やり方を忘れてしまうほど、たまにしか弦交換はしない。
ガットに関してはこれといった弦を決めてないので、今回はオーガスチンの赤いやつに張り替えてみた。

『さくらのテーマ曲』を耳コピーしてみた(コードは間違ってると思うけど)。
新しいが為に、粒立ちが良くなってるような気がする。
良い曲だ。
東武大師線はなんともローカルな趣があった。
この辺りは思い入れがあったのだが、西新井大師へを訪れたのは行ったことが無かった。
初詣の時はたくさんの参拝客で賑わうだろうが、この日は閑散としていて冬の空が高く感じられる。
この付近にお気に入りのラーメン屋さんがあって、昔幾度となく通っていた時があった。
残念ながら今は閉店してしまったらしく店は無くなっていた。
駅前もかなり変わっていて新しいところと古いところが混沌としていた。
夕方は北千住駅をふわっと歩いた。
ここも非常にカオスな街で面白かったが、遅くなってしまったのであんみつを食べて撤収した。
意外と昔の記憶は思い出せないものである。
先日、浜田省吾のライブコンサートをコンサートを観に行ってきた。
大体音楽のコンサート自体実に久々で、付き合いで行った2015年のサザンオールスターズ以来だ。
本来なら去年の暮れにやるはずが、本人がインフルエンザに罹ってしまい予定が延期になってしまったのだ。
その時はまだ前日に中止の連絡があったから良いけど、ポールマッカートニーの時はその当日に中止になったのでかなりショックであった。
まあ、一番ショックなのは御本人であることは間違いないが。
そもそも、浜田省吾は友人が大好きで(どうも兄貴の影響らしいが)、それで半分冗談でコンサートがあったら行っても良いと言っていたのだ。
昔、バラードのベストで『サンドキャッスル』というアルバムを貸してもらって、それをミニディスクにコピーしたものを聴いていた。
どれも似たような曲調ばかりだけど、実に良い歌が揃っていてお気に入りであった。
だから、ハマショーと言えば主にそのバラード曲集と、その友人がカラオケで熱唱する曲しか知らないのだ。
会場の有明アリーナは1万人くらいで大きさ的には丁度良かったが、座席が3階席でステージを横から見下ろす形であった。
どうせなら真ん中で体験してみたいけど、何だかファンの熱量が高そうで置いていかれそうだ。
浜田省吾ももう70歳だからかなりの大御所なのだけど、一発目の声で若々しい声とサウンドで良い意味で貫禄感は無くまるでロック好き少年の様であった。
本人の他に、ベースの美久月千春、そしてギターが2人(いやもう一人居る?)、キーボードも2人、ドラム、女性コーラス、ホーンセクションとロックバンドにしてはとても豪華な編成。
このバンドメンバーも日本の歌謡界を支えたきたミュージシャンなので、当たり前だけど実に安定感がある。
お客さんもオープニングからノリノリで、周りを見るとみんな拳を上げていてボルテージが高まっている。
僕の友人も手拍子をしてるのだけど、エキサイティングしてるせいか途中でテンポが狂ってしまいいつの間にか裏拍になっていた。
しかし、ハマショーは70歳とはいえ実に格好がよい。
あまりメディアでは見ないから、初めて生で歌っているのを観るとやはり感慨深いものがある。
やっと知っているバラードをやってくれた時は泣きそうになった。
ロックコンサートではあるが途中で休憩時間があったのは、やはり観客の年齢層が高いからなのだろうがこれは有り難かった。
僕は、スローな曲を座ってじっくり聴くのが好きなのだけど、アップテンポな曲が多いのはやはりハマショーはロックが好きなんだろなと思った。
それでも、ギターサウンドは飛び交っているから、ギター好きとしてはソロなんかは楽しめるしハモンドオルガンも良かった。
本人も抱えているギターを色々変えてるけど、歌う時には全然弾いてないからまあそういうスタイルなんだろうと。
『君が人生の時』はここ最近知った歌だけど、良い歌だなあと思っていた。
最後の最後で歌ってくれたから良かったが、このオリジナルのギターソロは長年の相棒を務める町支寛二さんのソロだ。
ライブではなぜかバッキングに専念されていたが、改めて弾いてみると四小節と短いが素晴らしい泣きのソロである。
途中、チョークダウン気味に引いた方が良かったかなと思ったが、まあ弾いていると色々な発見があって面白い。
正直、あと何曲か知っている歌があったらもう少し楽しめたけど、それでもやはり音楽は良いものだなと思った。
何と無くジョギングはまだ続けている。
この間、朝は7キロ走って、午後は自転車で18キロ走った。
それで久々に体重を測ったら、なんと去年よりも3キロも減っていて驚いた。
特に体重が減って困るようなことはないから良いのだけど、それにしてもねえ。
ハードディスクを新しいものに変えた。
結構な大容量なものにして、コツコツと前のものからデータを移行したのだ。
最近は動画も撮るからこちらはかなり重くなってくるのである。
意味のない写真なんかも増えていく一方であるが、消去できないのである。
元旦は、少し朝早く起きてジョギングがてら初日の出を拝んだ。
思いの外、沢山の人が来ていたので驚いたが、それほど寒くはなかったのは有り難かった。
薄着できているために少し冷えてしまったが、しかしあれ程苦しめられた夏の太陽を拝むなんて人間て勝手なものだよな。
日が暮れてからは初詣に出かけたが、毎年同じだなあと思ってしまう。
そんな中、日本海側の地震には驚いた。
どうしてこんな時にと憤りを感じ心が痛むが、やはり自然の前では人間は抗う事ができないのか。
毎年同じことが出来るのは平和な事なのかもしれない。
だから何があっても前へ進まなければならないと、頭の片隅で思うのである。
今年ももう少しで終わりだなあ。
寒くなるとエスプレッソコーヒーを作るんだけど、これがなかなか上達しない。
美味しいからまだ良いけどいつになったら上達するのだろうかと毎年思う。
今年も本を何冊か読んだ。
短編、長編、それと若い時に読んだ本をもう一度読み返したりどれも面白く楽しめた。
今読んでいる恩田陸さんのピアニストの話もすごく面白いけど、年内までは読み終わりそもない。
で、今年一番良かったのは、なんと言っても近藤史恵さんの『サクリファイス』だろう。
これは自転車競技の話だけど、ロードレースのルールはいまいち分からない素人でも十分に楽しめる作品であった。
自転車の疾走感とかがリアルに描写されているので、書いている方は自転車の経験者なのかと思っていたがなんと全くの素人である。
経験も無いのによくもこれだけ書けるなあと思ったが、なんとも作家というのは凄いものだなあと感心した。
これは続編もあって、もちろんこれも良かった。
来年のパリオリンピック(早いな!)のロードレースを見るのが今から楽しみである。