ちょっと空がごろごろ言ってる。
雨が降れば少しは涼しくなるかなー?と思うんですが、ただ蒸し暑くなるだけという可能性も。
室温が軽く35度になったりするから本当に恐ろしい。
400mlの瓶ジュースがあっという間になくなりました。
やだ、ガラス瓶凄くぬるい。
本日も何かと話題の6子アニメの話。
好きな漫画はアニメ化して欲しいなーと思うんですが、それってアニメを見たいというのももちろんのこと、アニメ化すると某支部で作品増えるよね!という打算が。
うん、汚れた大人でごめんなさい。
そんな簡単にアニメ化しないのはわかってるけどね。
でも最近のアニメって大体1クールでい終わるから詰まんないよね。
特に原作が長いのって、どこまでやるの?どこかはしょるの?って勘繰るからさ、素直に楽しめない。
6つ子の話。
個人的に比翼連理は好きな言葉です。
六つ子のモラルとかが狂ってる話。
比翼は飛び立つ
松野家で起こった離婚騒動。
引き起こされたのは二十歳過ぎていまだ就労意欲がアメンボ並にか弱い六つ子ニートに対する扶養家族面接試験なる、少なくとも他のご家庭では見られないし思いついても実行しないだろう松造松代夫婦がまさしくあの六つ子の両親であると証明された馬鹿げた試験。
結果として六つ子は二分の一に分けられた。
扶養合格組と扶養保留組。
離婚騒動は収まり、合格だの保留だのはなぁなぁになって流されて。
当の本人達も既に忘却の彼方であったのに。
ある日突然、持ち出された。
それはごく普通の日曜日。
なんてことは無い、よく晴れた日。
どこかの路地裏で野良猫が気持ちよく日向ぼっこするお昼時。
「と、言うわけで出て行きなさい。ニート二分の一」
「父さんも母さんもいい年だし、六人全員養うのは流石にもう無理だからなー」
軽い口調で、茶をすすりつつ。
それはそれは何でも無いことの様に。
「「「「「「は?」」」」」」
そっくり同じ表情で間抜けな音を漏らした六つ子を誰が責められるだろうか。
唐突に、事前の説明なども無く。
親切丁寧なアフターフォローなど望めない。
流石に犬猫の如く首根っこ掴まれて放り出すなどと言うことはされなかったが、期限は設けられた。それはもう一方的に。
三日以内なんて急すぎる。
カラ松はサングラスの下で温度の無い目をし、チョロ松はへの字口をさらにひん曲げ、十四松は不気味なほど静かに笑った。
三人はそれでも形ばかりの抵抗と文句を終えると、さっさと準備に取り掛かる。
同じときの男六人の兄弟だ、それぞれの私物は置くスペースが無いせいで元から少ない。
ギターなどかさばるものはそのまま家に残していく。
お気に入りの服や細々とした日用品を詰め込めば。昔、修学旅行などの学校行事用にと兄弟揃いで買ったエナメルの安っぽい大きなバックはあっという間に膨らんだ。
「それじゃあ、父さん母さん。今までお世話になりました」
「「なりました」」
卓袱台の前、見上げる両親。
代表で頭を下げる次男に倣い、三男と五男も頭を下げた。
「おー、頑張れよー」
「クソ松はどうでもいいけど、チョロ松兄さんと十四松は気を付けて。クソ松はどうでもいいけど」
「十四松兄さん、何かあったら連絡してね? 約束だよ?」
余りにもあっけなく家を出る準備を終えた三人に付いていけず、何故かぽかんと口を開けたままの両親に代わって長男達が軽い調子で手を振った。
松造たちの予想ではもっと抵抗すると、泣き喚いて駄々をこねて嫌がると思った。
特に完璧ヒモニート志望の次男。
きつく叱って心を鬼にして追い出す覚悟を決めていたのに。
あっけらかんと出て行こうとする背中にもはや言葉が出てこない
見送った長男と次男のささやくような会話に。
「どこに?」
「マンションがある」
「わかった。決まったら連絡するぜ」
「ああ」
それからカラ松もチョロ松も十四松も本当に帰って来なかった。
残されたおそ松たちは何てこと無い顔で、いない三人のことなど気にもかけずに変わらぬ毎日を送っている。
パチンコに行ったり猫に構ったり女の子とデートしたり。
少なくとも、松代たちにはそう見えた。
六つ子が生まれ育った町の隣町。
聳えるのはセキュリティのしっかりしたなかなか小洒落たマンション。
真っ白な外壁がこのマンションの建築年数の若さを物語っている。
そんなマンションの一室。
広い寝室に置かれたキングサイズのベッドに寝転ぶ三人の成人男性。
それは家を追い出された六つ子の半分。
カラ松、チョロ松、十四松。
クリーム色のカーテンの隙間から差し込む朝日をフローリングの床が明るく反射する。
十四松は涎を垂らしてぐっすり、目を覚ましたチョロ松は数度の瞬きの後隣のカラ松に視線をやった。
既に目を覚ましていた次男は上体を起こしてスマホを弄っている。
「どうかしたのか、カラ松」
「兄貴からメール」
「なんて?」
「いい家が見つかったって」
「そっか」
「ああ」
「やっと皆で暮らせるね」
「そうだな。嬉しいよ。楽しみだ」
へにゃりと相好を崩す兄に、チョロ松も穏やかに笑みを返した。
そんな楽しげな気配で目を覚ました十四松が両手を広げて二人に突撃するまであと三十秒。
雨が降れば少しは涼しくなるかなー?と思うんですが、ただ蒸し暑くなるだけという可能性も。
室温が軽く35度になったりするから本当に恐ろしい。
400mlの瓶ジュースがあっという間になくなりました。
やだ、ガラス瓶凄くぬるい。
本日も何かと話題の6子アニメの話。
好きな漫画はアニメ化して欲しいなーと思うんですが、それってアニメを見たいというのももちろんのこと、アニメ化すると某支部で作品増えるよね!という打算が。
うん、汚れた大人でごめんなさい。
そんな簡単にアニメ化しないのはわかってるけどね。
でも最近のアニメって大体1クールでい終わるから詰まんないよね。
特に原作が長いのって、どこまでやるの?どこかはしょるの?って勘繰るからさ、素直に楽しめない。
6つ子の話。
個人的に比翼連理は好きな言葉です。
六つ子のモラルとかが狂ってる話。
比翼は飛び立つ
松野家で起こった離婚騒動。
引き起こされたのは二十歳過ぎていまだ就労意欲がアメンボ並にか弱い六つ子ニートに対する扶養家族面接試験なる、少なくとも他のご家庭では見られないし思いついても実行しないだろう松造松代夫婦がまさしくあの六つ子の両親であると証明された馬鹿げた試験。
結果として六つ子は二分の一に分けられた。
扶養合格組と扶養保留組。
離婚騒動は収まり、合格だの保留だのはなぁなぁになって流されて。
当の本人達も既に忘却の彼方であったのに。
ある日突然、持ち出された。
それはごく普通の日曜日。
なんてことは無い、よく晴れた日。
どこかの路地裏で野良猫が気持ちよく日向ぼっこするお昼時。
「と、言うわけで出て行きなさい。ニート二分の一」
「父さんも母さんもいい年だし、六人全員養うのは流石にもう無理だからなー」
軽い口調で、茶をすすりつつ。
それはそれは何でも無いことの様に。
「「「「「「は?」」」」」」
そっくり同じ表情で間抜けな音を漏らした六つ子を誰が責められるだろうか。
唐突に、事前の説明なども無く。
親切丁寧なアフターフォローなど望めない。
流石に犬猫の如く首根っこ掴まれて放り出すなどと言うことはされなかったが、期限は設けられた。それはもう一方的に。
三日以内なんて急すぎる。
カラ松はサングラスの下で温度の無い目をし、チョロ松はへの字口をさらにひん曲げ、十四松は不気味なほど静かに笑った。
三人はそれでも形ばかりの抵抗と文句を終えると、さっさと準備に取り掛かる。
同じときの男六人の兄弟だ、それぞれの私物は置くスペースが無いせいで元から少ない。
ギターなどかさばるものはそのまま家に残していく。
お気に入りの服や細々とした日用品を詰め込めば。昔、修学旅行などの学校行事用にと兄弟揃いで買ったエナメルの安っぽい大きなバックはあっという間に膨らんだ。
「それじゃあ、父さん母さん。今までお世話になりました」
「「なりました」」
卓袱台の前、見上げる両親。
代表で頭を下げる次男に倣い、三男と五男も頭を下げた。
「おー、頑張れよー」
「クソ松はどうでもいいけど、チョロ松兄さんと十四松は気を付けて。クソ松はどうでもいいけど」
「十四松兄さん、何かあったら連絡してね? 約束だよ?」
余りにもあっけなく家を出る準備を終えた三人に付いていけず、何故かぽかんと口を開けたままの両親に代わって長男達が軽い調子で手を振った。
松造たちの予想ではもっと抵抗すると、泣き喚いて駄々をこねて嫌がると思った。
特に完璧ヒモニート志望の次男。
きつく叱って心を鬼にして追い出す覚悟を決めていたのに。
あっけらかんと出て行こうとする背中にもはや言葉が出てこない
見送った長男と次男のささやくような会話に。
「どこに?」
「マンションがある」
「わかった。決まったら連絡するぜ」
「ああ」
それからカラ松もチョロ松も十四松も本当に帰って来なかった。
残されたおそ松たちは何てこと無い顔で、いない三人のことなど気にもかけずに変わらぬ毎日を送っている。
パチンコに行ったり猫に構ったり女の子とデートしたり。
少なくとも、松代たちにはそう見えた。
六つ子が生まれ育った町の隣町。
聳えるのはセキュリティのしっかりしたなかなか小洒落たマンション。
真っ白な外壁がこのマンションの建築年数の若さを物語っている。
そんなマンションの一室。
広い寝室に置かれたキングサイズのベッドに寝転ぶ三人の成人男性。
それは家を追い出された六つ子の半分。
カラ松、チョロ松、十四松。
クリーム色のカーテンの隙間から差し込む朝日をフローリングの床が明るく反射する。
十四松は涎を垂らしてぐっすり、目を覚ましたチョロ松は数度の瞬きの後隣のカラ松に視線をやった。
既に目を覚ましていた次男は上体を起こしてスマホを弄っている。
「どうかしたのか、カラ松」
「兄貴からメール」
「なんて?」
「いい家が見つかったって」
「そっか」
「ああ」
「やっと皆で暮らせるね」
「そうだな。嬉しいよ。楽しみだ」
へにゃりと相好を崩す兄に、チョロ松も穏やかに笑みを返した。
そんな楽しげな気配で目を覚ました十四松が両手を広げて二人に突撃するまであと三十秒。
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