薄いピンク→無色

士大夫の志を立つるや、俊傑たらんと志し、寸陰を惜しんで努力するものだ(吉田松陰書簡)

つくねん

2006-01-20 23:03:03 | Weblog
 晩、余はスーパー袋を手に帰路を歩いていた。前から主婦自転車に乗った女子高生が通りすぎていく。やはり冬にスカアトは寒いのか、スカアトの下にジャージを履いている。周りの目を気にしない、合理主義者がよくやっている。流行はしないが。

 ジャージは自転車に乗って余の後ろを通り過ぎ、方向転換してにやにやしながらまた前を颯爽と駆け抜けていく。意味が解せない。なぜジャージは引き返してきたのか。なぜ莞爾として駆け抜けなおしたのか。ジャージは通り過ぎたまま帰ってこない。真相を知りたし。

 釈然としない。余は小腹が好いたのでコンビニでピザまんを購入した。ピザまんはかまわないとして、東京のコンビニで売られている肉まんにはポン酢がつけられてこない。ここでソース党とポン酢党と何もつけない党で総選挙をするつもりはないが、余はポン酢党員だ。

 熱いうちにたべようと歩きながら食べる。何かが違う。ピザまんではなく普通の肉まんであったのだ。余はつくねんとした。あのチーズのとろみと肉との絡みを欲して止まないにもかかわらず、肉まんを押し付けてくるとは。余は善意無過失だ。

 余はコンビニの親父を憎まん。三十半ばで似合わないにもかかわらず茶髪に染め上げている、河豚のような親父を。この事件のおかげで豚汁を作りすぎた。豚汁はトンジルなのかブタジルなのか。再び釈然とせん。