中国艦艇が海上自衛隊護衛艦に射撃管制レーダーを照射する事案が発生しました。
海上自衛隊のお洋服を着たボク達が解説します。
防衛省によると、1月30日午前10時ごろ、東シナ海で、中国海軍の江衛/ジャンウェイII級フリゲートから、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」(長崎県佐世保基地)にレーダー照射されたようです。
これが、中国海軍の江衛/ジャンウェイII級フリゲートです。
艦橋の上の装置から、照射されたと思われます。
このご本に載っています
フリゲート艦とよく書かれていますが、フリゲートというのは、戦艦、巡洋艦、などの艦の種類の名前なので、戦艦艦などと書いているのと同じです。
この写真が、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」です。
1月19日午後5時ごろにも、東シナ海で中国海軍の上海/ジャンカイI級フリゲート1隻から、護衛艦「おおなみ」(神奈川県横須賀基地)搭載のヘリコプターSH60Kにも火器管制レーダーが照射された疑いがあるそうです。
電子兵器
http://www63.tok2.com/home2/fleet7/Museum/Muse440.html
の射撃指揮装置
これが、海上自衛隊の護衛艦に搭載されている、射撃指揮装置です。
このお写真の、お皿のようなものが、射撃管制レーダーです。
射撃指揮装置のパーツとして、火器管制レーダー/射撃管制レーダーがついています。
射撃指揮装置は、大砲等で狙って撃つぞって時に使います。
目標に向けて、射撃指揮装置のレーダーで照射し、距離等を正確に計測し、そのデータを、大砲(の射撃情報処理装置)に送って、狙いを定めます。
ミサイルも同様ですが、ミサイルの場合は、ミサイルを発射したあとも、目標を追尾すると同時に、ミサイルとの情報をやり取りして、正確に狙います。
Fire Control が元の英語ですが、日本海軍の目的訳が「射撃指揮」、対して「火器管制」、陸軍は「射撃統制」と言います。
今回、この照射がなぜわかったのか、というと、海上自衛隊の護衛艦には、電子戦装置がついていて、飛んでくる電波の情報をキャッチしています。
ただ、こちらがキャッチできた、ということは、その照射電波が「詳しく分かった」ことも意味します。
それは、実際に戦うことになったとき、相手の電波がわかっていると、その対策がしやすくなるということも意味してます。
今回あまり報道のテーマにはなっていませんが。。。
こうして、中国の軍艦と日本の護衛艦が、見える距離でにらみ合っているということが問題です。
軍艦というのは、国を代表しますから、国のメンツで動きます。
横切る漁船を避けるなんてことはしません。
軍艦どうしがよけないということは、場合によっては、撃ち合いになります。
公船と軍艦は、大きく違います。
海上保安庁と海上自衛隊みたいに。
公船は、ただ単に、政府等が運航している船ですが、
軍艦は、国際法で、きっちり保護されています。
両国政府は、そこまでの覚悟をしているのか。。。
大人の対応が求められます。
海上自衛隊のお洋服を着たボク達が解説します。
防衛省によると、1月30日午前10時ごろ、東シナ海で、中国海軍の江衛/ジャンウェイII級フリゲートから、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」(長崎県佐世保基地)にレーダー照射されたようです。
これが、中国海軍の江衛/ジャンウェイII級フリゲートです。
艦橋の上の装置から、照射されたと思われます。
このご本に載っています
フリゲート艦とよく書かれていますが、フリゲートというのは、戦艦、巡洋艦、などの艦の種類の名前なので、戦艦艦などと書いているのと同じです。
この写真が、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」です。
1月19日午後5時ごろにも、東シナ海で中国海軍の上海/ジャンカイI級フリゲート1隻から、護衛艦「おおなみ」(神奈川県横須賀基地)搭載のヘリコプターSH60Kにも火器管制レーダーが照射された疑いがあるそうです。
電子兵器
http://www63.tok2.com/home2/fleet7/Museum/Muse440.html
の射撃指揮装置
これが、海上自衛隊の護衛艦に搭載されている、射撃指揮装置です。
このお写真の、お皿のようなものが、射撃管制レーダーです。
射撃指揮装置のパーツとして、火器管制レーダー/射撃管制レーダーがついています。
射撃指揮装置は、大砲等で狙って撃つぞって時に使います。
目標に向けて、射撃指揮装置のレーダーで照射し、距離等を正確に計測し、そのデータを、大砲(の射撃情報処理装置)に送って、狙いを定めます。
ミサイルも同様ですが、ミサイルの場合は、ミサイルを発射したあとも、目標を追尾すると同時に、ミサイルとの情報をやり取りして、正確に狙います。
Fire Control が元の英語ですが、日本海軍の目的訳が「射撃指揮」、対して「火器管制」、陸軍は「射撃統制」と言います。
今回、この照射がなぜわかったのか、というと、海上自衛隊の護衛艦には、電子戦装置がついていて、飛んでくる電波の情報をキャッチしています。
ただ、こちらがキャッチできた、ということは、その照射電波が「詳しく分かった」ことも意味します。
それは、実際に戦うことになったとき、相手の電波がわかっていると、その対策がしやすくなるということも意味してます。
今回あまり報道のテーマにはなっていませんが。。。
こうして、中国の軍艦と日本の護衛艦が、見える距離でにらみ合っているということが問題です。
軍艦というのは、国を代表しますから、国のメンツで動きます。
横切る漁船を避けるなんてことはしません。
軍艦どうしがよけないということは、場合によっては、撃ち合いになります。
公船と軍艦は、大きく違います。
海上保安庁と海上自衛隊みたいに。
公船は、ただ単に、政府等が運航している船ですが、
軍艦は、国際法で、きっちり保護されています。
両国政府は、そこまでの覚悟をしているのか。。。
大人の対応が求められます。