KATO EF62の動力台車の分解に関する記事ですが、個人的には分解しない方が無難かと思われます。
KATO EF62の異音ですが、ギアがかみ合っていないのではないかと思い、動力台車をバラしてみました。
まず、動力台車の上方にあるジョイント部を外します。これを外すと、指でも簡単に車輪を回せるようになります。1エンド側の動力台車と比較して、2エンド側のそれの回り方がどうもぎこちないため、2エンド側だけバラし、車輪を入れ替えてみることを考えてみました。
ジョイント部を外した様子
いつものように台車枠を外そうと思いましたが、これが結構しっかり組み込まれており、なかなか外れません(今思えば、これが暗示でした)。動力台車後ろ側のツメが比較的容易に外せそうでしたので、細いドライバを使ってツメを外し、台車枠を取り外しました。各ギアの歯こぼれなどを確認した後、車輪を入れ替えて復元しようと思いましたが、ここからが大変でした。
台車後方のツメを外した様子
EF62の動力台車は3軸かつ全輪集電機構です。台車枠の中には細長い集電板が収められているのですが、これが実に繊細で細く曲がりやすいため、取り扱いには注意が必要です。特に下図赤丸部が容易に変形してしまいます。
繊細な集電板
さて、動力台車の復元ですが、ますギアボックスに車輪を収めてから集電板を取り付け、それらを台車枠内に組み込む方法を試みました。しかし、この方法では3軸台車なので、3つの車輪同時に6つの止め位置にきちんと、しかも力を入れながら台車枠の中に押し込めなければなりません。4軸の場合、片方の車輪を先に固定すれば、残りの車輪も簡単に「集電板と共に」押し込めるのですが、今回は車輪1カ所を固定しても、他の2カ所が「フリーに動いてしまう」ため-車輪と集電板がバラバラに挙動するため-台車枠に押し込むのが非常に大変でした。どうしても車輪や集電板が動き回ってしまい、この方法は無理との結論に達しました。
ギアボックスと車輪
色々と試してみましたが、最終的に、先に台車枠の中に先に集電板を組み込み、次に車輪を1カ所づつ入れ込む、3軸入れ終わってから(下図参照)、ギアボックスを上から組み込む方法で復元することにしました。しかし、これもイバラの道でした。1軸目は簡単に組み込めますが、2軸目、3軸目になるに従って、難易度が上がります(このとき、注意しないと上述の集電板を変形させてしまいます)。3軸全て車輪を入れ終わったら、上からギアボックスを組み込むのですが、この際、慎重に行わないと台車の位置や集電板がずれてしまうため、また車輪取り付け作業からやり直しです。上手くギアボックスが組み込めても、台車が傾いていたことが何度も・・・しかし、この方法でないと-特殊な治具や装置があれば別かもしれませんが-全車輪と集電板を固定させることができないように思われます。そもそもこの動力台車はどうやって作ったのか???
3軸に車輪を入れ終わった状態
小生の組み込み方法が間違っているのでしょう。わたくしの技量がダメダメなのでしょう。復元するのに何時間もかかってしまいました。自分で修理・メンテナンスするよりもEF62の動力台車を買ってきた方が安上がりのような気がします。
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