ダッフィー船長航海記 / Captain Duffy

2010.5.2 はじめました。
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦「モスクワ」が火災炎上沈没したようです。

2022-04-16 16:05:51 | お船
ウクライナ側はミサイル攻撃により撃沈
ロシア側は事故等による火災炎上沈没
と発表していますが。。。

これをして、
ちんけなロシア海軍
などの雑言がありますが。。。

特に日本においては、日露戦争/日本海海戦でロシアバルチック艦隊を撃破大勝したこともあり、ロシア海軍は張子の虎のように言ってますが。。
まず、ロシアバルチック艦隊は約半年かけて地球を半周し、一回も寄港上陸を果たさぬまま、対馬沖で海戦に及んでいます。
この間、連合艦隊では、休養整備訓練によって、最大の戦力を発揮できる体制を整えています。
結果を見れば、勝てて当たり前とも。
しかしながら、ロシア側も相当の命中弾を与えており、なにより、連合艦隊旗艦三笠の電信室を破壊した結果、連合艦隊司令長官の指揮命令が、旗艦から直ちに伝えることができなくなり、三笠から手旗信号で後続艦に伝達し、そこから全艦隊に通信を送ったことも。

仮に、連合艦隊がインド洋に進出して海戦に及んでいたら?
そもそも艦隊が一隻も失われずに航海ができたものかと言うところから始まります。
海戦の勝敗が海軍の全てですが、その結果によって、すべてを判断するのも妄想が過ぎます。


ロシア艦では、潜水艦「クルスク」爆破沈没に見るように、事故も目立ちます。
艦内の艤装に木材も多用されていて、戦闘艦であるうえでの危機意識が薄いとも言われます。
が、逆に、大陸民族でありながら、艦艇と言う閉塞空間の中で、長期間にわたり任務につけるという民族性も有しているわけで。


「ロシア海軍の現場猫案件」のように見下す書き込みも多いですが。。
戦艦陸奥の爆沈にも内部犯行説もあり。
海上自衛隊でも、第1護衛隊群旗艦の護衛艦しらねが、規則に反して中国製の冷温庫をCICに持ち込んで大火災を起こしているわけで。


今回、ウクライナの対艦ミサイル「ネプチェーン」2発が、黒海洋上のロシア海軍黒海艦隊旗艦「モスクワ」に命中し、火災炎上。
総員退艦の上、セバストーポリに向けて曳航途上、沈没したようです。

大型艦と言えども、かつての戦艦のように強力な装甲を備えているわけではないので、攻撃に対してそれほど強力な構造でないことは世界共通です。
まして、この艦の場合、大型のミサイルを甲板上に左右合計16発も搭載していて、これが誘爆するならひとたまりもないことは想像されることです。

ただ、仮にも戦時下ですから、あらゆる警戒をしていて当然で、知らないうちに当たったという図式はありません。
すると、防空脳力問題が??
ウクライナの作戦としては、ドローンを飛ばしてレーダー欺瞞を狙い、その間隙に対艦ミサイル攻撃を行ったのか。。

ロシア海軍黒海艦隊旗艦「モスクワ」沈没は、ロシアにとって致命的とか、戦意喪失とか騒ぐ声もありますが。。

太平洋戦争中の日本海軍では、ミッドウェー海戦によって、主力空母4隻を失いながら、沈没したのは2隻と言う隠ぺいが始まり、旗色も一気に悪くなったことを思えば、脚色はあっても、喪失を発表できるほど、支障がないということを意味します。
もちろん、黒海艦隊の主力艦喪失は、不快感満載にはなるんでしょうけど、それで戦意喪失するかどうかは別の話です。
真珠湾攻撃で、太平洋艦隊の主力艦の大半を失ったアメリカは、山本五十六連合艦隊司令長官の期待した戦意喪失とは逆に、戦意高揚してしまいましたし。

旗艦というのは、艦隊司令官が座乗し、強力な通信能力を有する艦ですが。。
かつて海上自衛隊でも、DD161あきづき、DD162てるづき が就役したころには、自衛艦隊旗艦、護衛艦隊旗艦が存在しましたが、やがて自衛艦隊司令部は陸上に移り、護衛艦隊旗艦も、DDG170さわかぜを最後に、陸上に移っています。
そもそも、現代の海上作戦は、かつてのように、艦隊が揃って目に見える範囲で戦うわけではなく、高度な情報通信能力によって、司令部はどこにあってもよいわけで、旗艦そのものに、大きな意味はなくなっています。
現在の海上自衛隊でも、いわゆる旗艦と称される艦は、個別に指定されているわけではなく、必要に応じて司令官が座乗することによって、旗艦となるわけで。

今回、ロシア海軍黒海艦隊旗艦「モスクワ」とは言われていますが、では、ロシア海軍黒海艦隊司令官は乗っていたのか?
と考えると、旗艦喪失と言うほどの大きなえいきょえがあるとは思えません。

制海権は重要ですが、黒海と言う閉塞海域ですから、強力な海軍力はあった方が良いものの、なければないで、空軍力で補うこともできるわけで。

そもそも、大陸国ロシアにとっては、海軍は、おまけみたいな位置づけで。。
ソ連崩壊によって、空母を、中国やインドに売ったし。。。
海軍国なら、主力艦を売ることはありません。
なので、西側が言っているほどのインパクトはないでしょう。

船も、1982年12月30日就役と、40年前の建造なので。。。
同時期に建造された、護衛艦 はつゆき 昭和57年3月23日 を考えれば、物持ちが良いことがわかります。

そしてなにより
ロシア軍の能力って、、、ウクライナ一国をも簡単には制圧できない戦力と言う点は重大で。
それは、ソ連/ロシアの位置づけって、NATO西側が喧伝しているような、西側世界に対して攻めてきうる対象ではなく、単に、欧米からの圧力に屈しないだけのパワーではと。

そして、今まさに、世界を巻き込んでロシアを経済封鎖に追い込んでいますが
それって、昭和16年の日本の立場と同じでしょう。
追い込んで暴発させて叩くというのは、それも謀略です。
プーチン大統領の言う、核使用の可能性は、まさに、国家存亡の危機に対する宣言なわけで。

他国への侵略行為は許される時代ではありません。
が、いつ段階の国境から話をするかを考えると、ウクライナは、ロシアと同じ国家であった時代も長く。
そしてまた、残虐行為も許されませんが
その真偽や、実際どちらがどの程度実施しているのかも、闇の中です。


2002.10.12 東京港 2002国際観艦式 予行 ロシア、CG011 VARYAG

モスクワの同型艦。
チェルヴォナ・ウクライナ Червона Украина として建造、1995年12月「ヴァリャーク(≪Варяг≫)」に改名。





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