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ITニュースの保管箱

今やトレーニングといえば脳? 増殖する「脳鍛える系」ソフト

2006-06-02 13:07:08 | Weblog


 トレーニングソフトといえばこれまでタイピングやアプリケーションソフトの習得など、「PCスキルを上げる」ためのものが中心だった。しかし最近では速読や記憶力向上など、いわゆる「脳力」を開発するソフトに人気が集まっている。「BCNランキング」06年5月第4週(5月22日-5月28日)で、PCの「トレーニングソフト」部門で1位を獲得したのも、「あの人」が監修した「脳を鍛える系」ソフトだった。



●脳研究の第一人者川島教授監修でブレイク、流れはニンテンドーDSから

 販売本数シェア9.7%で1位を獲得したのは、インターチャネルの「脳力トレーナー」。東北大学川島隆太教授が監修した脳を活性化させるトレーニングソフトだ。川島教授は脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる「ブレインイメージング研究」の第一人者で、ニンテンドーDSソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」の監修を担当している。

 川島教授の研究で、記憶力、集中力、コミュニケーション能力など、脳全体の働きを司る前頭前野は、簡単な計算を解くことで活性化することがわかった。そのため、「脳力トレーナー」は簡単な計算問題を100問収録した。また脳力の活性化をチェックする「機能チェックテスト」も収録し、目に見えないトレーニングの成果を確かめることができる。

●伸び続く「脳鍛える系」ソフト

 「脳力トレーナー」の発売は05年2月。発売から実に1年以上経過したソフトだ。ランキング1位獲得のきっかけは05年12月発売のニンテンドーDSソフト「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」。「脳鍛える系」ブームの火付け役ともいえるソフトだ。発売と前後して女優の松嶋菜々子さんが出演するTV-CMが放映されるなど、プロモーション効果も手伝って一躍人気を集めた。この影響が、同じく川島教授が監修したPCソフト「脳力トレーナー」にも波及したものと思われる。

 特にTV-CMの効果は大きく、放送される前と後の販売本数シェアを比べてみると、05年12月の月次データではシェア3.8%で3位だったのに対し、06年1月には同7.6%で1位にジャンプアップしている。こうした現象がトレーニングソフト全体にも及び、「脳力トレーナー」以外にも「脳力」開発ソフト全体が活性化した。

 試しに、トレーニングソフトの中でタイトルに「脳」という文字が入るソフトの販売本数シェアを調べてみたところ、04年6月では9.5%しかなかったものが、06年4月には28.1%にまで急上昇している。「脳」のトレーニングブームはまだまだ続きそうだ。


(2006.6.2/BCN)

東芝コンシューママーケ、来月から会員制の情報提供サービスを開始

2006-06-02 11:28:28 | Weblog


 東芝コンシューママーケティング(東京都千代田区、佐藤芳明社長、03・3257・6150)は1日、高級白物家電のユーザーを対象にした会員制の情報提供サービスを7月から始めると発表した。今後発売する白物家電の最上位機を購入した消費者を会員とし、専用ダイヤルで故障修理の受け付けや使用方法を案内。会員専用サイトも設置し、使用方法などの情報を提供する。

 新サービス「プレミアムステージ」は登録無料。白物家電の高級品志向に合わせて「従来のコールセンターよりも高品質のサービスを提供するのが狙い」(佐藤社長)。第1弾として7月下旬に発売する30万円台のドラム式洗濯機の購入者向けに開始する。使い方などの相談はコールセンターを活用し、修理は製造工場のエンジニアが担当する。

 今後はエアコンや冷蔵庫のほかドライヤーなどの小物製品についても高級品を投入する計画。プレミアムステージの対象品を拡大する考え。

(2006.6.2/日刊工業新聞)

ブログを搭載したグループウェア「Aipo3」公開

2006-06-02 11:10:31 | Weblog
ASP事業パートナーを募集中
株式会社エイムラックは、ブログ機能を搭載したグループウェア「Aipo3」のパッケージ版およびASP版を2006年7月3日(月)から販売を開始する。新バージョンの「Aipo3」では、ブログや共有フォルダなどの機能を新たに搭載し、個々人のスキルやノウハウなどの情報を発信できるようにすることで、組織内の知識共有を活性化できるようになった。
パッケージ版Aipo3は、サーバインストール型のグループウェアで、自社内サーバでの利用を考えている会社に最適なもの。Webサーバやデータベースなどの環境をすべて同梱し、インストール時の複雑な項目を自動的に設定するので、簡便に導入、運用が可能だ。
新バージョンのAipo3では、ブログ機能、共有フォルダ機能、施設予約機能、タイムカード機能を新たに追加。その他、スケジュールやToDo、掲示板、伝言メモ、アドレス帳、Webメール、携帯アクセスなどの機能を提供する。
ダウンロード総数13,000件を突破したというAipo2を基盤にしたAipo3では、利用しやすくより身近に感じられる画面インターフェイスに刷新している。前バージョンまでの利用の簡便さや運用コスト削減の考え方を踏襲しながら、新機能を追加したことで、より広範囲な業種で利用できるグループウェアに仕上がっている。
また、ASP事業パートナーも募集中だ。賛同できる会社には、ASP版Aipo3を提供する。ASP版Aipo3には、『ASP版Aipo3本体』、『ASP版Aipo3を管理するアカウント管理システム』、『ASP版Aipo3の販売促進用Webサイト一式』のコンテンツがまとまっている。そのため、Aipo3を利用したASPサービスを、自社サービスとして短期間で低コストに始められるものだ。
サービスの詳細は
Aipo3サイト:http://aipostyle.com/(2006.6.2/DoorBoys)

「ウイルス感染の恐れ」、対策ソフト購入迫る広告に苦情相談急増

2006-06-02 10:25:45 | Weblog

 ホームページに「ウイルス感染の恐れ」と表示して利用者の不安をあおり、ウイルス対策ソフトの購入を迫る新手の「広告」トラブルが相次いでいる。経済産業省が所管する情報処理推進機構(IPA)への相談件数は4月以降急増。画面に何度も出てくる表示に根負けして購入する事例もある。専門家は「安全意識を逆手にとった悪質商法。無視するのが一番」と注意を促している。

 「あなたのコンピューターをすべての脅威を防ぐため、ご覧のプログラムをダウンロードしてください」。埼玉県内に住む60代男性会社員は5月上旬、インターネットで海外のブログ(簡易型ホームページ)を見ていた際、画面上に日本語の妙な広告を見つけた。

 「2月に発生したウイルスも除去可能」の宣伝文句に誘われ、プログラムを取り込んでパソコンに導入。直後から「ウイルスに感染している。駆除にはクレジットカード番号を入力して購入を」と求めるメッセージが画面に繰り返し表れた。表示を消す作業が煩わしく、本来のパソコン利用の妨げになるため、男性はやむなく約5000円をカード決済したという。

 IPAによると、こうしたウイルス対策ソフトの購入をしつこく迫る「広告」をめぐる相談は、2005年11月から寄せられ始めた。今年3月は4件だったが、4月は40件に急増。5月も41件あり、累計で100件を超えた。(2006.6.2/日本経済新聞)