教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

学ぶ方法を教える

2008-01-19 | マインド、メソッド、ツールなど
最近感じているのは、生徒に学ばせることとして、知識も重要であるが、それ以上に学ぶ技術を教えることの重要性を感じています。

どういうことか。現在の環境では、調べたいこと・知りたいことがあった場合、適切な本へのアクセスは図書館検索や書店の購入検索システムを使うと上手に入手することができますし、信頼できるwebサイトに到達できればオンラインで入手できます。極端に言えば、中学高校レベルの生徒でPCがうまく使えるならば、ある分野の事柄について明日には教師の知識を上回ることさえ可能でしょう。

もちろん、様々な知識から横断的・総合的に理解したり俯瞰したりということは、大人や教師にはかなわないところがあるわけですが・・・・

そこで大事になってくるのは、うまく信頼できるサイトへアクセスできる技術とか、知った事柄をより発展的に調べていく力、調べたこと・理解したことをアウトプットする力ということになります。これらの技術を教えていくことがこれからの時代、重要になってくるように思います。
また、知を共有させたり、チームワークでコミュニケーションを取っていく技術、こういうことも大事ですね。

つまり、個々の魚を捕る指導をするのではなく、釣りの技術そのもの、もっと言えば狩りの技術の根本そのものを教えるわけです。 そうすれば、生徒は自立的に自分の中で知を育むことができていくはずであります。 こうしたことはどこかで議論されていないのでしょうか?

教員免許更新制などの話が出ていますが、小手先だけの指導論ではなく、もっとファンダメンタルな、これからの生徒の学力の伸ばし方をしっかり議論した上での指導論を教授する方向に動いていって欲しいと願います。また、当サイトでは、こうしたことへのチャレンジも試みていきたいと考えています。
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