耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

麺が好き

2014年03月30日 21時47分36秒 | その他
 麺が無いと辛抱できないと言うことは無いが、嫌いでは無い。


 ラーメンなら、矢張りパイタンスープの長浜ラーメンだ。辛い高菜漬けと
真っ赤な紅生姜とすりゴマとおろしニンニクをたっぷり載せた、下品な味が
堪らない。透き通ったスープの上品な醤油ラーメンはしょうに合わない。
最近は博多天神と言う豚骨ラーメンを食わせる店があちこちに出来ていて、
嬉しい。
 かみさんが出かけた時など、インスタントも時々食べる。カップラーメン
なら世話無いが、少し足りない。卵を入れて鍋で3分茹でて、有ればキムチも
入れて、チューブのニンニクで香りを付ければ、特製ラーメンの出来上がりだ。
 私は外で飯にしなければならない時は、考えるのが面倒なので、親子丼か
湯麺にする。大崎の駅前につけ麺大王があるが、そこの湯麺が美味い。
注文すると手際良く調理してあっという間に熱々が出て来る。テーブルの
おろしニンニクをタップリ入れて、先ずは野菜を掻き分けて麺を引っ張り
出して味を確かめる。
珍 来の湯麺もいけるが、ニンニクが用意されて居ない。それより珍来は
ソース焼きそばと硬焼きそばだ。これを食うと、祭りの屋台の焼きそば
なんか食えた物じゃ無い。
 焼きそばと言えば富士宮の焼きそばは、麺からして違う。シッカリした
腰が有って、肉カスと削り粉と紅生姜を添えれば完璧だ。

 チャンポンは長崎だが、リンガーハットの野菜タップリチャンポンは、
安くて美味い。



 うどんは愛媛と言うが、腰の強いシッカリした歯応えならどこでも美味い。
稲庭うどんなんか最高だ。我が家では昼飯に時々うどんが出る。冷凍うどん
だが結構いける。これも冷凍食品の掻き揚げとワカメと薬味のネギ。熟し
きらない卵をかき混ぜて食う。すりゴマも良いが京都原了郭の黒七味が、
香りが良くて合う。
 若い頃始めて愛知県に出張して、町の小さな大衆食堂で味噌煮込みうどん
に挑戦したことがある。ドロドロした味噌のスープの中の白いうどんが見
えない。その強烈な印象だけ残っていて、味は忘れた。あれならカレーう
どんの方が有難い。

 素麺は、うどんの細いバージョンだと言う説があるが、私は取らない。
あの爽やかな喉越しは、明らかに別の食品であろう。冷麦はどうだろうか。
中途半端な太さでそうめんの真似をしているが、薬味は簡略で、いかにも
間に合わせと言う感じがする。



 蕎麦は信州。千曲川ほとりで食った蕎麦の口当たりが忘れられない。
家で食うのは、冷たいざるそばに手でちぎった海苔を振りかけて、薬味は
ネギとワサビだ。家では蕎麦湯も気兼ね無しに飲み放題なのが嬉しい。
冬は暖かい蕎麦も良いが、歯切れが悪いのは戴けない。10割でなきゃと
言う人もいるが、つるりとした舌触りも中々である。大磯の東海道沿で
御殿蕎麦と言うのに出会ったことがある。真っ白いそばだ。そば殻だけ
でなく胚芽まで落とした蕎麦で、味も上品だ。もう一度行きたいが中々
叶わない。先日那須で食ったおろしそばは高かったけど美味かった。
大根のピリッとした辛さが絶妙だ。伊豆の修善寺温泉で食った冷やし
タヌキ蕎麦も忘れられない。天かすとワカメの他にタップリの水菜の
シャキシャキ感は、我が家では出せない。



 きしめんは新幹線名古屋駅ホームの立ち食いしか印象に無いが、
あの幅広鰹節とネギを思い出す。



 ほうとうは冬の食べ物だ。ゴルフの帰りに、甲州街道沿の水車が
目印のほうとう屋によく行った。かぼちゃの他に色んな味のほうとう
が有るので、それを一つづつ頼んで、皆で少しずつ食うのが楽し
かった。ほうとうが出来る迄、山菜をツマミにビールで反省会である。

 ビーフンも麺の仲間だろうか。あの独特の食感は東南アジア系の
味付けに良く合う。小さい頃はよく食べたが、最近は余りありつか
ないな。

 イタ飯は余り食べないが、スパゲティなら、ペペロンチーノである。
ニンニク味だけの汁多めの素スパゲティが良い。ワインと合わせれば
気が利くんだろうが、そう言う教養は持ち合わせて居ない。



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