神々の雑談

三重県内及び近県の神社を写真を添えて紹介します。

斎田の山の神 三重県度会郡南伊勢町斎田

2012-02-07 18:07:12 | 神社
超久しぶりに更新します、去年は震災などいやな出来事がたくさんありました、ある宗教では『世は無常』と云う言葉で被災者をねぎらっていましたが・・・実際、被災されて亡くなった方、幸いにも命を取りとめたが将来の生活の道筋がたたず途方に暮れている方にはなんの慰めの言葉になっていません、この世に財と時間を費やして信じて報われる神様、仏様がいるのでしょうか?一昨年、私の叔父叔母が交通事故で同時に亡くなりました、2人共々ひとのいい信心深い方でした、私の母が亡くなった時も故人の前で叔母が般若心経を唱え極楽浄土へとおくっていただきました、今でもその状景が思い出としてはっきり覚えています、その叔父叔母が亡くなったと聞いたとき私は神も仏もあるものか!もし神も仏もあるものなら信じる心を弄んだあなたらの存在は何なのか心の奥で何度も叫んでいました、そして地震による大惨事です・・・・・神も仏も・・・・・

私はこのブログでお気に入りの神社を紹介させていただいていますが決して唯神論者じゃありません、日本古来から脈々と伝承する、独自の建築様式、神様の存在を演出するトリッキーな設定、その雰囲気に包まれている自分が好きなだけです、ですから派手な商業神社は好みません。ちなみに寺院は嫌いです、線香の匂いと、一般人が理解できぬ訳のわからない言葉と独特の節回しのお経が・・・それだけの理由です(笑)



ネットにて検索をしていると興味あるサイトがありました、性神博物館(陰陽石研究会)で、全国各地で行われている性信仰・男根女陰崇拝の神事、行事 風習を紹介されています。私の住んでいる、三重県にもありました、そのひとつを訪ねてみました、所は三重県度会郡南伊勢町斎田地区  斎田の山の神と云う神社です、私の持論ですが本来、信仰といううものはすべての生命体の種の保存への願い、生命誕生を祝い、成長していく過程を慈しみ、老いていくもの者をいたわり、祖先の存在があるがこその個の存在、そうした生命の輪廻を願うこと、性信仰が原点だと思うのですが・・・



お釈迦様は人間の欲望(煩悩)は108つあるとされました。それをなくすことが人間がお互いに平和に暮らす要件であるともいわれました。
確かにそうであると思います。しかし欲望は人間活動の原点であり、食欲も、性欲も、所有欲もなければ人間の存在そのものが成立しなくなり、従って文明も成り立たないことになります。文明の成立、文化の発展に欲望は重要なファクターです。
我々も欲があるから仕事でも頑張れる、勉強もする、恋いもし、子供も生まれる訳です。
性欲は人間の根源的欲望というより自然な本能であり、どのような動物でもこれがなければ種の保存が出来ません。
民俗学者の研究によると、青年期の男子が自分の性器を山に向かって露出して、山の神に捧げるという狩猟、漁労社会の風習が現代にも残っているといいます。
なぜ性器を山に捧げるのか。それは山が豊饒と自然崇拝のシンボルであり、食料すべての源でもあり、神々の住む崇高な場所であると考えられるからです。
結婚した女性はかつて「山の神」といわれましたが、その「山の神」に男性が性器を捧げる儀式はまさに生殖の儀式であり、豊饒の儀式でもあったのです。
原始の時代から男性器・女性器の結合の儀式があったことは明白です。
生物の性の不思議、人間は生まれ、育ち、成人し、子を残しやがて老いて死をを迎える。 そうした生命の不思議な輪廻。豊饒と性行為と性の喜び,歓喜、そうしたエネルギーこそが性、多産、豊饒と結びつき、土俗信仰としての性器信仰につながるのだと思います。    細矢 隆男署

                                        山の神への入り口です


                                            





                                        山の神祭りに作成された木製男根形


                                        歴代の木製男根形


                                        歓喜の山の神さん(笑)












場所

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
神と仏〓 (アニョハセヨ)
2012-02-07 23:03:59
久々のUPですね(笑)

凄く難しい言葉が並んでいて悩みながら理解は出来ました

世は無常ってなんかそんな言葉でくくってしまっていいのかな?って思います(笑)

後写真は面白いですね
後他にもそぅいった場所ってあるのかなぁ?
返信する

コメントを投稿