この夏の一大イベント、娘の発表会が終わりました。
少し前の出来事です。
終業式の日に、行ったこともない地域のホールまで行く、という
ちょっとハードなスケジュールでしたが、
なかなか発表の機会が持てないので、頑張ってみることにしたのでした。
次の日は一日寝ていてもいいもんね。
猛暑の中出掛けたところ、携帯に連絡が入り、
先生のお母さまが車で送ってくださるとのお言葉に甘えることに。
ところが、暑さと緊張などなどから、うっかりと忘れていました。
娘も私も、軽く車酔いするっていうことを。。。
よりにもよって、カーナビの調子が悪かったらしく、
なかなか着かないうちに、
どうにもこうにも気分が悪くなってしまいました、二人とも。
途中でちょっとコンビニに寄ってもらったり、
ご迷惑をおかけしながら、なんとか到着。
ご親切に送ってくださったのに、
気分悪くなっちゃって、
時間もものすごーく費やしてくださって、
本当に、先生とお母様には申し訳なかったです。
会場に着いたときには、リハーサルの残り時間もほぼ終了という頃で、
なのに娘の唇は青ざめていて、
このままぶっつけ本番も仕方ないかと思ったけれど、
本人が『頑張る、やる』と言ったので、
やらせていただきました。
普段ふにゃふにゃな娘ですが、このときの決然とした(ちょっと大げさだけど)には
ちょっとびっくりしました。
そうこうするうちに娘の唇の色も良くなって来て、
遠いところ聴きに来てくれたおじ&おばあちゃんと話したりしながら
出番を待ちました。
『緊張する~』と言って、言葉少なだったけど、
いざ本番となったら、堂々としたものでした。
直前に舞台袖で先生に言われたらしい注意点(私は客席にいました)も、
前日の確認レッスンで言われていた小技も、
ほぼ完璧にやってのけました。
いや、ビックリ。
私と違って、
本番いけるクチみたいです。
これって、演奏家にはとても大事な素質だと、そういう素質のない私は思っています。
いろいろな方に褒めていただいたようで、
日頃学校であまり活躍するタイプではない娘にとって、
とてもよい経験になったと思います。
後で撮ったDVDを見たら、
音楽に合わせて画面が少し揺れていました。
撮りながら、私も力が入っていたみたい。
来てくれたおじ&おばあちゃんも、
来られなかったおじ&おばあちゃんも、
とっても喜んでくれました。
来られなかったおじいちゃんは、
DVDの後の方にのっていた先生の演奏を聴いて
『うちの孫の方が、後に出て来た大人よりも上手だ』とまで言ったそうです。
いくらなんでもそれは・・・。
そしてこの日、仕事で行けなかったパパも
何度も何度もDVDを見て、感動していました。
ちょっと涙ぐんでさえいました。
親ばか全開、じじ&ばば全開です。
先生も、手放しで褒めてくれました。
みんなで、あれから何日も経っていても、褒めています。
ですが、身内の間ではそれでいい!それがいい!と思っています。
娘ちゃん、とっても立派でした。
これからも続けていってほしいと願っています。