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以前行ったことがある模型店を久しぶりに訪ねてみました。KATO10系を主に購入したのですが、店頭在庫に既に絶版(!?)となっているTOMIXオロネ14形(品番2524)があったので購入してみました。
単品のTOMY製オロネ14形 郵便番号が3桁時代の製品
箱はかなり擦り傷が目立ちますが、車両にはそれほど痛みはありませんでした。ただ、ちょっと車体の「つや」がないような気がします。
車内の様子です。
シンプルな作り
台車を確認してみました。案の定プラスチック車輪でしたが、黒塗り車輪です。
裏返しにして気が付いたのですが、台車回りに違和感を覚えました。よく見てみると、カプラーの「腕」が長いように感じました。手元にあった北斗星スハネの台車と比べてみました。
14形のカプラーの「腕」 北斗星オハネ25系
やはり長さが違います。プラ車輪ということもあり、台車ごと交換しようと思いましたが、走行上さほど問題がないため、そのままにしています。
TOMIXオハネ15系と連結させてみました。昨年再販されたオハネと比較するのはちょっと酷ですが、やはり古い製品のため屋根の表現が残念です。しかし、それだけ最近の製品は、精密に表現されるようになった、ということでしょう。
左がオハネ15系、右がオロネ14形
オハネ15系 オロネ14形
← オハネ15系 オロネ14形 →
やや車体に「つや」が感じられませんが、それほど目立つほどではないような気がします。
弊社ではTOMIX・JR東日本仕様?による北斗星12両編成を1本運用しています。しかし、急勾配区間を登坂出来ないため、その対策として北斗星のカニ24系をM車に改造し運用しておりました。
M車改造されていた北斗星カニ25系500
しかし、路線変更に伴い急勾配が解消されたため、これまで2Mで運用していた各種編成の見直しを行うことにしました。
今回の北斗星ですが、下回りと室内ガラスそれと増結用オハネフに用いてたテールライトを元に戻しました。また、これまでT車運用していたカニ24系後期型も元のM車に戻りました。
カニ24系後期型
T車に戻った北斗星カニ25系500
ブログを見てみると、M車改造はほぼ1年前のことだったのですね。つい昨日のことのように思えました。
最後尾のカニも良い感じです。
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オハニ61系
今回入線したTOMIXのオハ61系ですが、荷物車が2種類発売となりました。今回はオハニ61系とオハユニ61系について両者の違いを中心に紹介します。
まずは、オハニ61系からです。車両が荷物室と客室に区分されています。
←荷物室 客室→
荷物という標記が印刷で表現、また窓の柵もはっきりきちんと見て取れます。
車体中央部 荷物マーク
一方、オハユニ61系ですが、これもオハニやオハフに準じた作りです。
←荷物室 客室→
当然のことながらオハユニには「郵便」も標記されています。
車体中央部 郵便マーク
外見的には、オハユニは業務用扉が一枚多いと感じる程度ですが、車両内部を見るともっとはっきりと差異が認められます。上がオハユニ、下がオハニですが、オハユニにはきちんと郵便室が表現されています。また、座席数も少なく表現されています。
←荷物室 客室→
郵便室は、イスやカウンターも丁寧に表現されています。また、驚いたことに洗面台もついていました!
郵便室内の様子 洗面所の様子
洗面台 トイレ
中を見てちょっとビックリしました。外から見るとどうなるのか気になりました。洗面台等は磨りガラスになっていて外から覗けないようになっていました。しかし、見えないところまで作り込んでいるオハ61系に驚きです。
外から見えないのに、きちんと洗面所を再現
テールライト部分ですが、これはオハフも同じ機構でした。テールライトの赤いパーツですが、U字形した部品で導光しています。
発光しない方も同様の作り
消灯状態 点灯状態
さて、オハ61系のセールスポイントの一つ、ダミーカプラーですが、これがかなりの力作です。オハニ61系を試しにダミーカプラー化してみました。ダミーカプラーにするためには、一度台車を「ばらす」必要がありますが、「カプラーがついていない台車枠」にパーツを取り付けるだけなので、作業としては簡単です。この「カプラーがついていない台車枠」ですが、どうも人の手で一つずつ切り取り作業をしたような感じです。
左から右の台車枠へ 切り取られた跡?
説明書を見れば簡単にダミーカプラー化できますが、不器用な小生は少し手間取りました。念のため、簡単に組立てを紹介します。
ダミーカプラー本体を台座に取り付ける
端梁は台座の上側にのせる
解法てこをホースにくぐらせるのを忘れずに
あとは合わせれば完成
早速車体に取り付けてみましたが、これがまた逸品です。是非アーノルドとの違いを見てください。
ダミーカプラー アーノルドカプラー
ダミーカプラーだけ示します。
撮影用に試着させてみましたが、もう取り外すことは絶対にないでしょう。これで、TOMIXのオハフ・オハニ系は全て最後尾車に決定しました!
折角なので、このダミーカプラーも分売、販売して欲しいと思います。
また、KATOとの混結ですが、参考までにスハ43系(青)と連結させたときの様子です。違和感は全くないと思われます。
← TOMIXオハニ61系 KATOスハ43系 →
最後になりましたが、オハニ、オハユニとも車番はインレタが付属しています。付属していたナンバーを記載しておきます(記載ミスがあるかもしれませんので、悪しからず)。
オハニ・オハユニ共通のインレタ
オハ・オハフの車番
オハ61系:57, 69, 73, 160, 164, 375, 380, 629, 671, 677, 683, 782, 2420, 2435, 2437, 2514, 2577, 2580, 2602, 2715, 2716, 2720, 2729, 2911
オハフ61系:438, 447, 450, 451, 458, 585, 594, 656, 681, 699, 754, 783, 2401, 2406, 2513, 2528, 2531, 2548, 2592, 2617, 2619, 2623, 2752, 2768
オハニ・オハユニの車番
オハニ61系:233, 252, 254, 259, 273, 279, 282, 305, 323, 326, 343, 353, 395, 404, 407, 416, 428, 437, 455, 458, 2212, 2250, 2305, 2412
オハユニ61系:1, 4, 10, 13, 17, 22, 40, 56, 67, 76, 86, 105(以上)
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昨日速報でお伝えしましたが、今日はオハフ61系の詳細をレポートします。
まずは、側面の様子です。一色塗装なので特に目立った塗装の乱れなどもなく、平滑で落ち着いた印象です。
←車掌室側 オハフ61系のサイド
外から車内を覗いたところですが、窓枠なども別色できちんと表現されています。また、台車のリベットもしっかりとした立体感があり、好感が持てます。
窓枠は別色で表現 銀色車輪
室内の様子ですが、座席の色を表現するために、やや明るい感じの茶色となっています。ボックスシートもきちんと作られています。
← 車掌室側
座席の様子
屋根のベンチレータは、別パーツのようです。きちんと口が開いており、整然と並んでいます。
車掌室側から屋根を見る
車端部ですが、車掌室側は閉扉ですが、反対側は開扉となっています。
車掌室側 反対側
オハフ61系に付属していたパーツ類です。車番はインレタです。一方、ダミーカプラーが付属しており、よりリアルな連結器が表現できるようになっています。ただ、他と連結できないので、交換した場合は最後尾車決定になることでしょう。装着させたいのですが、まだどういう編成にするのか決めかねているため、換装していません。
オハとオハフで共通のようです ダミーの時は左側の台車枠に換装
ここで妥当かどうかわかりませんが、弊社線で既に活躍しているKATOのスハフ42(最新ロット)と比較してみました。いずれ混結させるつもりでしたので、色合いなども含めて確認してみました。まずは、両者を連結した様子です。左がTOMIXオハフ61系、右側がKATOのスハフ42系です。
左がTOMIX 右がKATO
写真で見るとKATOの方が若干明るいような感じがしますが、実際にはそれほど色合いに差異は見られません。逆に混結させても問題ないようです。
ただ、詳しく見てみるとよく違いがわかります。特に車体標記ですが、TOMIXの場合、インレタ中心ですが、KATOは予め印刷等されている場合が多く、今回もこの点が大きく異なりました。
車種が違うので、あまり意味はないように思えますが、扉付近を比較してみました。左がTOMIX、右がKATOです。TOMIXの方がモールドが強調されている感じがします。
TOMIX KATO
しかし、一番気になるのは、やはり車体標記でしょうか。実車オハフ61系を知らないので実際に標記があったかどうかわかりませんが、並べてみるとちょっと気になります。
TOMIX KATO
また、車端部(車掌室側)についても比較してみました。KATOの方には標記があり、これがちょっとしたアクセントになっているように感じます。
TOMIX KATO
現在、残念なことに店頭でKATOの旧客をあまり見かけなくなってしまいました。そんな中、TOMIXから新規製造となる旧客車両の発売となり、手ごろな価格も嬉しいです。旧客列車の編成はかなり自由度があったようなので、KATOと混結させて楽しむつもりです。
さて、次回はオハニとオハユニをレポートします。
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TOMIXのオハ61系が入線しました。オハ61、オハフ61、オハニ61およびオハユニ61系、一通り購入してみました。まだよく見ていませんが、かなり燻し銀の仕上がりです。明日以降、じっくり内部などを見てみようと思います。
オハフ61系 オハニ61系 共にテールライト点灯
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