ダッフィー船長航海記 / Captain Duffy

2010.5.2 はじめました。
ボクは、おにいさんと、色々なところにお出かけしています。
コメントもよろしくね♪

GoToトラベルキャンペーン

2023-11-25 17:37:16 | 社会

GoToトラベルキャンペーン
新型コロナで落ち込んだ観光需要の喚起策です。

が、当然のごとく起きる声が「そんな金があれば他に使え」と。
必要な施策はいろいろありますが。。。
少なくとも、個人にばらまいても、たいした経済効果は望めません。
先般一律給付の10万円、有がたやと思ったのはその時だけで、使途も記憶のかなたでしょう。
特に「消費税の減税の方が効果的」と言う声が多いですが。。。
それは、目先の支払いに対して、減税分安くなるだけで、それはただの税収減です。
そして、このご時世、消費税が安くなったからと、新しい何かを余分に消費するかと言えば、たいしてありませんから、経済効果は望めません。
各自が、年間支払っている金額の10%が戻ったとして、余分にいくら使いますか? って答えが、たいして効果がみこめない証です。

GoToキャンペーンは、1/3程度を税負担し、利用者が2/3負担して、観光業者に消費が回り、もって地域経済を活性化させようというものです。
直接投入だと、総額の1/3しか潤いようがないところを、1/3程度の税負担だけで、満額の消費がえられるということです。

旅行なんかは経済的に余裕のあるものしか利用できないという声も。。。
本来の目的は、旅行費用補助による国民還元ではなく、むしろ、僅かな見せ金で庶民の旅行需要を釣っている餌なんで。。。
少しでもお金に余裕のある人が経済を回してくださいね、と言うものですから、経済的に余裕がないというなら、経済社会貢献に寄与できないんだから、黙って見ていればよい話です。

自分に直接的な恩恵のあるもの以外にはまるで理解できずに噛みつく人が多すぎます。

が、当初8月から開始のところ、業界要望なのか、7末からに前倒しすることになりました。
時あたかも、東京での感染者増。。。
社会では「新型コロナがまだ収まっていないのに大丈夫なのか」と言う方向に。
ここで、ポンコツ大臣共は「東京が増えて危険視されてるんだから東京を外せば綺麗」などというお粗末な思考で、東京を外したものだから、東京発着の需要はもとより、全国的に控える動きとなってしまい、本来の目的を達するには程遠い展開となってしまいました。

そもそも感染者数。。。
これは「PCR陽性判定数」です。
当初は、検査体制の貧弱さと、医療体制を維持する目的で、高熱でも4日待たせるなど、検査そのものを絞った中での、感染者数(=PCR陽性判定数)なので、ホントの病人ばかりです。
が、昨今では、体制が拡充できたこともあり、疑陽性はもとより、予防的に広範囲に検査を実施するため、症状も意識も無関係に、感染者数(=PCR陽性判定数)が計上されますから、同じ100人でも、程度は極端に異なります。
すなわち、当初の100人は、今なら1000人のなかの症状ありの数であって、当初は無症状者は計上対象にすらならなかったとうことです。
実際、東京都の重症者数は、緊急事態宣言当時と今はほぼ同数ですが、感染者数は一ケタ違いますから。
にもかかわらず、感染者数の人数だけで、多い少ないを騒いでますからお話になりません。
普通、風邪かなと思っても、病院何か行かないでしょ?
実数統計上は、風邪の診断となった人が感染者数なので、無症状感染者などは、気にもかけられてません。

抗体検査で5%が感染経験ありというなら、当初からの累積1万人に対して、国民600万人が陽性判定出ていたはずと言うことになり、今の100人は、当初から広く検査していたら60000人にも相当するわけで、1:1の比較は意味ありませんね。1:600でいうなら、1000人でも、それは当初の1.5人レベルです。

さて、10月からようやく東京も解禁となって、全国でのGoToトラベルキャンペーンが実施され、経済にも明るさが見えてきましたが。。。

11月になって、全国的に感染者数の増加。
なかでも、大阪、札幌で顕著となり、一部地域の一時停止措置となりましたが。。。

当初の東京外しでは、島嶼部を含む東京を発着とするもの、東京都民全員を対象外としていました。
が、今回、大阪市、札幌市を目的地とするものを除外とか。
え? 感染者数が多い地域から、よそへ行くのはよいの??
通常、感染の危険は、感染の多い地域から、感染の少ない地域への拡大が懸念されるものです。
よそから持ってくる懸念より、よそに持ち出す懸念です。
ならば、大阪市、札幌市を目的地とするものを除外とかではなく、大阪府、北海道民の隔離こそが本来の順番ですから、おかしな話です。
なぜできないかと言うと、当初の都民外しで、都民の印象が大幅に悪化したからで、有権者選挙民の顔色をうかがう施策と言うのは、徹底したものになるわけがありません。
そして、新規予約とともに、予約済も対応停止はよいとして、すでに旅行開始した人は??

大阪府に至っては、感染が叫ばれる中、大阪都構想の住民投票と言う、一番避けたいはずの、外出、人の集中を呼ぶようなことをこの時期にやった結果と言うなら、大阪府知事、大阪市長の罪は軽くはありません。

そもそも、当初の東京除外も、
東京ディズニーランドは千葉県だから対象??
大半は東京駅、羽田空港を経由するのに?
って考えると、感染リスクをたいして考慮なんかしていないことがわかります。

東京除外を言いだすんなら、東京の人口の多さが問題なんだから、GoToをやめて、GoBackにして、都内に居る地方出身者、全部地方に追い出すほうが効果的とも言います。


GoToトラベルキャンペーンは、観光振興の政策です。
危険度が高くなれば停止は必要でしょう。
が、感染の危険は、GoToトラベルキャンペーンによらない旅行でも、同じです。
政策による喚起策と、それによらず必要な需要は別、ではあっても。
感染拡大を抑制するため、と緊急に言うなら、GoToトラベルキャンペーンにかかわらず、すべての移動も制限しないと意味がありません。

観光庁に「Go To トラベル事業関連情報」のページがありますが、、、11/24に大臣が見解を示し、基準が発表されているのに、11/25 18:00時点で、「最終更新日:2020年11月16日」で、後手後手もいいところです。
12/3までにキャンセルをと言うことらしいですが、、、
正式な説明を確認できないと、ガセネタでキャンセルが不要だったという展開では困ります。。。
と、▼旅行者向けサイト https://goto.jata-net.or.jp から、「札幌市又は大阪市を目的地とする旅行に関する当面の措置について」がありますが。。。
だらだら書いてあるものの、旅行者向けと言うより、業者依存の部分が多く。。。
「キャンセル時に旅行会社等へキャンセル料を支払わなくてもよいことといたします。 」としても、ネットの画面では、キャンセル料に合意しないと、キャンセル効かないんですがw
「事業者がキャンセル料を収受していないこと(収受してしまった場合は、全額を返金していること)」って条件を、利用者につけられても。。。

そしてさらに、大阪市、札幌市の、対象外延長は、前日の決定と言う。。。
その手続きについても、決まるのが前日。。。
こういうのって、当初設定した時に、延長となる時のことを考えておくべきなんじゃないの??
確定するのは前日でも、三週間と決めた毎週状況監視し、趨勢を見極めていれば、前日に大騒ぎにはなりません。







にほんブログ村

人気ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横浜港なう | トップ | ボクの お着物ができました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事