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Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

江東区のクワガタ

2021-08-15 | Weblog

「果たして東京23区に、カブトムシやクワガタがいるのだろうか?」

と、前回の記事に書いたが、何というタイミングだろうか江東区でクワガタを発見してしまったのだ。

 

 

先日、江東区の運河に夜釣りに行った帰りに、ちょっとした林の木を1本1本ライトを照らしてみた。

まさかカブトムシがいるとは思わないが、コレは子供の頃を少し思い返すことができるノスタルジックな体験であった。

ライトに照らされた木には、寝ているのか大人しくなった蝉が3匹くらい。

それとライトの明かりにびっくりしたのか、ゴキブリがチョロチョロと木を這いずり回っていた。

 

 

どうみても樹液が出そうな木はないが、カミキリムシみたいな黒い虫や、コガネムシやコオロギやハサミ虫など、結構な種類の虫がいる。

でも、だからといって、そう簡単にはカブトムシなんかいるはずはない。

なんといってもここは東京のほぼ中心地の江東区なのだ。

 

なんて思いながら、公園から出る階段を登ろうとしたその時、常夜灯に照らされた足元を見て驚いた。

な、な、な、なんと何と!

小さなクワガタが居るではないか!

 

僕は、その小さなクワガタをオモムロにつかみ上げた。

 

 

おお!小さいけどクワガタはクワガタだ。

かわいいなあ。

コクワガタかな?近くの木に離してあげた。

 

しかし何だね、こんな大都会でも居るのもだな。

公園脇の僅かな林なんだけど、こうして強かに生きているのだなあと。

近くにはオリンピック会場など開発に次ぐ開発で、昔からあった森や林がどんどん無くなってきている。

そんな中で小さな命を継いでいるのだから、大したものだなあと。

そう思うと、胸にフツフツと湧き上がるものがあり僕は何だかシミジミとカンドウしてしまったのである。

 

まあ、ゴキブリや雑草の生命力も凄いけど。

その強い生命力だけは見習いたいものである。

 

 

 



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