goo blog サービス終了のお知らせ 

日々進歩を願って!

思いついたことを気ままに書いています!

捨てられたの…?

2011年10月29日 09時15分53秒 | 庚申塔
(つづき)

八ツ場ダム予定地見学の帰り道に、白根山、草津に寄りました。

草津温泉白旗の湯の目前に「光泉寺」があります。
真言宗豊山派のお寺で、長い階段の上に建物があります。

これまでにも、この宗派の寺院には「庚申塔」がありました。
もしかしてと…期待して階段を上りました。

石塔・石碑の多い境内です。
一回りすると…三猿らしきものが目に入りました。

庚申塔です。

見ざる 聞かざるが見えます。
言わざるは欠け落ちてしまったようです。

ふと見ると、後ろにも庚申塔が見えました。
その後、階段の横やあちこちに庚申塔が見つかりました。
すべて「庚申」の文字だけです。
その数…約40基。(クリックで拡大します。)
  
3基        1基             1基

 
5基              6基 

 
6基              6基

全部写真に撮れませんでした。
まるで、庚申塔の「捨て場」のようでした。

273年前と248年前

2011年07月31日 08時24分08秒 | 庚申塔
北浦和廓信寺の庚申塔です。
9条美術展を見に北浦和に行きました。
帰りに庚申塔の写真を撮りに寄ろうとネットで探しました。
駅の反対側に見つかりました。

以前は北浦和駅東口にあったのですが、道路工事で移転。
駅から5分ほどの廓信寺の参道にありました。

2基の庚申塔が祀られていました。

左は元文3年(1738年)…273年前のものです。
右は明和2年(1765年)…246年前のものです。

期待した三猿はなく、両方とも青面金剛像でした。
時代が新しいからでしょうか?
池袋本町の庚申塔は右の庚申塔より103年も古いのです。


こんなところに…!

2011年07月24日 00時22分42秒 | 庚申塔
池袋本町公園の角に石碑が立っていました。
道路から見えたのは…ニワトリ(酉)でした。

えっ!酉と言うことは…庚申塔?と表に回りました。

こんなところに庚申塔があったなんて!

寛文2年(1662年)、349年前の庚申塔です。
三猿がはっきりと刻まれていました。

三猿の並びはこの順が一番多いと思います。

言わざる   聞かざる  見ざる

思いがけずに出合った庚申塔。
三猿が見えたときは、とっても嬉しい瞬間でした。

傷つき汚れた…

2011年06月11日 08時13分54秒 | 庚申塔
青面金剛だと思います。
→クリックしてください。
文京区の江戸川橋付近にありました。
目的地へ行く道を何本か手前で曲がって出合いました。

こんなに傷ついています。
まわりも汚れ、花も造花です。
住宅の一角に残してありました。
何年頃のものかと後も見ましたが刻んでありませんでした。
それでも撤去できない…遺跡です。

月に2回、江戸川橋に出向きます。
もう1回写真を撮ろうと探しましたがみつかりません。
去年の夏に見た津久井浜の庚申塔も崩れていました。

梅雨にも負けず…

2011年05月28日 08時33分33秒 | 庚申塔
東京は昨年より17日も早く昨日、梅雨入りしました。
目黒の自然教育園に行く前に目黒の大鳥神社に寄りました。
小雨が降って傘の必要な梅雨空の日でした。
 

大鳥神社に庚申塔があると以前から知っていました。
近くても、寄ることができず、やっと実現しました。

三猿がある庚申塔が4基ありました。

延宝3年(1675年)の336年前の駒形庚申塔です。

「聞かざる 見ざる 言わざる」の三猿です。


元禄元年(1688年)の笠付き青面金剛の庚申塔です。

「見ざる 聞かざる 言わざる」に並んでいます。


宝永元年(1704年)307年前の駒形青面金剛の庚申塔です。

「言わざる 聞かざる 見ざる」でした。


元禄元年(1688年)の笠付き青面金剛庚申塔です。

「言わざる 聞かざる 見ざる」の順です。

大鳥神社の庚申塔にはすべて三猿が刻まれていました。
同じ元禄元年でも猿の並び順が違っていました。
また、4基に3種類の並び順がありました。
近隣から集められた庚申塔。
なぜ、並び方の統一ができなかったのでしょうか?

目黒駅周辺にはまだまだ庚申塔が存在しています。
いつかまた散策してみたいと思っています。