
07年4月6日(金)
朝10時過ぎ、かかりつけの動物病院のドクターが予約してくれた時間に間
に合うよう、ラブ&セントを車に乗せて、少し早めに我が家出発
11時半丁度に調布市の『ASCどうぶつ皮膚病センター』へ到着。駐車場は
ないけど、病院の玄関前に2台くらい停められるスペースがあり、そこに車を
入れる。
天気も良く、外の日差しが結構暑かったので車の中にラブを置いて行く訳
にいかず、病院の了承を得て、ラブも付き添い(
)として中に連れて行く。
早速、問診室で問診開始。かかりつけのドクターから必要なデータは送ら
れていたようだけど、改めて聞かれるままにこれまで気になっていたことなど
お話しする。
担当してくださったのはインターネットでお顔とお名前を確認していた院長
先生。
この病院は全国でも有名などうぶつの皮膚病専門の病院らしくて、院長先
生は名医らしい。最初はちょっと緊張していたけど、しっかりと聞いてくださる
ので、だんだんと緊張も解けてくる
今日は最初に必要な検査(血液、尿、X線など)とACTH刺激試験をやるこ
とになり、数時間セントを病院に預けることになった。
お昼過ぎ、ラブとママは病院を出て、立川の昭和記念公園のドッグランへ
車で走り出してやっと気が付いたんだけど、この病院は神代植物公園ドッ
グランのすぐ近くだったのね。神代植物公園ドッグランは何度か来たことが
あったんだわ。
セントが検査で頑張っている間、ママとラブは立川・昭和記念公園をお散歩
して、ドッグランで遊んで・・・
夕方5時にセントのお迎えと検査結果を聞きにどうぶつ皮膚病センターへ。
院長先生より、すごく丁寧に検査結果と病名と、これからの治療方針など
のお話しがある。
今日行った検査
検査結果からステロイドホルモンの影響が強い疾患だと分かった。
クッシング症候群と宣告される。
疾患が下垂体、副腎のどっちが原因になっているのかを判別する
ための検査。検査結果は次回。
合併症で感染症を起こしやすいので、検査。結果は(-)。
膀胱炎は大丈夫だった。
副腎の状態や内蔵の位置などの説明がある。
さらに詳しくX線読影の専門家に診てもらうとのことで、詳しい結果
は次回。
左下顎のリンパ節の腫れの細胞診。腫れている部分の液を採ろう
としたら、思いがけず大量のサラサラの液が出てきた。
注射器に採ったその液を見せてくれた。
リンパ液ではなく唾液が多く混じっているらしい。
クッシング症候群の場合、細胞が石灰化しやすく、血管など脆く
なっているとのこと。多分唾液腺も脆くなって、右下顎に唾液が溜
まっているのでは?ということだった。
石灰化している皮膚表面だけど、感染症になりやすいので検査し
たところ、結果は(-)で寄生虫などの心配はなかった。
これからの治療方針として、さらに下垂体性クッシングと副腎性クッシングを
正確に判別するために、超音波やCT検査を行うことに。
それらの検査は設備のある近くの獣医大学で行うことになるのだけど、
予約して1~2ヶ月待たなければならないのだと。
とにかく、その検査まではとりあえずの対処療法で抗生剤を服用になった。
次回診察は5日後。
今回の治療費は検査費を入れて約4万円ちょっと。
痛い臨時出費だけど、仕方ない・・・命には変えられないもんね(キッパリ
)
夕方、日が落ちて寒くなってきたので、ラブは車の中で待っててもらった。
セントはよほど不安だったのか、ママが院長先生と話している間、ママにし
がみついている。お腹を撫ぜてやるとやっと落ち着いてきて、ママのお膝の
上でお腹を見せてリラックス体勢に
夜7時過ぎ我が家へ帰宅。
ラブもセントもお腹が空いていたようで、夕飯のドライフードをガツガツ食
べる。
そんなセントを見ていて、ホッとすると同時にいろんな不安がこみ上げてくる。
クッシング症候群という病名がママの頭の中にこびりついている。
これまで、いろんな変化・症状に気が付きながら、なんでこの日までその病気
ということが分からなかったのか・・・

この小さい身体で一生懸命、病気と闘っていたんだね。
もっと早くに分かっていれば、もっと軽くて済んだかもしれないのに・・・

無邪気な目でママを見るセントに、「ごめんね」と思うと同時に、涙がこみ上げ
てしまう・・・
いかん、いかん、しっかりしなくちゃね・・・
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セントの血液学的 7/04/06 全数値検査結果