賢く・明るく・強く・別室

ボストン郊外の町から始まる二度目の海外生活

なつかしの迷作発見!!

2010-10-30 17:14:25 | アメリカの日常
カテゴリは「アメリカの日常」にしてみましたが、あまり関係ないかもしれません。
一応書いておくと、ハロウィーンまであと一日!テレビの子供番組がなんとなく怖いwそしてどこへ行ってもスリラーが流れるwハロウィーン=お化け=スリラーということになっているのでしょうか?山下達郎の「クリスマスイブ」みたいなものでしょうか?

今日は日本語学校の日でした。文化祭でしたが、車の点検のため残念ながら参加せず。まあそれはいいのですが、いつものように図書館を覗いて本を借りました。
小学校中学年のところを覗いたら「ルパン」シリーズ(ポプラ社ハードカバー!!)があったりして「おお!」と思ったのですが、振り返った棚にはもっとびっくりするものが…

そう、あの山中ホームズ(ポプラ社ハードカバー)でした!
山中ホームズ、といってもおわかりにならない方が多いと思います。
シャーロック・ホームズシリーズを、山中峯太郎が少年少女のために翻訳したものですが、すでに「翻訳」ではなく「翻案」だろってくらいの迷台詞の連続なのです。
たとえば私が見つけた一冊は知らないタイトルで、目次を見てもまだどの作品なのかわからないため、前書きを読んだら「というわけで少年少女のために『緋色の研究』を書きました」って最初から「緋色の研究」にしてくれよ!ってくらい。
シャーロッキアンの間では「あれはあれでいい」ということになっている…はずですw

奥付(っていうんでしたっけ)を見たら、昭和47年です。私がその数年後、手に取った可能性は大いにある、という、つまりリアルタイムで、ルパンや少年探偵団シリーズと並んで小学校の図書館に「あった」ものなのです。

私は「緋色の研究」はあまり好きではないので、もう一冊あった「悪魔の足」(これはタイトルまんまでわかりやすかった!)を借りました。

ちなみに絵は二十面相とか描いた人と同じなのかな~タッチが同じなんですけど、ワトスンさんが比較的かっこよくていいなと思います。
読むのが楽しみです!

…ところで、このポプラ社シリーズ、以前「本館」で書いたような気がしますが、現在「少年探偵団シリーズ」は文庫でオリジナル状態のまま復刊中です。ところがあとがきを書いた「あさのあつこ」か誰かが、当時読まなかったようなことを書いていてすごく驚きました。通過儀礼のような作品だと思っていたからです。

ポプラ社のハードカバーのシリーズはたぶん、ルパンとホームズは廃刊になったままです。今の子供たちにはもう古いんでしょうか?