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アラフィフの空騒ぎ

2010年09月21日 14時57分09秒 | 自転車 など


3連休、行って参りました。

「遊びだと早起きねぇ~」の言葉を背に朝5時に起き、ウダウダと歯を磨いたりボーっとしたり、チョットもったいぶっての出発です。

前の晩の寝る前の事、3号が3日間居ない事を実感したのか、泣く一歩手前だったらしく、鼻を鳴らしていました。 余程寂しかったのか、寝ている間もズーっと1号の足は3号に乗っかっていて、暑くて寝苦しくなったので扇風機を取りにリビングに行こうとしたところ、「行かないで」と寝言で言われた時は、ほんとうに行くのを止めようかと思いました。

ほんと、可愛いところだけ3号に似た1号です。



上諏訪までの足は、特急あずさ。

3号にとって、気兼ねも心配も無い自転車の置き場所は、車両最後列席の後ろのスペース。 下りだと1番、上りだと10番に座ると、そのスペースを遠慮無く使えるんです。但し、今回気が付いたのが、壁に取り付けられた折り畳めないテーブル。 背もたれを一番倒した状態でこれ↑ですから、ちょっと大きい自転車だとテーブルの下に収まらないかもしれません。



上諏訪で下車し、ホームの足湯を横目で見て改札を出、BSMを組み立てて駅弁を買い、湖畔の公園で遅めの朝食。

諏訪湖の西岸を走ったんですが、天気良く眺めも良しで、大満足です。



所々、近くの人だと思うんですが、椅子を持ってきて夫婦で眺めているんですよ。
その姿が気持ち良さそうで、季節の穏やかな時に家族で来るのも「良いかな~」と・・・



地図を持たずに出たのは、手元に〝NV-U35〟が有ったからで、自転車で本格的にナビを使うのは、今回が初めて。

で、諏訪湖の西岸から松本までの経路を検索すると、結構斜度がある坂道へ案内してくれます。 普段から乗っていないうえに荷物の積載方法が悪くて、立ち漕ぎの時はブレて危険過ぎ。 結局、折れた心が立ち直るまで押して上り、20号線に合流しました。

で、今回は記念すべき出会いがありました。

定年退職を迎え、宗谷岬から奥様が待つ、愛知県の豊田まで帰る途中の男性。
豊田に着いたら、来年は、佐多岬から豊田へ向かって走るそうです。
ちなみに、自転車に乗っているときに知り合った初めての方です。
写真の掲載は御本人に確認していないので今回は載せませんが、今頃、どの辺りを走っているんでしょうか・・・?



峠を越えたところで先に行っていただき、小径者なのでスピードは抑え目に下っていく事にしました。

目指す場所は、村井駅近くの伯父の家。
亡くなってから一度もお線香をあげていないので、伺う事にしました。

玄関の前に立って呼び鈴を押し、出てきた伯母の感激した様子を見て、今回の予定が正しかったことを確認。
但し、46の社会人が、連絡も手土産も持たずに親戚の家を訪れるって、「どお?」と何回胸の内で突っ込みを入れたことか・・

それにつけても、この伯母。
去年市内の伯父のところへ寄ったことを聞いたらしく、その時の3号に対する評判が「太っちゃって、最初誰だか判らなかった」というのを拡大的に解釈し、3号がお相撲さんのように太ったと思っていたらしく、「この位なら大丈夫」と何度も慰めてくれるので、疲れが どーーっと出てきてしまい、2時間ほどの休憩になりました。

で、次に向かった親戚の家は、松本市の北にある岡田という地区。

川沿いの道で松本市に入り、かつての盛り場の裏町を通り抜け、到着したものの留守。 この時点で、既に4時。扉温泉を諦め、「未だ、縁付かない・・」と、次回を胸にホテルにチェックイン。

ホテルに到着して直ぐ、途中で見つけた〝塩井の湯〟に向かい、旅の汗を流します。



ちょっと焦ったのが、番台に座っていたのが女性だったこと。
50代だと思いますが、昔は相当の美女だったらしく、勘定を払っているときに浮かんだのは、「裸になるのが恥ずかしい・・」でした。

ホテルに戻り、ATMで軍資金を調達し、夜の松本の街をパトロールです。
何処の町に行っても夜のパトロールに出張るんですから、3号の平和への情熱は並々ならぬものがあります。

WEBで目星をつけた店が見つからず、散々歩き回って鼻が向いたのが〝卯屋〟さん。



ずーっと満席状態が持続する店で、それもそのはず、美味しいんです。

初めて聞く地酒に舌鼓を打ち、〝桜肉のあぶり焼き〟を口に入れたときなんか、仰け反ってしまいました。

背骨が無事なうちに退散しなければ、明日の予定に響きます。

なんとか店を出たんですが、店から1歩踏み出したとたん、平和を守る使命感が目覚め、まだ余っている軍資金を支えに夜のパトロールの続行です。 

話が長くなるし写真が無いので端折っちゃいますが、10時数十分にはホテルに戻りました。

   曰
     | |   ∧_∧     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ノ__丶( ´Д`)._ <グイーっと松本
     ||大||/    .| ¢、 \_______
  _ ||信.||| |長野   ̄丶.)
  \ ||州||L二⊃ . ̄ ̄\
  ||\`~~´  (<二:彡) \
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
   .  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||

翌朝朝食を済ませ、ホテルを出て荷物を積み込み、NV-U35様に本日のコースのお伺いです。

何々・・・去年寄った親戚宅前を通過せよ?

御宣託にのっとって厳かに進み、親戚宅に5分ほど寄り、去年会ったにも関わらず「太って誰だか判んない」との言葉。 言われて当然なのかもしれませんが、去年から比べると2キロくらいは少ないんですが・・・

凹んだ気持ちを他所に、なんとか〝あずみ野やまびこ自転車道〟に乗り込み、やはり穂高の伯父の家に向かいました。

この伯父とも10数年会っていません。

しかも、何の手土産も持たず、事前連絡もせず・・・・「どおよ?」




この道の気持ち良いのは、田んぼの中の用水路脇を走れる事。

<!-- あずみ野やまびこ自転車道 -->


もっと高画質なYouTubeでもどうぞ。

それと、3号が大好きなコスモスが咲いている事。



特にコスモスは、あの細い茎に大きな花が、信州の風に吹かれてアルプスを背景に揺れている姿なんか、青春のあの頃を思い出すってもんです。

この自転車道、NV-U35様のお気に召さないようで、しきりに他の道へ誘導しようとします。 そんなときに考えているのが、自転車用ナビならば、〝気持ち良さ優先モード〟が有れば、3号の気持ちがNV-U35様にもお解かり願える・・というもの。

ナビの進化を願うばかり。

穂高の親戚宅でも・・・・やはり、玄関先で暫く見つめられ、やっと誰だか判ったらしく、気持ち良く家に上げて頂きました。 ただし、突然の訪問を喜んでもらえてますが、この先実際に起きる事は、3号が

┌(* ̄0 ̄)┐ 〝太って誰だか判んなかった〟ヾ(^▽^*

という話が親戚中に伝わるのは時間の問題なわけで、最初に寄った伯母のように、想像を膨らませ過ぎないで欲しいと願うばかりです。

やはり、ここでも2時間くらいの休憩。

穂高から大町までは、上り。
山麓線はアップダウンですが、国道は、僅かな登りが10数キロ続いていて、腿にジンワリと来るんです。

なので、
「自分は、何故、車ではなく、わざわざ辛い自転車に乗っているのか?」とか
「やっぱり、犬よりも猫が好きな奴は〝M〟なんだな」などと
苦しさを紛らわす為なのかどうか判りませんが、自分と向き合う時間になってしまうんですな。

要らない荷物を発送したかったので、農道にも入れず国道を行ったんですが、腿にくるばかりか退屈。



大分長くなったので、端折りましょう。


幼い頃お世話になり歳をとった親戚へのサプライズは、思はぬ副産物を産む事を目の当たりにして、どっと疲れが増し、葛温泉に寄れる時間も少ない事から、林道前の立ち寄り湯〝駒止めの湯〟に行きました。

〝駒止めの湯〟では相当暇だったらしく、受付の伯父さんが1人でカラオケやっています。 その歌声を聴きながらの入浴も結構乙なもので、出たら一緒に歌おうかと思って出てみると、オケだけになっていました。

で、三棟の小屋まで林道を押して歩いて汗びっしょりで、お風呂台無し・・・

音楽の宴まで焚き火を楽しみ、だんだんと暮れる山の中、存在感を増す焚き火、ランプの元、進む夕餉の仕度。 自分も食べる夕餉なのに、3号は、焚き火奉行。
音楽の宴に必要な大き目の焚き火を起こし、此処でも焚き火奉行。



今回は、ぷくぷくさんの他、JAZZのMiwakoさん、清水国明さんの奥さんで清水敬子さん、松本のアカペラ集団がゲスト。 特にアカペラ集団は、人の声のパワフルさを実感できる素晴らしいものでした。

このイベントに必ず参加するのは、〝人って素晴らしい〟が御土産に出来るからのようで、今回もいつもの様に受け取りたいものを受け取って眺めていました。

そうそう・・・

今回は、少しだけ何時もと違うことが起きました。

普段なら声も掛けない違う世界の住人のような若い子と、妙に気が合いました。
宴の最中、手元に酒が無いので、振り向いたら彼女がいたので頼んだんですよ、何か飲み物持ってきてとジェスチャーで。そして手渡された時、もう片方の手の親指と人差し指で輪を作り「チップは?」

3号との年齢の壁を失礼な言葉を使うわけでもなく、いとも簡単に乗り越えてきたことが嬉しいこと。

一本釣りで吊り上げられた魚の気持ち、ってやつかも。

チップは帰り際に払いましたよ、もちろん。

お金じゃなくて、保存食で。

お風呂代もあげた方がよかったかなぁ・・10日も・・だもんなぁ~~


まぁ、来月行くときは、1号を宜しく。



 ↑このヘルメット彼女のなんですが、もう、乾いたかな・・・


大分長くなったので、もう止めますが、

ほんと、飛び切りの自転車旅行になったことは、言うまでもないでしょう。











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4 コメント

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いいな~いいな~ (angiras6)
2010-09-21 21:36:38
よい旅になったようですね。

親戚をアポなしで訪ねるのは自転車旅の途中と言う事でOKでしょう。
元気な(変わり果てた?)姿が何よりの手土産だったはずです。

コスモスもいいですね~。
私もコスモス見に行こうかなあ~。

続編では旅するBSMの全景のUPを期待します。
分割式やっぱりいいなあ。
BSMで旅がしたい・・・。
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本当だ、全景の写真が無い (3号)
2010-09-21 22:32:24
確かに『元気な(変わり果てた?)姿』ですよねぇ・・・

かなり衝撃的だったみたいですよ。
行く先々で、みんなキョトーンとしてましたから。


それと・・・続編?

これで完結のつもりでしたが、だめ?

・・・判りました。

色々判った事をアップします。
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楽しめたようで (Nogu)
2010-09-22 11:11:14
3連休男自転車一人旅って感じでしょうか。
大作読み応え有りました。
最近はレースに向けたトレーニング走行ばかりで本来の楽しいツーリングとは少しかけ離れているので新たな気分になりました。
心拍が、ケイデンスがと言ってるよりこうした楽しみというか原点に帰るのも良いなと。
レース終わったら旅に出てみたいと思いました。
NV-U35のルート案内もイマイチなんですか?

無事帰還されたようで何よりです。
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年に1回のことなので (3号)
2010-09-22 12:50:08
NV-U35のルートガイドは、優秀です。
ただ、機械全体にいえる事ですが、数学は得意でも文学は理解出来ないって感じで、こちらが現場で味わっている気持ち良さを、ルートガイドから外れ続けることで予測したり、平地優先、高低差優先などカメラのような機能を持てば、ナビを通り越して完璧な旅の相棒になると思います。
あと電池の持続時間も問題です。
これは、内臓式にしないで、2個使いでも良いからデジカメの電池と共用できれば、旅のフットワークが軽くなります。

私の場合、NoguさんやNoguさんのお仲間、angiras6さんの記事を読んで、ロードに興味を持ち始めたところです。

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