『古楽は私たちに何を聴かせるのか』
著者:寺西 肇
出版:東京書籍 発行:2000/08(新書)
出版社の紹介:いま、クラシック界で様々な問題を
提起し続けるムーヴメント、古楽・古楽器をめぐる、
対話の数々を収録。進化する古楽入門
(おかしな言い方だが)私の読みたいことが書かれて
いなかった。図書館の音楽コーナーで見つけた本。
選んだ本を間違えた? 古楽器の演奏家たちの難しい
話を読みたかったわけではない…。古い楽器のことを
知りたかっただけ。わずかな関連部分のみ、読んだ。
私には必要なかったからといって、もちろん、悪い本
ではない。別の時期には、じっくり読むかもしれない。
………
『200CD古楽への招待 クラシック音楽の探究』
編集:200CD古楽への招待編纂委員会
出版:立風書房 発行:1996/02(単行本)
出版社の紹介:西はイベリア半島から東はアドリア海
まで、楽器、演奏家、楽曲、声、都市などさまざまな
キーワードを通して知るバッハ以前のヨーロッパ古楽。
その世界を、200枚のCDと共に紹介する。
CDの紹介と、古楽の歴史や解説が、並列して書いてある
ので(少なくとも私には)非常に読みづらいものだった。
また200枚ものCD紹介は(私には)多過ぎる。この本の
編集スタイルは嫌いだ。クルムホルンも書かれていない。
CDを収集する人にとっては便利な本なのかもしれない。
私は途中で読むのを止めた。どこに求める情報が書いて
あるのか探しづらかった。こういったガイド本(解説本)
にはスピーディな利用(使いやすさ)を求めたい。
………
「楽典」の本も読んでいるが、むずかしい。
訳の分からない記号、専門用語…。すべてが説明されて
いるわけではなく意味が分からないまま読み進めている。
まあ最初はこんな感じなのだろう。どんな分野でも
壁を越えれば、理解しはじめて面白くなってくるもの。
「楽譜の読み方(音楽一般)」に関する本も多く出版
されている。図書館で目についた本を借りるのでなく
事前に内容をチェックしてからリクエストしよう。
ゆっくりと流れる音楽は素敵だった
話は変わるが、能を何度か見たが
まさに「静」の美
能をやっている友人に、能は現代抽象絵画に通じるのでは?と言うと、その通りとの返事
抽象絵画は、観る人に、思索を促す
能の静を見ていると、思索が頭の中を穏やかに流れる
また別の話だが
11日の深夜に現代バレーの「緑のテーブル」がケーブルで放送されるようだ
10年ほど以前、最初で最後だが、現代バレーを見た
人間の体をそのまま使う芸術に打たれた
そのときに観た作品が放映される
ぜひとも観たい(録画)したいと思う
「オリバー・ツイスト」完成記念で
ディケンズの「二都物語」のチャプター1だけ読んだ
監督は少年時代にディケンズをむさぼり読んだようにテレビで言ってたようだが
150年近く前の小説とは言え
なかなかのようである
それにしても、読みたい書物、読むべき書物が多い
聴きたい音楽、聴くべき音楽も多いが
人生は豊かである(先人たちの偉業に少しでも感動したいのであるなあ)
私は、自分の知らないことが多過ぎるし、そして、
したいことも多すぎて、例えば、読書が変則的な
ものにってしまいそう。多くの違ったジャンルの
本を同時期に、いっしょに読みたい…。
ディケンズは『クリスマスキャロル』しか読んで
いない。文庫化されている著作も多いので、ぜひ
トライしたい作家です。
「雅楽」は、別次元での体験をしたかのような…。
「ひちりき」は、「クルムホルン(曲がった笛)」
とともに私は、大いに魅せられてしまった楽器
(伝統?文化?感受性?)です。