【雲南地域】森林・林業のお知らせ

(島根県東部農林水産振興センター雲南事務所 林業部が伝える情報ブログ)

島根県立農林大学校・林業科の公開授業

2018年08月30日 | 農林大学校 林業科

   8月29日(水)、島根県立農林大学校 林業科公開授業が邑南町口羽で開催されました。

  この公開授業は、学生達の日頃の実習状況等を県内の林業事業体等の関係者に実際に見ていただき、同校林業科の教育に対する理解を深めていただくとともに、林業を志す学生と林業事業体関係者の意見交換を目的に実施されました。

    この日は、県内の森林組合や素材生産事業体をはじめ市町村等の行政機関などから24名の参加がありました。

  はじめに担当教授から、2年間の授業・実習内容など林業科の概要説明がありました。その後、在校生4名(2年生・1年生:各2名)から、入学した動機や希望する卒業後の進路などの発表がありました。

        

   特に2年生の学生からは、林業就業や森林整備に対する明確な想いも聞くことができ大変心強く感じました。と同時に、その想いに応えられるように受け入れる側もしっかりと取り組まなければならないと思いました。事業体関係者からは、「どんな実習が辛いと感じたか?」等の質問のほか多くの激励の言葉が送られました。

   意見交換の後、現場へ移動し、高性能林業機械を使用した木材搬出実習を見学しました。

            

    

   実習は、ヒノキ(60年生)の主伐地(約1ha)において、スイングヤーダを使用したフォーリングブロック式の架線集材、ハーベスタによる造材、フォワーダによる運材を行うという内容でした。 荷掛担当との無線連絡や機械操作など、真剣に取り組む学生の姿が印象的でした。

    

  学生の皆さんには、林業科での様々な実習を通して「安全な作業行動」をしっかりと身に付けてほしいと思います。また、卒業後は県内の林業事業体で大いに活躍してくれることを願っています。


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