子供の日の重力圏

 

我々は宇宙に帰らなければならない。

地上の生命体にはそんな目的を持った併設体が存在している。

 

 

 

ワープアウトして周辺を計測して、重力圏から逃れないことがわかった。

この場合の対処はすでに併設体への速やかな移行しかない。

 

 

大気圏で燃え尽きたかと思われたものの中に併設体は存在する。

 

そして全ての生命体へと取り込まれていき。

その生命体の中で宇宙に帰ることをめざして併設体は今日も星を見上げる。

 

 

ごく一部のものは重力圏の脱出に成功する。

そして思う、そういえば宇宙も暇だったなと。

 

余談

写真に出てくる2匹のワンちゃんの1匹はやたら吠えまくっていた。

ここ俺のテリトリーなんやけど、なんだこの人の群れはとおもっていたのかもしれない。