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京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

【京都・スポーツ】フェルデンクライスメソッドワークショップ受講生感想2010

2012-01-21 | 感想集

■第29回ワークショップ(京都)
テーマ「フェルデンクライスメソッド~股関節から動きを導く~」
テーマ「ランナーとランナーに関わるトレーナーの体験型ワーク」

月間スポーツメディスン正式HP⇒http://www.atacknet.co.jp/ARFA/no10.html

会場:京都アクアリーナ
内容:講義・実技「身体の無駄な動きや力の使い方の気づき」
内容:講義・実技「スポーツ動作の向上のために如何に効率よく楽に動くか」
内容: 10:00~12:30 講師 小林三悠 先生(フェルデンクライス・カフェ京都)

 
●受講生の感想


小林 格(生田整形外科クリニック)

京都アクアリーナに於いて、「フェルデンクライスメソッド~股関節から動きを導く~ランナーとランナーに関わるトレーナーの体験型ワーク」が開催され、私も参加させていただきました。
 午前中は、講師の小林三悠先生に、まず、「フェルデンクライスの理念となぜこのメソッドが作られたか。」という内容で講義をしていただきました。そして、次に実技として、実際にフェルデンクライスを体験しました。その結果、ちょっとしたエクササイズを行っただけにもかかわらず、私自身、立位での安定感が非常に増したのに驚かされました。
 午後からは、午前中に感じた身体の変化や発見、気付いたことをどうよりよい動きへ繋げていくか、ということで、日常の動きからランニングへつなげるワーク、動きの分析、変化を感じ、起こすワークと、今度は他者に変化を起こさせる技術をご指導いただきました。ここでは、午前中の静的な動作の変化にも増して、ランニングという動的な動作にも変化が生まれたことに大変驚かされました。
 また、全体を通して、先生が仰られていた、「一方通行的な指導ではない」、「あくまでも気付かせである」といった言葉に、「なるほど、そういったアプローチもあるな。」と気付かされ、私も、これまでの指導などが押し付けになってはいなかったかと反省させられました。そういった意味でも大変参考になる技術でした。今後は勉強させていただいたことを私なりに整理、習熟していき、臨床やトレーニング指導の現場で活用していきたいと思います。
 余談ではありますが、私は、受講日より数日間、このメソッドを行いながらウェイトトレーニングを実施しております。全体的にバランスよくウェイトの挙上が出来るような気がします。得に高負荷(私の場合200kg)でのレッグプレスで安定感が増した様に感じます。プレートに足底が吸い付き、下半身全体に均等に負荷が分散している感じとでも言いましょうか。以前より2Repsは多く挙がりました。
最後になりましたが、講師の小林先生、スタッフの皆様、そして、実技でグループやペアを組んでいただいた先生方、大変有意義な一日を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

奥田智史(角谷リハビリテーション病院 リハビリテーション科)

 第29回ワークショップ(京都)が平成22年10月11日に京都アクアリーナにて開催されました。フェルデンクライス・カフェ京都の小林三悠先生により、「フェルデンクライスメソッド~股関節から動きを導く~ランナーとランナーに関わる体験型ワーク」というテーマでご講演をいただきました。
 本年度は股関節に着目して様々な講習会が開催されていますが、今回は最近注目されているフェルデンクライスについて、多くの実技を通じて体験するという今までの勉強会にはない形で進められ、筋力を上げるのではなく脳と運動機能を結びつけることで身体全体の機能を上げるというフェルデンクライスメソッドが紹介されました。講義に加え、実技に多くの時間が割かれ、実際の運動方法を体験することができました。その中で特徴的である点が、感覚についてであります。例えばある一つの動作について、力の通り道がどうであるのか、動きの通り道はどうであるのかといった身体の感覚を感じ取れるかが重要であるということであります。これは動きを指導するのではなく、選手が身体の感覚を感じ取れるようになることを目標とし、身体の感覚を感じ取ることができなければ、その動きは一時的なものや形だけのものとなり、機能的な動きは可能とはならないということであります。そして、動きに対する自分自身の身体の感覚を磨くということや、身体の感覚の感受性を高めるといったことが、ケガをしにくい身体に繋がるということでありました。臨床にて今回、教えていただいた運動方法を選手に指導し、身体の感覚を感じ取ることが可能となれば、障害の予防やパフォーマンスの向上にどのように繋がるのか、実践したいと思います。
 最後にこのような貴重な機会を与えてくださった講師の先生および運営いただいたスタッフの皆様に感謝いたします。

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共に学べたこと、指導のチャンスを与えてくださった企画・運営のスタッフの皆様ありがとうございました。 皆様のご活躍を心からお祈り申し上げます。


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