過去の検証をしていて、ふと気になったこと。
昨年スプリンターとマイラーの融合は『ラインクラフト』の記事を書いたが、
昔スプリンターズSが暮れに行われていて、短距離の整備が今ほど
進んでいない時代は、秋はマイルCS→スプリンターズSの流れであったように思う。
2000年に短距離改革元年ということで、宮記念は5月から3月へ。
スプリンターズSは、12月から10月に移動した。
となると秋はスプリンターズS→マイルCSという流れになるのだが、
短距離路線の整備に伴い、スプリンターズSを使う馬は、マイルCSを使わず、
スワンSやCBC賞あるいは香港スプリントへみたいなスプリンター路線を
歩む馬達が大半である。
ここで疑問は、一昨年と昨年ついにマイルCS→スプリンターズSを使う馬が
一頭もいなくなった。
【2005年】
1着アドマイヤマックス 最終賞金加算(1600mG3 1着) G1歴安田記念2着
※マイルCS6人気6着
2着キーンランドスワン 最終賞金加算(阪急杯1着)
【2006年】
1着オレハマッテルゼ 最終賞金加算(1600mG3 2着)
2着ラインクラフト 最終賞金加算(2000mG1 2着) G1歴桜花賞・NHKマイル1着 ※マイルCS2人気3着
この流れを考えれば◎候補は、マイネルスケルツィになる。
2005年と2006年の違いは、スプリンターズS覇者がいるいない。
昨年は、一昨年同様スプリンターズSは[外]が持っていったので、
オレハマッテルゼと同タイプのマイネルスケルツィでいく。
相手筆頭は、G1連対歴を持つ3頭になるが、
高松宮記念1・2着歴のオレハマッテルゼ・キーンランドスワンより
桜花賞2着歴を保持するシーイズトウショウで。
G2に格上げされたセントウルSを、
昨年阪神改修工事の影響であり、通常開催されない[中京]で施行されたのも
プラス材料ではないか。
第一回サマー2000チャンピオンの覇者スウィフトカレントは、
秋天皇賞(2000m)2着をプレゼントされた。
なら第一回サマースプリントチャンピオンの覇者シーイズトウショウには、
高松宮記念(1200m)のせめて2着をプレゼントするのもいいじゃないか。
最後に先に行われたG1戦フェブラリーSを振り返っておくと、
1着のサンライズバッカスは、春季国際認定G3でしっかり賞金加算している。
2着ブルーコンコルドは、春季中央競争を走っていない意味で、春季初出走。
3着は。。。
昨年最後のG1有馬記念を走ったトーセンシャナオーの同枠ビッググラス。
ビッググラスは、春季国際認定G3の覇者でもある。
今回はオレハマッテルゼは、連対枠を示唆するのではなく、
唯一頭今年最初のフェブラリーS出走馬として、フェブラリーSと
同じ目8枠の春季国際認定G3覇者スリーアベニューを補佐するのではないだろうか。
◎09マイネルスケルツィ
○01シーイズトウショウ
△18スリーアべニュー
△16オレハマッテルゼ
×17ペールギュント
×12エムオーウィナー
×11プリサイスマシーン