京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

フェルデンクライス実践のコツ①

2009-05-25 | フェルデン暮らし事典

*自宅で習ったことを実践しようとしても、何をやっていいのか分からない。

*あのプラクティショナーの声がないと中々同じように感じ、学ぶことが難しいと感じる。

とのコメントを頂くことがあります。これには、訳があります。

今日は、学びのコツ①をご紹介。次回のセッションに生かしてみてください。

 

     動きは、柔らかく。

動きは、いつでも心地よく、快く。

では、一体心地よさとは、どこまでで、動きの限界とは、どこなのでしょう?

 

1)痛みがちょうど始まったところ

2)力まずに動ける範囲

3)鼻歌を口ずさみながら動ける範囲

自分が限界だと感じたり、心地よいと感じられる範囲や度合いは今までの身体経験によって人それぞれですが、“動きが濃くなる”手前までといえます。

動きの始まるその瞬間から、軽い緊張や動きに抵抗が始まる手前までです。それは、動かす箇所によっては相当小さな動きのときもありますが、そこまでで十分といえます。

自分の中に「私は、ここまでやる方法を知っている。」

「ここまで動いたほうが良いのでは?」という感覚があります。

いわゆる、何かをやっている感を感じるためと自身の能力を証明することの必要のない誰かに向かって、ここまで動けるのだと「エイヤ“!」と動きます。

そうして、そう動いてしまっているあなたに共に気づき、発見させてくれる第3者の目はテープやCDにはついていませんから、ご家庭で実践する際には、心地よさを大切に動けばと思います。

頑張って努力して何でかんで動きをこなした結果、普段の習慣の動かし方と、自分が既に知っている方法で体を使いますので、他の動かし方を学ぶ可能性が低くなります。

それでは、“限界まで動かない“心地よい動きの範囲”に注意して、レッスン後の学びの大きさと、後の発見の偉大さを体感してみてください。

今日も、レッスン楽しんで~!

*注意*自宅で使用しているCD、テープが過去のレッスンを収録したものである場合、指導者は、その場に参加している方を観察し、受講者に気づきを促しているのであるという知識のもと使用しましょう。Nothing better than live lessons!!!



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