ダッフィー船長航海記 / Captain Duffy

2010.5.2 はじめました。
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2024.6発生の渋谷交差点の事故

2024-06-23 16:32:45 | 社会

2024.6 渋谷交差点で、京王バスと歩行者の接触事故がありました。

歩行者は、歩きスマホをしていたようで、非難が集中し、京王バスは被害者で無罪だという声が多数上がっていますが。。。

 

まず、バス側の信号が黄色の段階で、本来は、停止線手前で止まる義務がありますが、信号が変わった直後など急停車となって危険な場合は、そのまま侵入することは認められています。

ただ、その経緯が判断可能な動画はまだありません。

が、すでにこの段階で、バス側の信号は赤になっています。

 

バス側の信号が赤になるということは、その後、歩行者側の信号が青になり、歩行者が渡り始めるということは、バスを運転する二種免持ちが知らないわけがありませんが。。。

 

果たして、バスが交差点中央付近、事故現場の交差点手前約15m(バス全長からの推定)で青になっています。

そして大衆の横断が始まりますが、バスは進行を継続。

バスが左に舵を切って回転モーメントがついていることもあって、歩行者を跳ね飛ばす結果に。

 

さて、この交差点ですが

今回、直進のバス、ですが、交差点構造としては、直進の十字路ですが、道幅の状況から、バスは右に進行し、左に舵を切って合流する形になります。

交差点の構造としては直進と言いつつも、左折同様の巻き込みが懸念される道泉でもあります。

 

果たして、歩行者とバスがぶつかりますが。。。

 

 

世間では
歩きスマホの馬鹿女がバスに体当たりしたアタリヤ
とまで言われていますが。。。

確かに、前を見ていれば、気が付いたかも知れません。

ただ、横断歩道が青になった段階では、目の前の横断歩道はクリアであって、だからこそみんな歩き始めています。
そして、その前をバスが通過するということは想定しません。

そもそも、横断歩道において「ノールックの歩行者」「車に注意するのが当たり前」という声があるものの、自身のみの安全としては、細心の注意を払うべきと言いつつ、法規則もないことにおいて、非難、あまっさえあたりやだの犯人扱いされる要素はありません。
そして、ノールックというなら、京王バスの運転手こそ、ながらスマホ等ノールックだったからこそ、歩行者信号が青となり、横断者が歩き始めても、進んだ可能性すらあります。
その状況を見ていながら進み続けるのは、人を轢くこともいとわない、未必の殺人要素すら問われるべき案件です。

そもそも、これが免許取り立ての初めての人ならいざ知らず
路線バスで毎日何度も通っているであろうバスの運転手が、この交差点の状況を認識していないなら、サルと同じで、黄色侵入では安全に抜けきれないとわかっているなら、そもそも不用意に交差点侵入しない運転が求められます。
実際、この手前にバス停があるわけで、路線とバス停にもよりますが、発進直後の低速段階できちんと認識していれば、そもそも黄色侵入には至りません。


黄色侵入も合法で、交差点内で停車することは違反だから、抜けきることはできる
と言っても
その際、人を轢き殺してでも進んでよいわけではありません。

例えば高速道路、最低速度が定められていて、駐停車なんかもってのほかですが?
じゃあ前方が渋滞していても、最低速度を守り続けるの?
というと、そんなバカなことはありません


道路交通法第38条第1項
車両等は、その進路の前方の横断歩道または自転車横断帯を横断し、または横断しようとする歩行者等があるときは、その横断歩道等の前で一時停止し、かつ、その歩行者等の通行を妨げないようにしなければならない。

 

そもそも、車の青信号も「進んでもよい」のであって、青だから通過についての権利保障があるわけではない。
秒時設定が短かったとしても、その間に安全に通過できない場合は、進入してはいけないというのは、前方が渋滞しているときと同じ要件。
=黄色信号でも進行可能、を言う以前の問題として、青でも通過完了が不能なタイミングなら、進入してはならない。
まあ、その交差点が初めての場合に、青進入で抜けられないから直ちに違反をとるかはともかく、バスのようにしょっちゅう通過しているなら、それを理解して安易な進行を避けるべき、というのが道交法。

 

 

スクランブル交差点(スクランブル方式)で誤解があるようだが
すべての方向の自動車等を同時に停止させている間にすべての方向の歩行者等を同時に横断させる方式であって、斜め方向の横断を認めている交差点。
全体が横断可能だからすべてが横断歩道なので横断歩道手前なら交差点手前 というのは拡大解釈で誤解。
信号の規制は、交差点に対してで、その停止線は交差点手前。
で、それにかかわらず、各方向の横断歩道は、個別の横断歩道。
交差点進入の可否によって、横断歩道の通過は、連動しない。

本来全面が横断歩道 という見解もあるが、実際表示がこうなのだから、引かれている横断歩道に対して止まることで違反に問われることはない。

道路交通法(定義)第二条
四 横断歩道 道路標識又は道路標示(以下「道路標識等」という。)により歩行者の横断の用に供するための場所であることが示されている道路の部分をいう。

 

 

歩行者に注意を求める声が少なくありませんが、それの何倍もの義務が、免許持ちに課せられているんですけどね。
だいたい、被害者側に注意を求めてしまうと、大概の被害者って、回避可能な要素はあるわけで。
暴走者に突っ込まれた、ブレーキのふみ間違い、、、痛ましいし事故は多いですが
車両って、正面幅2m前後なわけで、3mずれれば少なくとも直撃はありません
どんな車両も、音速を超え、或いはワープアウトしてくるわけではないから、全周を警戒していれば、数秒前に察知すれば回避できることになります
で、それをしないほうが悪いということなら
大概の加害者は、大概の犯罪の罪から逃れられます。
殺人さえも、逃げられたのを自分で殺された みたいな言い方が、正当化されてゆくわけで、馬鹿もそこまで思いつくのかレベルです。

 

しいて言えば、バスの運転手としては
1.定時運行
2.カスタマーハラスメント
3.急停車による乗客負傷の強迫観念
等のプレッシャーで、止まることより、進むことを優先しがちという要素はあるのだろう
が、それがこういう事故の遠因になるなら、それはバス会社の運行方針の問題であり、
1.遅延について乗務員に一切の責任を問わず
2.カスタマーハラスメントに関しては会社が全面的に対処する
ことを明示化すれば収まる。
急停車はもそもそも危険察知、予測が甘いから、間に合わずということも多く、余裕のある運転を心がけ躾る一択だろう。

 

さて、この交差点の構造上、青進入でも、こういう事態になりうるようだ。
それを避ける画期的な方法がある。
ここを安全に通るには、バス停を出る段階で、交差点信号赤で手前の停止線で待つようにすればよい。
すなわち、バス停から発進するのは、交差点信号が赤の時にする。
それによって、交差点手前の停止線で待つことになり、青信号時間全部が使えるから、黄色で止まれないだの、抜けきれない、なんで間抜けなことを考えなくて済む。
早発禁止だから、定刻より遅発になることもあるかもだが、たかが1-2分。
それで、この交差点でのこの手の事故リスクがなくなるんだから、画期的!


それでも何台も待てば、後続車は青の時間が短くなる?
バス数台が並んだとして、それで間に合わなくなることはないだろう。
少なくとも、黄色侵入の判断を必要とするほど遅れはしないし、時間がかかっていれば、そもそも徐行して、次の信号を待てばよい。



ダッフィー巡査部長 敬礼っ!

 

 


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