1/450秒。カメラ本体に
内蔵されているストロボを使っての撮影時には被写体までの距離~ゾーン
マークに合わせて絞りが自動で最適値になるらしい。その場合シャッター
速度は1/30秒に固定される。レンズは名玉の系譜のRokkor38mmでf/2.7の
テッサータイプ。最短での撮影距離は80cm。単3電池2本で動作する。

34himatics2

1978年発売。コンパクトにまとめられたボディには好感が持てる。プラス
ティックの質感も嫌いではない。シャッターの形状も小さくていい感じだ。
フィルムの巻き戻しレバーはカメラの底面にありトップカバーはすっきり
としている。じつはこのカメラはおなじミノルタの一眼レフカメラ「XE」
をオークションで落札した時に、おまけでついてきたもの。どちらも動作
が未確認とのことで安価に。しかしXEはみごとな写真が撮影でき、付属の
1.4という明るいレンズも問題なく機能していた。しかし、このHi-Matic S
だけが動作しなかった。デザインが気に入ったので修理に出すことに。

34himatics3

悪くない写りだった。期待以上といってもいい。試写はあいにくのくもり
空だったが,それなりにしっかりと適正な露出ではある。散歩をしながら
撮影していた。家にもどったら晴れて来た。ベランダに出て,残りのわず
かなカットを撮影。他のカメラのものといっしょに後日現像に出すことに。

34himatics4

3月1日の朝。通院や光熱費などの支払いで外出を。街のDPEショップへ。
4本のフィルムの現像を依頼。すべていい写りだった。このHi-Matic Sは、
やや大振りな機種なのだが,デザインのよさもあって,それほどの威圧感
も感じない。気軽に外出に持参できそうなほど。国内で現役で今も使われ
ている、この同型機は少ないのではないかとも思う。希少でもある。私が
使っているという事実もうれしい。実用機としてながく使うはずのカメラ。
私が持っている,目測式でピントを合わせるカメラの中では,使い勝手が
いいほうだ。オートの露出もいい。けっこう暗がりにも強そうで好感も。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。