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旧50形の近代化の試みとして、まずは車体と一体形成されているテールランプを何とかしたいと思っております。
そこで、お得意の(?!)ピンバイスで穴をあけ、テールライトプリズムをはめ込むことを考えてみました。早速、TOMIX通販サイトで50形用の分売パーツを探してみたのですが、どうも無いようです。残念・・・他のパーツあるいは方法を検討してみましょう。
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遙か昔に購入したTOMIX50形(品番2511)ですが、以前から走らせると車両が妙に「ガッタン・ゴットン」と揺れていました。古い車両なので、それもまた味わい深いと思っていましたが、あまりにも目立つようになってきたので、車輪を交換することにしました。昔ながらのプラ車輪を外してみると、経年劣化のためかフランジが変形しております。あいにく金属車輪の予備が無く、以前購入したジャンク車両から金属車輪を外して使うことにしました。
TOMIXオハフ50形(品番2511) プラ車輪による台車
歪んだプラ車輪 今回用いた金属車輪
車輪を換装したところ、車体の揺れも無事収まりました。折角なので、現行のオハフ50形(品番2530)の台車が取り付けられるかどうか、試してみました。旧50形は長いネジで台車、床下および車体を一緒に固定しますが、現行50形では、短いネジで台車を床下に取り付ける構造です。そこで、旧50形に現行50形の台車を長いネジで固定してみましたが、台車枠自体がほとんど同じなので、問題なく装着できました。恐るべし、50形。
旧50形の台車と取り付けネジ 現行50形の台車と取り付けネジ
旧50形台車を金属車輪化した様子 旧50形に現行台車を取り付けた様子
ところで、現行50形を復元しようと思いましたが、台車に取り付ける集電用スプリングが左下図の赤円内の「金属のツメ」に上手く取り付け収めることができず、苦戦しました。途中から、右下図のようドライバを使って「金属のツメ」を「起こす」ようにしたら、簡単に取り付けられました。
集電スプリングの取り付け位置 ドライバを使って集電板を起こす様子
プラ車輪と金属車輪とを連結させてみましたが、特に問題はありませんでした。旧マニ50形なども金属車輪化しようかと思っています。
プラ車輪(左)と金属車輪化(右)した旧50形とを連結させた様子
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塗料(青20号)と併せて幌(PH-400)も購入しましたので、色を変えたバリエーション・タイプを作って遊んでみました。一つは、幌枠を青20号で塗装したタイプと銀色に塗装したタイプです。なお、懸案事項となっていた「耳」の取り扱いについてですが、色々と検討した結果、小生の技量では難しいと判断し、省略することにしました。
分売パーツPH-400 枠を着色した幌タイプ
24系用幌枠となっていますが、試しにダミーカプラー・PZ-400を実装しているTOMIX彗星セット(2008年入線)のスハネフ15に取り付けてみました。
オリジナルのスハネフ15 彗星の外観
青色の幌枠タイプ 銀色の幌枠タイプ
ちなみに、オハネフ25-100の幌とも換装してみました(下図参照)。
青枠タイプのオハネフ25-100
近くで幌を見ると、「ボロ」が出ますので、悪しからず。
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先日削った幌の「渡り板」を塗装してみようと思い、青20号の塗料を模型店で購入してきました。
鉄道模型用カラー「Farbe」-青20号
また、以前に取り付けたジャンパ栓ですが、やや奥まった位置になってしまったので、改めてパーツを粗々に切り出し(PZ-400は潤沢にありますので・・・)、手前にくるよう調整しながら加工・接着し直しました。
粗々に切り出したジャンパ栓パーツ
無加工のオハネフ25 200形と比較すると(下図参照)、ちょっと良い感じになったように思われます(ここまでくると、もう自分で納得するしかない・・・)。しかし、相変わらず、塗装はダメダメです。塗料と併せて幌も購入してきましたので、今回の反省を活かした幌弐号を目指すことにしましょう。
オリジナルの外観 手を加えた外観
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TOMIX オハネフ25-200へジャンパ栓を取り付けることにチャレンジしてみました。今回、TOMIXのPZ-400「ジャンパ栓付ダミーカプラー(以下、PZ-400と略)」を用いました。なぜ、PZ-400なのか?後ほど、触れてみます。
今回素材として用いたPZ-400
以前、さよなら出雲のオハネフ25-200を取り上げたときと同じパーツですが、リニューアル・ボディマウント対応化された今回の24系にはそのまま取り付けることが出来ません。そこで、PZ-400からジャンパ栓を切り出し、TNカプラー(品番0374)に移植することを考えてみました。
TNカプラー(上)とPZ-400(下)とを重ねた様子
TNカプラーとPZ-400を比較し、どの位置にジャンパ栓がくるのか、イメージを把握しました。その後、PZ-400を大胆に3分割し、余分な部分を切り落とし、「ジャンパ栓」の部分だけを取り出しました。それをTNカプラーに取り付けることになるので、TNカプラーにピンバイスで穴を開け、そこに接着剤を塗布してジャンパ栓を差し込む構造としました。
PZ-400の切断位置
まず向かって右側の加工ですが、TNカプラーにもジャンパ栓のモールドがありますので、これを利用しました。TNカプラーの裏側からこのモールドの頂点に0.6~0.8mmの穴を開けました。初めは0.6mmで穴を開けた後、差し込みやすくするため、表面付近を軽く0.8mmで口径を広くしました。また、PZ-400から切り出した右側の部分を多少加工し、開口部に差し込めるよう調整します。
ジャンパ栓取付用に穴を開ける場所
切り出したジャンパ栓 取り付けるためにさらに切り出した様子
次に中央部分ですが、カプラー部と重なるため、スペース的に完全な移植が出来ません。そこで、線のみを切り出し、やはりTNカプラーの裏側の適当な位置にピンバイスで0.6mmの穴を開けました。写真には3カ所の開口部がありますが、ご推察の通り、取り付け位置を間違えたため、穴数が多くなっています(左端は失敗した穴)。しかし、穴を開けても全てTNカプラーの裏側で、かつカプラーの機能には何ら影響を及ぼしていませんので、たとえ失敗してもTNカプラーとして利用する上で特に問題はないと考えています。
中央部から切り出したジャンパ栓 ジャンパ栓取付用に穴を開けた様子
最後に左側ですが、折角4連ジャンパ栓が表現されているので、そのまま活かそうと思いましたが、やはりスペース的に無理がありました。そこで、右2本だけ途中から切断し、左2個の部分に接着剤を塗布し、TNカプラーに直接接着する方法にしました。
切り出し加工した左側用ジャンパ栓と接着位置
これで、ジャンパ栓と取り付け位置の準備が完了しました。あとは、それぞれ接着剤を塗布して差し込めば、完成です。接着剤にはMr.セメント(株式会社GSIクレオス製)を用いました。かなりしっかりと固定することができました。下図に完成した様子を示します。ジャンパ栓の位置等がやや異なってしまいましたが、それなりの雰囲気は出ているのではないかと思われます。
PZ-400のジャンパ栓を取り付けたTNカプラーの様子
早速オハネフ25-200に取り付けてみました。併せて白色ライトユニットも取り付けます。
アーノルドカプラーの状態 ジャンパ栓とTNカプラーを取り付けた状態
ジャンパ栓とTNカプラーを取り付けたオハネフ25-200の点描
なんとなく遠目で見ればそれらしい感じ・タイプに仕上がったのではないでしょうか。ややジャンパ栓の位置が下過ぎるため、線路と接触することが懸念されます。次回の課題です。
接着強度や線路との接触など、不安材料を抱えたままでしたが、とりあえず本線に出場させてみました。何周か走行させてみましたが、今日のところは外れることもなく、無事試運転終了です。今後不具合が生じたとしても、TNカプラーを外せば車体は完全な元の状態に戻りますし、TNカプラーから接着したジャンパ栓をむしり取れば、(穴は開いていますが)TNカプラーも問題なく使えるはずです。ちなみに、試行錯誤して作ったため、全作業時間は3時間ほど要してしまいました。
しかし、なぜPZ-400をメインとして使ったのか?TNカプラー用のジャンパ栓があるではないか!・・・
反論できません。真相はいずれ「心の傷」が癒えた頃にお話しできることでしょう。今日のところは悪しからず、御免。
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