単なる思いつき

適当に手抜きな感じでやってます

小説

2011年11月04日 14時22分22秒 | Weblog
コレ、読み終えました。
読み始めた時点では、これといって前情報が頭に入ってなくてかなりニュートラルな状態から入りました。
簡単に云うと最後の最後まで上手に騙されてました。
ネタバレになるので詳しくは、例えませんがある漫画家先生のあるキャラクターの使い方に似ている気がしました。
小心で卑屈で社会的な意味で痛手を負いたくないという保守的な主人公の姿は、西尾先生の描く個性的な登場人物が好きで読んでおられる方には、好意的に受け入れてもらえないかもしれませんがその分、今までに無くリアル度が高いように感じました。
現実では、少しずつしか物事も進展しないだろうという事で劇的な展開を期待して読むと挫折するかもしれません。
この本に関しては、外出時にカバンに入れて持ち歩いて空いた時間に1つの章を読むくらいの感覚で読み進めるのがちょうど良い気がします。
100%楽しもうと思えばなおさら過度の期待は、厳禁です。
勘繰らず疑わず、そのまま読んだ方が良いと思います。
個人的な感想ですが中盤を越えた辺りからだいぶ読むのが楽になり、最後まで読み終えてみると面白かったと思わせる作品だと思いました。
小説にもいろんな攻め方、守り方、逃げ方があって良いのかもしれません。
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