こちらも昨日2月3日(日)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・輸入大豆の価格高騰でお豆腐屋さんピンチ』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
輸入大豆の価格高騰で、神奈川県内の町の
『お豆腐屋さん』の経営が危機に立たされているそうです。
これまで神奈川県内では1丁180円前後で売られてきたものが、
大豆の高騰が続いていることから、春ごろには1丁200円以上に
なる可能性が高いとのことです。原料高による経営環境悪化や
後継者不足などが重なって廃業を決めた豆腐店も多く、
横浜市中区の神奈川県豆腐油揚商工組合に加盟する
10数人がすでに店じまいすることを決めているということです。
大豆の原料価格の高騰がまた大豆製品の主要製造業である
町の『お豆腐屋さん』が直撃してしまいましたね。1月16日(水)に
『神奈川県内のみそメーカーが、大豆価格の高騰で苦汁の値上げへ!!』
として取り上げた、米国での大豆作付面積減少や、中国の食糧輸入増加
による大豆の価格高騰が、みそメーカーに価格改定という
“苦渋の決断”を迫られて、大手メーカーの出荷価格値上げに続き、
横浜市内のみそ・たれメーカー日本味噌も3月までに、全商品の販売価格を
約10%引き上げることを決めたことに引き続きといった感じですね。
環境・エコの新しいエネルギーとして注目を集めている
バイオ燃料として大豆の需要が、主要生産国のアメリカで
高くなり、とうもろこしに転作し、遺伝子組み換え大豆への
生産転換も進んで、非組み換え大豆が品薄状態になっている
ことから価格が高騰したことが大きく影響を及ぼしているようです。
環境・エコの新しいエネルギーとして注目を集めている
バイオ燃料への転換がこれだけ弊害をもたらすとは
思いもよりませんでしたね。原材料価格の高騰による値上げは、
本当にいろんな食品、食材品に進んでいますしね。
日本の伝統食で、手軽な価格で食べられる健康食でもある
豆腐やみそなどの大豆製品がそうでなくなってしまうというのは、
消費者としてもまた耳の痛い話ですが、生産者となると経営そのものに
大きな影響を及ぼすことなので、もっと深刻ですよね・・・。
政府が大豆の購入費援助などを考えないとこの状況はますます
深刻な状況になるので、国も危機感を感じて取り組むべきですね。
課題だらけの日本ですが、足元を見て取り組むことは忘れてはいけませんから・・・。
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