Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

悠久

2013-12-29 | Weblog

今年最後の本は『神様のカルテ』の続編。

パート2はパート1を超えられないというジンクスみたいなものが有るが、これは前作よりまとまっていて中々良かった。

患者を取るか家庭を取るかという超多忙な医者の話なのだが、医者がこれほど大変なのかと少々疑問を感じてしまう程だ。

長野県の松本が舞台なのだが、桜の開花や日本アルプスの描写など所々に日本的美観が感じられ、そう言った部分では癒される作品だった。

 

「生れた以上いずれは死ぬ。

それは人に限った事では無く、どれほど見事な桜でも季節が廻れば必ず散る。

何かを受け取り、次へとつないでいくのが人であるなら、それはそれで愉快だ...。」

 

と、最後のそんな様な言葉が印象的だった。

 

木曽の御嶽山に登りたいなと。

 

 


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