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耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

青色LED

2014年12月08日 10時33分32秒 | この頃思うこと
 ストックホルムでの授賞式が近づき、またぞろ青色LEDの話題が
飛び交っている。

 青色LEDの実用化により、LEDによる光の3原色が実現した、赤・
緑・青を合わせると、白色が実現できる、と騒がれている。

 しかし、青色LEDの主要な用途は、高効率の白色LED照明である。
植物工場や暗室の赤色の照明や信号機などの特殊な用途を除き、
照明用のLEDランプは、殆どが青色LEDだけで実現している。
LEDの発光素子の上に蛍光塗料を塗布して白色を出しているのだ。
この蛍光塗料を工夫すると、色んな発色が実現できる。
要するに、青色LEDの素晴らしいところは、青色が出せることより
も、その発光効率に有るのだ。

 名古屋の赤崎・天野研究チームは、表面的には豊田合成だが、
トヨタグループ全体のバックアップを受けて、窒化Gaによる発光
素子を世に出したことが大きな業績で、日亜の研究チームはその
実用化・製品化の達成が評価されたのだと思う。



 アメリカに帰化した中村修二氏と日亜化学との確執は有名だが、
それ以上に豊田合成と日亜化学の競り合いは壮絶だったようである。



 ノーベル賞と言えば、純粋に学問的な業績が評価されることが
多いが、ことLEDに関しては、相当に生臭い背景が有る。


 そういえば、ノーベル平和賞もかなり政治色が強いな。





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