耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

横須賀散歩

2018年09月17日 10時28分55秒 | 大人の遠足

 東京湾唯一の無人島を探検することにした。
横須賀の沖にある「猿島」である。

 猿島と言う名前は、日蓮上人が房州から鎌倉に渡る
途中で嵐に遭って、 遭難しかけたとき、白猿が船上に
現れて、この島へ導いたという伝説 から来ている、
と言う。
旧日本軍の兵舎や砲台など軍事遺跡のほかに、日蓮洞窟も
有った。

 最大標高40mほどで、30分も有れば一周できる。
横須賀の三笠丸の横から、双胴船が出ていて、10分ほどで
着くが、港の外は波が荒く結構揺れる。船の2階はオープン
デッキなので、波をかぶりそう。




 お昼は、海軍カレーに決まっていた。
 港の近くに横須賀ポートマーケットがあるので、行って
みたら、定休だった。



 船乗り場の前に「海軍カレー」の看板があるのを見て
いたので、行ってみたらお土産だけで、食事はできない
とのこと。
10分歩いたら、米軍キャンプのゲートの前に専門店が
あるよ、と教えてもらって、暑い中とぼとぼと歩いたが、
そこもお休み。





  疲れ果てて、へこたれも出た。


 横須賀の海軍カレーは、どこで食えるんだ?   
と、筋向いにインドカレー屋があった。



 やっと美味いカレーが食べられそうだ。
取り敢えずは、ビールで乾杯

 シナモンライスのカレーの味は、どこにでもある、
カレーだった!


 折角来たから、軍港巡りクルーズに行こうということになった。




 猿島の船は波をかぶっていたので、私は
1階のガラス窓越しにしたが、ここは船が
大きいのか、2階でもあまり波をかぶら
なかったようだ。



 横須賀港は、呉に並ぶ軍港で、米軍の軍艦や
自衛隊の艦船が沢山停泊している。
空母ロナルドレーガンは横須賀が母港で、いつもは
見られるとのことだったが、TVニュースによると、
現在はフィリッピン海で演習中!だとか。

 クルーズ船が動き出したら、いきなり黒い船体。
自衛隊の潜水艦だそうだ。



 輸送艦しもきたの向こうに、いかつい船体が2つ3つ。
イージス艦だ。



 イージス艦とは、イージスシステムを搭載する、
巡洋艦・駆逐艦といった軍艦の総称。
イージスシステムは、索敵能力、情報処理能力、
対空射撃能力を備える画期的な装置で、同時に多数の
空中目標を捕捉し、これらと交戦できる、極めて
優秀な防空艦だとか。

 良く見ると艦首の星条旗が半旗になっている。
9.11のNYテロ被害を悼んでいるんだそうな。



 港の入り口に、大きな四角のブイが並んでいる。
軍港の所以の消磁所。敵の探索を避けるために、
これで軍艦の磁気を取り除く。

 港の向こうに、ニッサンの追浜工場が見える。
大きな自動車運搬船は、軍艦の灰色と対照的に
青と白の鮮やかな色だ。



 次は、海洋観測艦わかさ。試験艦あすか、もいる。




 補給艦ときわ、は洋上で燃料や飲料水などを
補給する艦船。



 島を一周して、元の船着き場に戻って来たが、
先程見逃した大きな船がまだたくさんいる。



 これは、護衛艦おおなみ。


 輸送船しもきた



 そして、護衛艦いずも。
改修して日本初の空母になるかもしれない。



 憲法だ、反戦だと、いろいろ言われているが、
軍港横須賀では戦争のための軍艦が、それも
莫大なお金を投入した、豪華船が目白押しに
停泊している。

これが現実だ!


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