clef

半径1mの世界

アフリカングルーブ♪

2004-12-17 | Weblog
注文していたCD「Samy Olombelo/Regis Gizavo」(LBLC2569)が先日届きました。
佐藤ファンにはお馴染みのマダガスカルのアコーディオニストです。
前作同様、独特な波打つアフリカングルーブ、そして歌もとても素敵。
「言霊」を感じます。とてもパワーを感じます。

前作はAccとPer、もしくはAccソロでしたが、今回はGも入っているし、他の方が一緒に
歌っていたりと構成は「グループ」です。
色々とアレンジやCDの構成も考えられていたりして、これからの可能性が詰まった
1枚だと思いました。

前作と聞き比べしてみたのですが、うーん、甲乙つけがたい。
トラディショナルで素朴な前作もいい。
Accの音や声にとても惹かれているせいか、グループでなくても十分素晴らしく思えるのです。
でも音楽としての幅は、グループで広がっているとも思う。
マダガスカルらしさを根底に、これからどんな独特な世界を創っていかれるのでしょうか?
楽しみにまた次回作を待ちたいと思います。

ああ・・・それにしても・・・何かの折に来日されないでしょうか!
CDではなくて、Regis Gizavoさんから濾過されてでてきた生の音に
直に触れてみたいのです、とても☆

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本日は「Pf:黒田京子+Vln:喜多直毅+Acc:佐藤芳明 @大塚グレコ」

命名!「気高いトリオ」が私の印象。クラッシクとJAZZの中間のような・・・
黒田さんのピアノは初めて聴かせていただきましたがなんともいえない魅力がありました。
美しく凛とした迫力。優美。1曲目の「オンディーヌ」から実感。
とてもバランスがいいトリオだと思います。それぞれの方の魅力が綺麗に調和していて
なんとも美しいです。
喜多さんが今日来た方は次回も必ず出席するようにとおしゃってましたが、来るなといわれても
絶対行きます! ←あ、予定は早めにUPしてくださいネ。HMVのインスト逃しちゃいました。

久しぶりの喜多さんの音!嬉しい・・・。
いつもの超絶演奏ももちろんですが、今日はなんだかとても甘く切ない音も沢山ありました。
黒田さんとのDuoで「リラのワルツ」素敵でした。
黒田さんのとぎれとぎれに引く音、喜多さんの声のような音。
ゼンマイがきれかけたオルゴール、古いレコードのようでとても惹かれました。
色で言うならシャンパンゴールド・・・美しい!

喜多さんオリジナル「板橋区」もドラマチック。
最初、黒田さんが「わたし、東京のこんな端にきちゃった」なんてお茶目なセリフも
飛びだしましたが、なにしろとてもトリオとは思えない迫力があった。
「NHKの大河ドラマのテーマ曲」狙えるんじゃない?!なんて思うくらい。(笑)
佐藤さんの演奏もなんだか下町の迷路に入り込んだかんじで、こんな板橋区もいいですね。

以前ガレシャンのゲストで喜多さんがご出演されたときにお話させていただいたら、
「佐藤さんとのDuoはないと思いますよぉ」なんておっしゃってましたが、夢実現です!
豊住芳三郎さんの「ナナズドリーム」(ゴメンナサイ、自信なし)を演奏されました。
間違いなしの相性、たまにはまたDUOしてくださいね。お互いのオリジナルをお二人が
演奏されていても、バッチリ魅せてくださるからいつも楽しみなんです。

黒田さんと佐藤さんのDUOもありました。佐藤さんのオリジナル「ありんこ」。
あれ?題名どちらが本当なんでしょうか?喜多さんと佐藤さんの会話の様子だと、
フランス語で「ありんこたち」って楽譜に書いてあるのかしら?
演奏は最初から見ごたえあり!
蛇腹をパタパタさせて「ありんこたち」がガサガサ動いているのを表現されている。
蛇腹の扱い方でこんな風にもなるんですね。あー、沢山いる気がする!
黒田さんも声やピアノで表現されていて、更にいっぱいいる♪
今日の「ありんこ」絶品。なんだかゾロゾロと行進しているみたい。
それに左手のシングルノート(←12月の佐藤さんのご挨拶で覚えたて(笑))も
いい感じ。
佐藤さんのフェードアウトしていく音が、まるでありんこたちの行進が
遠くに見えなくなるようで楽しい。
子供の頃にじぃーっと見て追いかけたのを思い出します。瓶に入れて飼ったこともあったっけ。


Carla Bley (日本語の解説はこちら)の「ユートヴィクリングサング」も素敵。
黒田さんのダイナミックで美しい演奏に、佐藤さんがつけた装飾音がキラキラしていて綺麗。
喜多さんと佐藤さんのテーマの追いかけっこもいい感じ。
演奏前に喜多さんが「下を弾いてもいいのか・・・。」なんて考えてらしたら、佐藤さんが
「好きなようにやんなよ。ついていくから!」って・・・。なんだか今日は仲いいじゃないですか。
でもそんな様子も一瞬でしたけれどね☆後々の佐藤さんの御召し物への一言が台無しにしました。
最後のメンバー紹介で佐藤さんが、一撃を食わされたシャツの襟を掴み「眼力200%」で無言のご挨拶。
DUO、やっぱり今日で最後かも(涙笑)

アンコールは「Outro Sentimento」Per:仙道さおりさんの曲でした。
甘く軽やか☆あー、また仙道さんに興味が湧いた。。。
例の一仕事が終わったらご褒美でいっちゃいそうだなー、LIVE!(←ご褒美ばっかりのクセに)

*今日のLIVE、トークや面白いことも色々ありました。
 喜多さんの「Here We Go!」って・・・思わず「うわっ」って笑っちゃった。
 そのうえ、「「あり(蟻)」だけにあり?」って(^^;
 佐藤さんがすかさず「今年1番の寒さ」と斬ってらした。切れ味抜群!
 そのうち「ブラウン」とか「ヘンケル」とかからCMのオファーきちゃうかも☆

 1番うけたのは、1曲終えるごとにお客さんがいらっしゃること。
 2曲目からはお客さんたちがみんな扉を開けるごとに笑っていたので、いらした方々は
 何で笑われているのか薄気味悪い状態だったでしょうね。(笑)


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