ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

79年 これを生で見たかった!伝説のクラリネット奏者ウッディ・ハーマンが若手バンドを率いて手掛けたジャズ・コンサートでのパフォーマンス "Green Earings & Aja"

2024-01-27 22:00:00 | Jazz Funk
Green Earings and Aja performed by Woody Herman & The Young Thundering Herd in Nice, France July 1979

YouTubeでレア映像を掘っていて思わず目が留まる瞬間がある。自分の記憶しているアーティスト像とYouTubeのフッテージから流れてくる音楽に隔たりを感じる時だ。30年代から40年代にかけてビッグバンドのリーダーとして活躍したクラリネット・サクソフォーン奏者のウディ・ハーマンのイメージは「戦後のダンスミュージックを牽引したファンキーなブラス楽団のリーダー」だったのだが、このフッテージに出会って驚いた。時代はフュージョン全盛の1970年代後半。若手のメンバーで構成されたThe Young Thundering Herdを率いてSteely DanのGreen EaringsとAjaをメドレーで演奏しているのだ。編曲のセンスも良く、活きのよいドラムブレーク、うなるエレべ、そしてリズムを引き締めているエレピの使い方に唸ってしまった。

ちなみに映像をポストしているのは当時のメンバーのBob Belden(ブルーノート・レーベルのディレクター部門の責任者だった人物)だと思う。我々が知らない宝物はまだまだ眠っているようだ。これだからYouTubeディグは止められない。

Woody Herman (cl, ss, v)
Joe Rodriguez, Tim Burke, Bill Stapleton, Jim Powell, Bill Byrne (tpts)
Birch Johnson, Nelson Hinds, Larry Shunk (tbn)
Frank Tiberi, Dick Mitchell, Bob Belden, Gary Smulyan (saxes)
Dave Lalama (p) Dave Larocca (b) Bobby Leonard (d)


コメント
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