こちらも昨日17日(金)の神奈川新聞トップ面から
『カナロコ・クロマグロ漁獲量削減は「死活問題」/三浦市三崎』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
10月24日(火)の
『三浦市三崎の三崎魚市場で、「三崎港町まつり」。
横浜市中央卸売市場本場では「横浜市場まつり」。』
三浦市三崎の三崎魚市場で行われた『三崎港町まつり』と
横浜市中央卸売市場本場で行われた『横浜市場まつり』の
記事を取り上げた際にも書きましたが、
本マグロやクロマグロの漁獲が
異常気象の影響で大幅に減少したり、
ミナミマグロが乱獲の影響で漁獲枠半減させられたりで、
市場でも高騰してきている状況になってきている中で、
東大西洋と地中海での漁獲量が削減される可能性が高まっている
というのは、全国でも有数のマグロの生産地である
三浦市三崎の漁業関係者にしてみれば、本当に『死活問題』ですね。
この記事の中でもかかれて射ますが、ようやく下落傾向が
出てきてはいるものの、原油価格の急騰による燃料油の高騰で
操業コストが上昇しているというのも漁業関係者に
とってはとても苦しい状況が続いているということですね。
景気があがった、いざなぎ景気を超える景気状態になっている
などといわれていますが、よく足下を見てみると
とても景気が上がっているとはいい難い状況にある
というのも忘れてはならないと思います。
マグロが食卓から消えてしまうおそれがあるという問題は=
マグロ漁業にとっても大打撃になるということを
しっかりと理解をしなくてはいけないし、そうならないように
国がもっと現状を把握して早急な対策が必要だと思います。
クロアチアでの国際会議において各国のマグロの
漁獲枠が決まって、マグロ大量消費国である日本も
段階的に漁獲を制限することになったようですね。
そもそもこの会議の論点はマグロを【資源】として
位置づけた上で、今後どうやってマグロを守って
いこうかということにあるように思います。
元来、マグロは日本ぐらいしか食用としていなく、
諸外国には各々の主食とするものがありました。
ですが、BSEや鶏インフルエンザといった肉類への
不安が募る事態が起こった上、空前の日本食ブームが
マグロを国際的な食材とさせていったのでしょう。
中国人が高級マグロの刺身を抵抗感なく食べていた
映像は私もさすがにビックリさせられました。
こうなると「マグロは日本だけのもの」って訳には
いきそうにありません。遥か昔から魚類を貴重な
たんぱく源にしてた日本人としては痛いことですし、
漁業関係者もさぞかし痛い事態になると思いますが、
冷たい言い方になってしまいそうですが、現実問題
なので受け止めていくしかないような気がします。
マグロが世界的にここ数年の
日本食ブーム、健康ブームもあり、
マグロが主要食としていろんな地域で
食されるようになってきているのは確かですね。
しかしこの問題の根底には、貿易の
様々な問題や環境問題も大きく絡んでいる
といわれています。
その問題を半ば押さえ込むようなカタチで、
いろいろ決定してしまい、
日本の漁業関係者が大きな損害を受けるというのは
やはりチョッとおかしいと思います。
そうなる前にもっと国がいろいろ
取り組むべきだったと思います。