YS-11
私が学生の時から、この飛行機には何十回も乗ってきました。結婚してからも、ずーーーーーっと。
東亜国内航空 JA8776
最初に私が乗ったのは、高校時代に、東亜航空のYS11でした。離陸した途端に、主翼の外板にさーーっとシワが寄るのを見て、びっくりした記憶があります。
大阪~米子が最初のフライトでした。
その後70年代になると、日本国内航空と東亜航空と合併し、東亜国内航空になりました。写真の(しれとこ)JA8776は時々航空雑誌や旅行のパンフレットによく登場していました。
この会社は、割合に塗装のパクリをよくやっていたようです。写真の機体は、一度ブラジルかどこかの航空会社に入り、また日本に戻り、会社名の文字だけ変えて、塗装はそのままでした。
70年代も半ばを過ぎると、今度はレッド&グリーンのスキムになりました。
TDAになっても、このJA8776は、(しれとこ)のままでいてくれました。
そして今度は、日本エアシステムになりました。
レッド&グリーンの次は、レインボーカラースキム。
そして最後はJAC、日本エア、コミューター
まあとにかく、息の長い飛行機でした。初飛行が私の小学校5年生の時、引退したのは還暦をすぎてから。自分もよくのりました。
JA8776も何度も塗装を変えては黙々と飛び続けていましたね。
JA8776
JA8776
JA8776
出雲~大阪でよく乗りました。スチュワーデスさんとも、何回も同じ顔を拝見したりしてました。あのロールスロイスのダートエンジン、独特な音で、空の旅を引っ張ってくれました。
悪天候の時にもよく出くわして、そのゆれかたが、また独特でして、体も一緒に左右に振られているのがよく分かるというものでした。それがまた、いつまでも続いて、なかなか収まらない。
後で専門の方にお聞きしたら、この飛行機の垂直尾翼が原因らしいと言う事でした。これを設計した有名な大学の教授が、後退翼が嫌いだったらしく、このデザインになったということです。
今では、スピードの遅い飛行機でも垂直尾翼だけは、ある程度、後退翼になっています。そのほうが揺れが早く収まるようです。JACのSAAB340などもそうですね。
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