先週の演奏会〔海の日コンサート7月16日〕が素晴らしく感動的だった記事は既に書きました。同時期に行われた夏期音楽合宿は、そういう訳でグレゴリオ聖歌の練習に徹することになりました。いつも乍、グレゴリオ聖歌がもたらしてくれる音楽〔修道士ヨッピヒ師はグレゴリオ聖歌は音楽ではないと言っておられますが...〕の恩恵に浴することなくてどうして演奏に魂を得ることが出来るだろうかと私は思います。後の時代様式も名立たる作曲家も、そして演奏家も先ずその次元を超えた存在に触れてこそと考えます。ですから枯れることの無い源泉は神と自然からの恵です。
イタリアから立ち寄ってくれた古楽ハープ奏者の渋川美香里さんも好演してくださいました。旧知の間柄で、2013年のイタリアのクレモナのコンサート以来の嬉しい再会でした。支倉常長〔スペインでキリスト教の洗礼を受けている〕が米沢に生れた史実は、米沢とヨーロッパが繋がったことを意味します。激動波乱の時にあった彼の人生に思いを馳せることは私にとっても意義のあることに思えます。
7月14日は、小野川温泉の「ほたる祭り」でした。実に何年ぶりかにゆうやみの川沿いを歩きました。子供の時分から慣れ親しんでいる温泉ですが、感動を新たにしました。翌日、同様に子供の時から通い続けている滑川温泉も我々を癒してくれました。退職なさった元警察官の方が何名かお手伝いをされておられ、中学生のときに連れられて吾妻登山を楽しく経験したことが懐かしく思い出されました。因みに私の父も警察官でした。
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