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2004年05月19日 | 音楽
1位:アンダー・マイ・スキン       アヴリル・ラヴィーン
凄い売れてるね。初動で28万枚オーバーですか。
あの~、ラルクで確か初動記録で25万枚ですよね?
それよりも上ですか。すげ~、ほんとうにすげ~よ。
おまけに洋楽だぞ、洋楽でここまで出るとは。
今の洋楽で言うなら彼女が最強なのか?

と言うわけで、アヴリルラヴィーンの2枚目のアルバムが
今年のアルバム初動記録でも上位に入って、首位獲得。
去年前作が大ヒットして、あれだけCMも大量にOAされて、
名前とアルバムのタイトルはしっかりと染み込んだと思う。
それだけに、今作もその勢いを見事に引き継ぐ形となりました。
結構曲も勢いあるロックチューンタイプだしな。

そう言えば、ミュージックステーションとかにも出てたな。
プロモーションのために日本を訪れる、という事は
日本も大事な市場と考えているんだろうな。
日本は外国の音楽の売上の比率がほかの国に比べて低いから、
あまりおいしい土壌ではないはずなんだけれども。
ただ、ほかの国に比べて音楽に対して熱心なのかもな、日本て。
売上の絶対数でも、世界で指折りに大きいと思うし。
上手くそこのリスナーを取り込めればおいしいわけで。

2位:TRAVELLER       hitomi
hitomiはオリジナルアルバムだと2002年の「humarhythm」以来
実に2年ぶりとなるのか。それ以降にベスト盤、カップリング集が出ていたが、
2003年には全く彼女の情報が入ってこなかったように思う、
先行の2枚のシングル「ヒカリ」「心の旅人/SPEED☆STAR」を
ポンポンと切ったと思ったら、もうアルバムを出してきた。
シングルとアルバムのスパンが短くなっているのが最近の流れだけど、
彼女の場合もそれに当てはまる、と言うところだろう。
普通なら先行シングルは1枚なんだが、2枚切ってきたところをみると、
何とかして、このアルバムを売りたい、と言う心の表れなのかもしれない。

さて、数字だけ見ると、カップリング集よりかは数字は出ているものの、
ベスト盤、その前のオリジナルの売上を考えると、
確か、ここいらのアルバムで20万枚は出していたと思う。
それが2年、表舞台から離れていたら、
時代の流れでここまで数字が落ち込んでいる。この数字は恐らく、
彼女がいままで出したオリジナルの中でも、最低値。かなり酷い。
先行シングルでトップ30ギリギリと言う状態になっていたので、
こうなる予感はあったものの、それにしてもこれはかなり厳しい。

2000年から2002年は彼女が波に乗っていた、と言う印象があった。
「LOVE2000」と「SAMURAI DRIVE」のヒットが
それを物語る。そういう勢い、キラーチューンとも言うべき作品を
復活後の2作品で出せていない、と言うのが正直思うところ。
曲自体にも、そういう力みたいなものは感じない。
今の業界がヒットが出ない土壌にある、という事もあるようにも感じるし。

5位:EVEN SO           BONNIE PINK
オリジナルアルバムでは1年3ヶ月ぶりの新作が登場。
初動記録が3万枚、この数字は、彼女が話題になって売れ出した
97年あたりから、これまででほぼ同水準で動いている、
彼女のリスナーは、この期間を通じて、保たれている、という事がわかる。
ファンに見捨てられる事の無い、着実な活動をしてきた事がわかる。

さて、今作は北欧のプロデューサー:トーレ・ヨハンソンのプロデュース。
かつて、彼女の作品では、この人のプロデュースであった事が
作品、もしくはブレイクに影響したと考えられるため、
今回、このコラボレーションはファンとしては嬉しい組み合わせになっている。

彼女の作品が持つ独特のポップで軽く、どこか乾いたような感じの作風は
このコラボレーションによって生み出されてきたもので、今作でもその作風は健在。
ただ、ブレイク期、最盛期と思われる時期と比べると、
少しばかり違うと言うか、足りないような印象をもたれるらしい。
このコラボレーションによる以前の作品との比較をしてしまうようで、
それで少しばかり、そういう感覚がする、との事みたいです。

7位:バプティズム            レニー・クラヴィッツ
オリジナルアルバムとしては3年ぶり、ベストから考えると2年ぶりのリリース。
順位的には前作のオリジナルと殆ど変わらないが、
数字的なことで言うと半分以下になっている。
キャリアのあるアーティストではあるが、
やはり流行ではない、となるとアヴリル・ラヴィーンのように
勢いよく数字が伸びる、という事はないようだ。

基本的にCDの購買意欲は下がっているので、
3年前と比べて売上が変わるのも、当たり前と考えられる。
それは洋楽に対しても変わらないみたいだ。

9位:ジェリービーン                太陽族
ワーナー傘下のインディーズレーベルから出した前作のアルバムがトップ10入り、
いわゆる「青春パンク」と言う枠組みで言われるバンド。
軽快なパンクのサウンドに、メロと物語を描いたような歌詞が印象的。
このアルバムから1年ぶりとなる、メジャー初のオリジナルアルバムが
前作に続きトップ10入りを果たした。
メジャでビュー後のシングル「ほたるの恋の歌」「ロミオとジュリエット」が
両方ともトップ20入りをして、順調にリスナーがついていて、
今回の数字も手堅い売上を挙げている、と考えられる。

青春パンク、と言うのが一時期隆盛していたが
そういう雰囲気ももはやなくなっているため、彼らが数字を保つ、
と言う事は、そのバンドの力量によるもの、という事になる。
ただ、まだメジャーデビュー作、という事なので、
今作が、彼らのバンドの力の証明か、というとまだそうとは言えない。
勢いで売れる、と言うと今作までだろうから、
ここからが本当の意味での勝負、という事が言えそうだ。

23位:diversive audio EP    BACK DROP BOMB
去年の7月にリリースされたアルバム以来のリリース、
「EP」となっているので、これはシングルともアルバムとも別の区分になる、
しいて言うなら「ミニアルバム」と言う形態に近いかもしれない。
スピッツが99年に「99ep」と言う3曲入りの作品をリリースしているが
そのときもミニアルバム、と言う扱いになっており、
チャートでもアルバムチャートのほうに登場していた、
恐らく、感覚的には同じだろう。
レコード時代からの名残の体系なのではないか、と個人的には考えている。

オリジナルアルバムではトップ10入りを果たしているのに、
今回のepではトップ20入りも出来ていない、
リスナー側からすれば、「シングル」と言う認識で
購買意欲がかなり低めになっているんじゃないか、と思われる。
こういうハードコア系のバンドが1年も無く、
いきなり急激に売上が下がるとは考えられないので、
リスナーの中の士気の問題なんじゃないか、と考えられる。

今回も恐らく爆音のハードなサウンドは健在なのだろう、
日本のメジャーシーンでこういう系統のバンドは少ないので、
こういうバンドの存在か貴重であると考えられる。
なんと言うか、商業音楽とは別ベクトルにいるような感じもするし。

25位:Flavours           Lyrico
1年半ぶりのオリジナルアルバム。先行シングル2タイトルを収録している。
「露崎春女」としての活動も含めると、今年で10年目に入る。
歌い手としてもベテランの域に入る人だ。
R&B系の歌い手が隆盛した99年~00年よりも前に
女性ヴォーカリストのその系統の歌手として活動していて、
最盛期の98年にはオリジナルアルバムがトップ10入りしている、
今はそういう売れている時期を経て、数字は安定期に入っている、
リスナーも恐らく固定の人がしっかりとついているのだろう。
シングルの数字よりもはるかに高い数字が出ていることより、
(シングルではトップ100入りするぐらいのレベルのようだし)
音楽としてしっかりと聞こう、と言う人が多い事がわかる。

本人とともに武部聡志(一青窈、大黒まき)、
与田春生(MISIA、AI)など豪華プロデュース陣を迎え、
R&B、ラテンジャズ、ストリングスをフィーチャーした
壮大なバラードなどカラフルなLyrico風ジャパニーズ・ポップスが誕生。

と言うのがホームページの触れ込みとなっています。

28位: 時 空             Rin’
東京芸大卒で同期の女性和楽器演奏家3名が、
箏、十七絃、琵琶、三絃、尺八といった日本の伝統楽器に、
これまでになかったポップス的な要素を加えることで、
新たな伝統音楽・文化を創造しました。ヴォーカルとコーラスが
融合した新しい和楽世界を展開。

ブルボンのコマーシャルにも出演しているので、
姿を見た事もある人も多いのではないだろうか。

個人的な意見、要は「女子十二楽坊」を狙いたいんだろうね。
エイベックスから出ている事からそんな匂いが凄くします。
確かに、女子十二楽坊は中国のそういう伝統的な楽器を用い、
日本のポップスをやる事によって、きいててここちいいサウンドを作り上げ、
それでヒットを遂げた。アイデアの勝利だと思う。

さて、そのアイデアに乗っかる形で登場した彼女ら。
ひとまずデビューアルバムではトップ30入りを果たし、
まずまず、と言ったところだろう。ただ、個人的にはエイベックスの割には
そこまでプロモーションをしていないと思われる、
新しい人にお金をかけられないから、ひとまず試してみて
実績が上がるのをみるつもりだろうか。
ひとまずはトップ30入りならば及第点ではないだろうか。
まだ女子十二楽坊も数字が出ている状態なので、
今のうちにしっかりとプッシュして定着させるのがよしと考えられる。

30位:ヒロシゲブルー             藍坊主
神奈川県小田原市在住の幼馴染みの
佐々木健太(ボーカル)、田中ユウイチ(ギター)、藤森真一(ベース)の
平均21歳のパンクロックバンド。
2003年2月21日、インディーズデビューアルバム「藍坊主」をリリースし、
その後、マキシシングル「雫」「空」を二ヶ月連続リリースし、
インディーズチャート上位に次々にランクイン。
そして、今アルバムにて晴れてメジャーデビューと言うわけです。

インディーズ時代に彼らがどれだけの実績を残したのか、
データが無いのでわからないけれども、
まだ作品を繰り出し始めて1年半程度しか経っていないようなので、
結構急進的に名前が売れたか、レコード会社の人間に見出されたか、
いずれにしても、彼らが勢いがある、と言う事には繋がるだろう。
何気にレーベルもミスチルがいる「Toy’s Factory」
なので、かなり健全かつ、実力があるイメージを持たせる。

安定した演奏力とメロディ、ボーカルが魅力的なバンド。
素朴で温かくて、どこか懐かしくてちょっぴり切ないウタモノロック、
なんか最近のバンドの傾向を地で行くような感じのバンドっぽいですな。