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東京口最後の寝台列車「富士はやぶさ」号は、残念ながら今年の3月に廃止になってしまいましたが、それをさよなら「富士はやぶさ」号セットとしてTOMIXが製品化しました。今回は電気機関車4両と客車12両という大所帯となり、車両ケースもA,BおよびCという構成です。
まずは外箱から紹介します。表紙絵は既にイベントなどで公表されていましたが、裏表紙絵は手にして初めて知りました。「はやぶさ」号に「富士」号が連結する様子が描かれています。
セットの表絵とその裏絵
さよならセットの車両ケースの背表紙を、きちんと列べると絵になります。今回はどんな絵柄になるのか楽しみの一つでしたが、下図のように今回は表紙絵のEF66が出来上がりました。
外箱の背表紙(左および中)と車両ケースを列べたときの絵柄(右)
セット構成ですが、車両ケースAとして電気機関車4両が、車両ケースBには「はやぶさ」号の車両、そして車両ケースCには「富士」号の車両が分納されています。
車両ケースAの表紙とセットの内容
車両ケースAにはEF66の写真帯がありますが、この下には電気機関車などの取り付けパーツが収められています。
EF66の写真帯を外した様子
車両ケースBおよびCですが、それぞれ車両たちが収められています。今回の車両セットにおいて「はやぶさ」号も「富士」号を見分けるためか、車両ケースBの表紙は「はやぶさ」のヘッドマークを付けたED76の写真が掲示されています。ここを見れば取り違えることはないでしょう。
「はやぶさ」号を収めた車両ケースBの表紙と内部
さらに、車両ケースBには客車用の密自連型TNカプラーが2個付属していました。
密自連型TNカプラーが付属
一方、「富士」号ですが、こちらはシンプルに客車のみ収納されています。客車用の車両ケースには、あと1両収められる余地があります。
「富士」号を収めた車両ケースCの表紙と内部
このほかに「富士はやぶさの軌跡」と称したブックレットが封入されており、さよなら運転の日の様子などがレポートされています。
かなりのボリュームです。これ一つで相当楽しめる内容かと思われます。
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TOMIXスハ32形とスハフ32形のインプレッションです。窓がたくさん並んだ外観と車端のすぼみが印象的です。TOMIXオハ61系と簡単な比較をしてみました。オハ61系などと一緒に編成するとスハ32形の窓がよく目立ち、良いアクセントになります。ごちゃ混ぜにつなげてもOK、短編成でもOK、の旧客ですっかり楽しんでおります。また、今の車両ではもう見かけないリベットもまた良いアクセントとして光ります。
TOMIXスハ32形の外観
スハ32形(左)とオハ61系(右)
ドアと車体表現 スハ32形 オハ61系
編成の位置が逆になってしまいましたが、連結の様子を直上から撮影してみました。右下の写真はオハ32形(左)とオハフ32形(右)との様子です。
オハ61系+スハ32形 スハ32形+スハフ32形
スハ32形の妻板の様子 オハ61系の妻板の様子
前回も簡単に紹介しましたが、スハフ32形のはしごの様子です。確かに別パーツとして作り込まれていることがわかります。
スハフ32形のはしごの様子
スハ32形とスハフ32形の車内の様子です。スハフ32形だけ下図の白丸で示したように車端部が異なっていますが、あとは概ね同じ作りです。床下も共通のようです。
スハフ32形(上)とスハ32形(下)の車内と座席の様子
スハ32形の室内 スハフ32形の室内
付属していたインレタの車番
ス ハ 32形:269, 276, 294, 297, 298, 349, 425, 562, 621, 680, 710, 825
スハフ32形:150, 174, 179, 192, 203, 221, 265, 305, 335, 349, 354, 402
ブルートレインとはまた違った味わい・楽しみがある旧客にすっかり魅了されております。
のんびりと、気ままに、お好みの編成で!これもまた鉄道模型の醍醐味でしょう。
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TOMIXからスハ32系が発売されましたが、まず初めに荷物車マニ36形を簡単に紹介します。
TOMIXマニ36形の全景
地味な存在のようですが、実は今回発売された3形式の中で、一番高価な車両です!?
車両側面の様子
一方、車体を外した内部の状態です。荷物車だけあって、中はがらんどうです。
マニ36形内部の様子
テールライトは、窓保護棒の無い方だけが点灯します。また、発光部は、オハ61系と同じ作りになっています。
点灯しない保護棒側
テールライトの発光の様子
導光パーツ
下回りですが、床の形状が平坦ではなく「へ」の字型が再現されています。そのためではないと思うのですが、車体と下回りをはめる際、少し「はめにくく」、注意して合わせないと簡単に車体深くまで下回りが入ってしまい、意外と難しい作業となりました。
下回りの様子 「へ」の字を再現した床下
屋根上のベンチレータは、オハ61系と同様に別パーツです。
ベンチレータの様子
オハ61系と同様のダミーカプラーも付属していました。荷物列車として編成・活用する予定なので、今回は取り付けないつもりです。車番インレタは3車種共通でした。
ダミーカプラー部品
付属していたインレタの車番
マニ36形:98, 102, 104, 105, 2119, 2126, 2129, 2138, 2140
また、インレタには「碓氷峠通過対策マーク」と称した○(白丸)も付属し、説明書にもその取り扱いについての記載がありました。
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公式発売日の前日ですが、TOMIXスハ32系各種が入線してきました。かなり雑ですが、各車両の点描です。なお、マニ36形およびスハフ32形のテールライトは片側だけ点灯します(未撮影)。
上からマニ36形、スハ32形およびスハフ32形
マニ36形の全景と各部の様子です。
スハ32形の全景と各部の様子です。
スハフ32形のの全景と各部の様子です。
スハフのシンボルのはしご
車体のリベットも心地よく表現されており、良いアクセントになりそうです。
嗚呼、早く走らせたい!
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どれにするか結構迷いましたが、結局TOMIX「さよなら富士・はやぶさ」を予約しました。やはり以前に乗ったことがあるので、他よりも親しみがありました。
かなりの高額なセットですが、無駄使いせず、コツコツ貯めていけば何とかなるでしょう。
昨年乗車した寝台特急「富士」 (大分駅にて)
また、TOMIX EF66ブルトレ機を保有していないので、これを期に入線させることが出来ます。KATOEF66ブルトレ牽引機はあるのですが、時々弊社線にはEF65PFによる「たまにはこんな富士・はやぶさ」が出没しています。
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