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FDMCスノーケリング部屋

FDマリンクラブは、のんびり真面目に活動するスクーバ&スノーケリングのクラブです。囲碁将棋、マラソンもやってます。

悼む

2021-08-26 17:14:19 | 水の事故
何年かぶりの投稿が水の事故とは因果なものだが、記録に留めるためにも。

私の素潜り歴50年のうち、教えた中では技術的能力的には格段の腕前、指導員でもあった逸材が、あろうことか海で亡くなった。
訃報を知った時には、愕然とした。一体何があったのか全く信じられなかった。

しばらくFDMCから離れていたが、これから若い世代、次の世代のために一緒にやれることを再スタートと思っていた矢先の事故。
これからの構想・計画が、音を立てて崩れてた。悔しい。

シャチ、調教師を襲う

2010-02-25 12:58:49 | 水の事故
 フロリダ・オーランドの「シーワールド」で、雄のシャチ「ティルクム」が女性調教師ドーン・ブラチョワさん(40)を水中に引きずり込んで死なせた。このシャチは以前にも死亡事故を起こしているらしい。シャチの英文名は「killer whale」。その気になれば人間などひとたまりもない。

観客の目の前、シャチが女性調教係死なす 米の水族館(朝日新聞) - goo ニュース
シャチ、女性調教師襲う=観客の眼前-米フロリダ水族館(時事通信) - goo ニュース
フロリダ州「シーワールド」の調教師、シャチに襲われ死亡(CNN)

座間味沖、ダイビングスタッフ死亡事故

2009-11-16 23:59:54 | 水の事故
 2009/11/16、那覇からのダイビングボートで出かけたスタッフが、座間味到着後、スクリューに左手を巻き込まれる事故が起きたようです。本島の病院に運ばれましたが、残念ながら助かりませんでした。

 FDMCの沖縄ツアーでもよく使うポイントですが、こういう事故を見聞きすると、毎度、何と言っていいか言葉が見つかりません。ご本人もご家族もさぞや無念のことと察します。ご冥福をお祈りします。

座間味島 ダイビングスタッフが死亡(琉球放送HP)

救助に当たった船長が行方不明

2009-11-15 23:21:40 | 水の事故
 朝日新聞では「当時、現場海域は荒れ気味で、秒速15メートルの北西の風が吹き、2~3メートルの波があったという」という記事になっている。インストラクター1名に客が10名。別の船に救助されたり、自力で上がったりして11人は無事。引き上げようとして海に落ちた船長のみが安否不明。

 実際、テレビニュースの写真では、かなりの白波が立っていた。行ったことがないので想像の域を出ないが、第一感は「こんな海況でもボートダイビングするんだ..」という海況。捜索は早朝再開。助かってほしい。

高知沖で救助中に転落、船長不明、女性ダイバーは無事(山梨日日新聞) ※写真有り
ダイバーの救助試みた船長、海に転落し不明 高知・姫島(朝日新聞) - goo ニュース
ダイビングボート船長が不明=海に流された女性救助で-高知(時事通信) - goo ニュース

富戸でダイビングの看護師、転落死

2009-09-14 20:04:57 | 水の事故
 副会長からのメールで事故のことを知った。遊びで潜りに行って、手すりが折れて転落死というのは何とも言葉にならない事故である。富戸には十何年か前に潜りに行ったっきり。そのときも有名な温泉丸には入ってないので、そんなに危険な位置にあるとは記憶になかった。ご冥福を祈るのみ。

手すり折れ、女性転落死 廃船の露天風呂(産経新聞) - goo ニュース
看護師が転落死…ダイビング名所の岩場、手すり破損(読売新聞) - goo ニュース

 余談ながら、足が遠のいた理由は、ダイビングで一儲けしながらすぐ横の港でイルカの水揚げをするやり方にどうしても抵抗感があったから。私はイルカ教徒ではないし、イルカが宇宙の愛や平和を人間にもたらす至高の存在だとは思わない。漁村の生まれ育ちなので漁師の苦労もよくわかる。それでも当時は気が引けた。今は知らない。関係者には「ファンダイビングとは何か」「施設の安全管理とは何か」を考え直す機会にしてほしい。

座間味の事故(2009/5/2)

2009-06-14 01:51:13 | 水の事故
 2009年5月2日の座間味でのダイビング事故について、那覇のインストラクター本人が報告を公開しているので紹介する。
 http://aqua-ds.jp/newpage4.html

 私は現場にいたわけではないし、事故者Gさんのレベルも書かれていないので(書けない事情があるのだろう)、その他の報告を鵜呑みにした上で、那覇出発の慶良間ボートダイビングの特性を含めた感想を少々。

1.前日の3ボートの内容がわからないが、当然、窒素は残っていたはず。
2.前日夜から当日まで、Gさんの食事・飲酒、睡眠時間、体調等が知りたい。
3.客4名に「私と一人一人がバディ」は意味不明。そんなバディシステムはない。
4.休息53分で2本目に「37.1M」というのはどんなものか。
5.最近流行の安全停止の本当の意味がわかっていないのではないか。
6.お詫びの方向が間違っている。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 一般的には「2本目に37M」は深い。事故がなければこの日も3本の予定だと思うが、連日3本ずつ潜って大丈夫なレベルなのか気になる。慣れていないと船は乗っているだけでも疲れる。

 4人をバディにできるダイバーがいるわけはないし、そんな方法はない。彼はPADIの指導員らしいが、PADIのテキストでもそんなバディシステムは載ってないだろう。実際に機能しないバディシステムは意味がない。

 私は何でもかんでも安全停止という風潮には反対。減圧症の予防や軽減の意味はあるだろうが、減圧停止とはそもそも違う。「危険な安全停止」「出来ない安全停止」は要らない。計画や潜り方がいい加減なのに、帳尻あわせで「安全」のふりをしてはいけない。蛇足ながら、エアはなくなってからあげるものではない。

 法律上の問題があるので素直にお詫びできないのだろうが、業界人の端くれとしては、「お詫びは、ダイビング業界や他のショップの前に、Gさんの名前を入れなさい」と言いたい。(指導団体や保険会社から「公の判断の前に非を認めるな」という指示があるためと想像する)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 那覇からの慶良間ボートダイビングはFDMCでもよく使う。利便性もいいし、料金も高くない。ただ、朝は結構早いので朝食をゆっくり食べられない。1日3ダイブを基準にしているので、フルに潜るダイバーが多い。初級者ほどそう。帰りのボートではグタッとしている。FDMCのような「2ダイブ+素潜り」は少数派、というか見あたらない。

 たまに、高速船で島に渡り、現地のDSを使うこともある。少しお金はかさむが、ゆっくり朝食をとってからでも間に合うし、船に弱い人はこのほうがいい。島にお金も落ちる。因みに、慶良間には「縄張り」があって、那覇からのボートが自由に入れないポイントもある。

 5月の連休、私は那覇にいた。事故があったようなことは聞いたが、潜りに行ったわけではないので、詳細は知らなかった。事故の後、すぐにショップがHPを閉じると関係のない輩が騒ぎ立てるし、何かを書いても、何も書かなくても野次馬に非難されることが多い。辛いだろうが、きちんと報告する姿勢は好意的に見てあげたい。(ガイドの考え方は違う感じがするが)
FDマリンクラブ 代表 高松
(JUDF指導員/体協公認指導員)

伊豆大島、連日の事故

2007-10-11 00:28:57 | 水の事故
 10月の3連休、東京・伊豆大島では死亡事故が相次いだらしい。

●ダイビング講習中の男性死亡 伊豆大島 2007.10.7 20:58
 6日午後8時15分ごろ、東京都大島町泉津秋之原の「秋の浜遊泳場」で、ダイビングの男性インストラクター(40)から「講習中の男性が溺れた」と119番通報があった。男性は近くの病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
 警視庁大島署の調べでは、男性は埼玉県三郷市三郷、会社員(42)。潜水中にパニック状態になった可能性があり、同署は8日に行政解剖して死因を調べる。
 男性会社員は6日午後7時40分ごろ、インストラクターらとダイビングを始め、約5メートルほどの深さまで潜ったところで「苦しい」と訴えたという。会社員はダイビングの初心者だった。(MSN産経)
 ※氏名削除

●高波にさらわれ 釣り人が死亡
 7日朝、伊豆大島で、釣りに来ていた男性が岩場で高波にさらわれて海に落ち、死亡しました。伊豆大島では、7日朝は7時半すぎに2メートルの波が観測され、気象庁が波浪注意報を出して、注意を呼びかけていました。(10月7日 18時11分 NHKニュース)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 3連休初日の夜、伊豆大島で亡くなったダイバーは「初心者」で「講習中」らしいが、まさか夜に普通の初心者講習を行うとは思えない。これは巷に氾濫する「アドバンス講習」のナイトダイビングだろうか。こういうニュースを見聞きするのは辛い。

 翌日は釣人が波にさらわれて死亡。この人は東京都の76歳、年輩というより老齢である。連日の死亡事故に伊豆大島も暗くなる。

 海外ではフィリピンで東京都の男性(47)が死亡。
「セブ州マクタン島沖で4日、(中略)フィリピン人指導員らと3人でダイビングをしていたが、指導員らが海から出た後も1人で水深90メートル以下まで潜り続け、おぼれたとみられる」(読売新聞2007/10/7)
こうなると何が何だか分からなくなってくる。報道通りとすれば、起きるべくして起きた事故としか言いようがない。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 三連休は二転三転の末、八丈島便がキャンセル待ちで回ってきた。ここ2年、八丈島に行ってないので、ふと事務局長と飛ぼうかと思ったが、結局、取りやめ。「絶好の海況とは言えない」という理由。伊豆大島ははるかに内地に近いが、似たような海況だった。

 もうひとつの理由(事務局長はこっちのほうが重大)は「ギリギリの準備が面倒」というズボラなFDっぽい考えから。「またの機会に行けばいいさ」というのもいい加減な感じだが、安全な方向にいい加減なことは悪くないと思う。

梅雨明け、事故には要注意

2007-08-01 16:40:09 | 水の事故
 東京地方も梅雨明け。例年は「夏休み突入日(7/21頃)」なので、今年はかなり遅い部類に入る。梅雨入りが遅かったこともありあまり早く明けると水不足が心配されていたが、利根川水系は現在ほぼ100%。

 大人も子供も海へ山へとすっ飛んで行きたいところだが、事故には要注意である。みんな注意はしているのだろうが、最近気になったものをいくつか挙げたい。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 小笠原なこうど島、通称:マグロ穴で34歳女性ダイバー(7年185本)が死亡。父島からボートで2~3時間。事故が起きたらほぼアウトである。去年も40歳男性ダイバーが亡くなっているはず。
 ・小笠原諸島媒島で ダイバー事故死(小笠原新聞)

 串本では56歳男性ダイバーがはぐれて死亡。インストラクター2人を含めた5人で潜っていたとか。
 ・ダイビング中に男性死亡 串本町の潮岬沖(紀伊民報)

 千葉ではスノーケリング中の45歳男性。
 ・千葉・富津市でシュノーケリングの45歳男性が死亡(読売新聞) - goo ニュース

 ハワイでも有名弁護士(71歳)がスノーケリングで死亡。
 ・弁護士・中島通子さん、ハワイで水死…均等法実現に尽力(読売新聞) - goo ニュース

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 昔は、体力自慢の若者やベテラン勘違いダイバーの無謀な事故が多かったが、最近は中高年や女性の事故が増えた。愛好者の幅が広がったこともあるだろうが、引率者の不手際・力量不足も少なくない。

 スクーバやスノーケリングが危険な遊びに見えてしまうのは残念なことである。

無資格潜水死で、東大教授停職

2006-10-18 02:06:25 | 水の事故
 もう1年以上になりますが、労働安全衛生法違反容疑で書類送検されている教授が、「とりあえず」停職処分となりました、というニュースです。

無資格の研究員に潜水させ死亡 東大、教授を停職処分(朝日新聞) - goo ニュース

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 研究員に「潜水士免許がないのを知りながら潜らせた」としての書類送検ですが、この免許はスクーバのCカードなどではなく、れっきとした「国家資格・潜水士」のことです。

 業として(言い換えれば仕事の一環として)、スクーバ潜水等を行う者は「潜水士資格」が必要であり、また、使用責任者(普通は社長、この場合は研究室の教授)は潜水を行う者に潜水士取得のための教育等を行う義務があります。

 書類送検の結果がどうなるのかわかりませんが、万が一、不起訴や起訴猶予になったところで、将来ある若者(当時30歳)が帰ってこないことに変わりはありません。

 担当教授:停職2カ月
 研究科長:文書厳重注意
 東大総長:給与の一部返納を申し出

 常習的に行っていたのか、たまたまその時が初めてなのか、事件の詳細は知りませんが、「東大の学内処分の相場ってのは、こんなに経ってから、そんな程度なんだ...」と思った次第です。

トライアスロンで男性死亡

2006-09-03 20:36:38 | 水の事故
 最近、トライアスロンやマラソンで参加者が亡くなるニュースをよく耳にするようになりました。参加者の増加による確率の問題なのかも知れませんが、年を取ってくると単なる他人事とも思えません。

●トライアスロン大会で男性死亡 新潟・佐渡 (朝日新聞) - goo ニュース

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 「健康のため」とは言え、物事は自分なりの目標を持たないとなかなか上達しないものです。自己記録、参加回数、完走数、あるいはこっそり減量○kgというのもあります。スクーバでは本数やランクもそのひとつでしょう。

 スクーバが「健康増進スポーツ」とは思いませんが、より快適に潜るためには泳力や体力が必要であり、そのためのトレーニングが健康増進に繋がるという一面はあります。また、海水浴客のようにビールを飲んで海に入ることもありませんし、まともなダイバーならそもそもタバコは吸いません。単なる「小金持ち遊び」ではないのです。問題は、まともなダイバーの割合でしょう..。

 私自身はスクーバの最中に万が一の事態になっても仕方がないと覚悟してますが、一緒に潜るメンバーのことを考えると自己満足のセリフなど意味がありません。引率者や指導者にとっては、自分の健康管理とグループの安全管理は常に大きな課題です。これができなくなったら「引退」の時期です。

かけろま島、スクーバ事故のその後

2006-08-23 11:55:54 | 水の事故
 一年前の奄美諸島・加計呂麻島でのスクーバ死亡事故が書類送検となりました。これから検察の判断を仰ぐことになるわけですが、書類送検自体は「起訴されて、有罪になる」という意味ではありません。(一般的には「不起訴」「不起猶予」という可能性もかなり残されているという感じを受けます。)

●加計呂麻島のダイビング客2人水死、ガイドを書類送検 (読売新聞) - goo ニュース
※氏名等、一部伏せた形で、以下転載させていただきます。
 鹿児島県・奄美諸島の加計呂麻(かけろま)島(瀬戸内町)沖で昨年5月、ダイビング客2人が水死した事故で、古仁屋(こにや)海上保安署は21日、ガイドをしていた同町の自営業男性(60)を業務上過失致死容疑で鹿児島地検名瀬支部に書類送検した。
 調べによると、男性は昨年5月6日、小型船に神奈川県逗子市、男性会社員A氏(当時37歳)と東京都江東区、女性会社員Bさん(同28歳)を乗せ、同島乙崎沖のダイビングスポットに案内。3人で潜水した際、監視を怠ってA氏を見失い、水死させた疑い。Bさんについても、安全確保をせずにA氏の捜索に参加させて見失い、水死させた疑い。
 同保安署によると、自営業男性はインストラクターやガイドの資格はなく、ダイビングのトラブル対処の講習も受けていなかった。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 スクーバには統一的な「免許制度」はありませんが、指導者やガイドの通常業務には「国家資格・潜水士免許」が必要です。ただ、実際の業務やCカード制度を考えるとこれで十分とは言えません。海洋レジャーを重視する沖縄県は、安全管理の立場から条例でダイビング事業者に「潜水士」と「民間スクーバ資格」を義務づけていますが、これは本来は至極当然の最低基準です。

 実際に「インストラクターやガイドの資格がなく」「トラブル対処の講習も受けていなかった」ことが司法の場でどれほど影響するのかわかりませんが、2人のお客さんのうちのひとりを「監視を怠って水死させた疑い」があり、更にもうひとりまで「安全確保をせずに、捜索に参加させて見失い水死させた疑い」というのは尋常ではありません。
 
 特に遺族にとって、刑事罰や民事補償では解決できないものを一生引きずらざるを得ないというのは、この上なく辛いことと恐察いたします。

水の事故続き

2006-08-21 00:57:40 | 水の事故
 猛暑の週末に水の事故が続くのは、半ば仕方がないことなのか...。水上バイクやスノーケリングの事故は、自然の猛威ではなく技術不足が原因のように思えてならない。

振り落とされた女性救おうと水上バイク衝突、3人死傷 (読売新聞) - goo ニュース
シュノーケリング中の米兵が水死 沖縄・北谷町 (朝日新聞) - goo ニュース
4人が死亡、2人不明 残暑の夏に事故相次ぐ (共同通信) - goo ニュース

痛ましいプール事故

2006-08-02 00:34:06 | 水の事故
 正確に言えば「水の事故」などではない。これは事件であり、業務上過失致死であり、管理者責任も極めて大きい。

落札会社が管理、丸投げ 埼玉・プール事故 (朝日新聞) - goo ニュース
ボルトなく、針金で固定か 埼玉・プール事故 (朝日新聞) - goo ニュース

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 最近よく官公庁からの随意契約がマスコミのヤリ玉に上がっている。確かにひどい例が多いが、もっとひどいのが「形式上は入札で、実際は下請けに丸投げ」という構図である。今回も正にそうだ。

 利益第一で、発注者に無断で外注に回すような大人が、本当の意味で、子供らに安全で楽しい場所を提供できるのか疑問である。安全管理を商売にする大人は「自分の子供が犠牲者になったら..」という視点を忘れないようにしてほしいものである。

男児救助の教諭の死を悼む

2006-07-26 23:42:54 | 水の事故
 教え子の命を救った先生が、その直後に溺れて亡くなったという事故です。

川に転落した男児救助で男性教諭が水死 熊本・山鹿 (朝日新聞) - goo ニュース
小5男児救助の教諭水死 課外活動中 (共同通信) - goo ニュース

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 溺れる子や孫を助けようとして親御さんやお祖父さんが亡くなるニュースを何度か見聞きしたことがあります。また、JR新大久保駅で自分の命を省みずに他人を助けたカメラマンと韓国人留学生の話も古い話ではありません。

 記事の先生についても勇気ある行動と言えばその通りだし、一方で教師の職務と言われればそうかも知れません。ご遺族のことを考えると、遠見に賞賛するのは無責任な感じがしてぴったりした言葉がみつかりませんが、全く頭が下がります。教え子とご遺族にはあえて軽い言い方になるかも知れませんが「素晴らしい先生です」と申し上げます。

 その昔、私は小中学生に教えていたことがあり、合宿等の引率もしました。元講師の立場から言えば、もし引率した子供が亡くなって自分が助かったのでは親御さんに合わせる顔がありませんし、自分自身も辛すぎます。両方助かるに越したことはありませんが、今回はそういうことが許されない状況だったのかも知れません。

 氏のご冥福をお祈りします。

ダイバー無事で何より(2件)

2006-07-17 22:10:41 | 水の事故
 朝から行方不明になっていたダイバー4人が、半日ぶりに救助されました。高齢の方も含まれていたようですが、無事で何よりです。

●鹿児島・宇治島沖で不明のダイバー4人救助
 鹿児島県南さつま市の宇治群島沖でダイビング中の4人が行方不明になった事故で、第10管区海上保安本部(鹿児島)の巡視艇「とから」が17日午後8時過ぎ、宇治島南東22キロの東シナ海上で4人の無事を確認し、救助した。(読売新聞)-7月17日20時22分更新

(第一報)
<ダイバー4人不明>鹿児島県・宇治島付近で…船長が通報
 17日午前9時25分ごろ、鹿児島県・宇治群島(南さつま市)の宇治島北方「ガラン瀬」付近でダイビング船の男性船長から「ダイビング中の4人が行方不明になっている」と118番があった。第10管区海上保安本部(鹿児島市)は航空機4機と巡視船3隻で現場海域を捜索している。
 串木野海上保安部(同県いちき串木野市)によると、行方不明になっているのは、インストラクターの女性(32)=大分市=と、ダイビング客の男性(39)=福岡市、男性(71)=同、男性(44)=東京都杉並区。
 ツアー客13人とスタッフ4人の計17人がダイビング船「バイキングスター」(松尾博船長、10トン)で同群島を訪れ、うち9人が午前6時半ごろから5人と4人に分かれて潜水。4人のグループが約束の同7時を過ぎても上がってこないため通報したという。
 宇治群島は薩摩半島南西端の野間岬から西南西約70キロの無人島群で、現場付近の海は透明度が高く、ダイビングの人気スポットの一つになっている。
 10管によると、午前10時ごろの現場付近の天候は晴れで、西の風が風速7~10メートル、波の高さは約1.5メートルだった。(毎日新聞)-7月17日15時39分更新
(※既に救助されたため、氏名はFDMCで伏せました。)

 「晴れ、風速7~10M、波高1.5M」というのは、決して悪条件ではありません。水中はともかく、外洋のボートダイビングでこの程度なら御の字だと思います。原因がどこにあったのか分かりませんが、多くの人に救われた命ということを忘れずに、次のダイビング人生を送っていただきたいと思います。もちろん、引退するのも一法です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
 FDMCは日帰りファンダイビングでした。雨がちの天気予報もなんのその、現地は日中少しパラついた程度です。透視度は「5~8M」となっていましたが、こちらは困ったなんのその、贔屓目に見ても「2~5M」です。自宅の庭のように潜っているFDMCにとっては「ガイド練習には面白い濁り」ですが、案の定、変な場所から浮上するグループもチラホラ。

 1本目のガイドは、この日某指導員カードを手にしたポン事務局長とMEGさんコンビ。お客さん役の皆勤賞候補すずお君&さぼりのおかちん氏にブリーフィングする事務局長ですが、「会長、副会長ははぐれても知りません。勝手に帰ってきて下さい」おいおい..。

 低視界の中、最初はアタフタしていたものの、途中はかなり善戦していました。流石、ポンさんお得意のコースです。最後は撃沈でしたが、これはご愛敬です。エキジット後の言い訳タイムも定石通りです。

 2本目はすずお君&おかちん氏のチャレンジガイドで、途中から事務局長に交代です。そして、事件はエキジット前の魔の5分に起きました。場所の指示もなく「3分フリー」という指示も怪しく、最後は水中ホーンをちょこっと鳴らして、全メンバーの確認もせずに、ダッシュ&エキジットという有様でした。おいおい..。私は遠くから付いていきましたが、副会長は置き去りというか捨て子状態になってしまいました。

 少し遅れて上がってきた副会長は「あのアホガイドめ、まあ、エキジット地点では待っているだろう」と思っていたのですが、容疑者ポン事務局長の姿だけ見当たりません。「いや~、早くトイレに行きたかったから」とか。

 その昔、水中で「待て!」と指示して自分だけエキジットした前科もあり、そろそろ全カードを没収する時期かと思案中..(笑)。罰金を夕食の一部に充当させていただきましたので、しばらくは猶予しますが。