みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

夜中のトイレで 転倒し・・ストレートバックに ?

2013-10-14 | いろいろな症状

一昨日、里山を登ったら、桜  がポチポチっと咲いていました。

涼しくなったり、暑くなったりで、

桜も季節をとり違えちゃったみたいです。

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独り暮らしのTさんが、先日来室しました。

Tさんは、先月、夜中にトイレに起きた時、

転がっていたテレビ枕を踏んづけて、すべって転んで、

板壁に頭をぶっつけて、気がついたらうつ伏せに倒れていたと。

 

鼻血が出て、手がジンジンとしびれていて、頭が重い。

やっとの思いで携帯にたどりつき、救急車を呼んだとか。

 

病院の所見では骨に損傷は無いが、むち打ち症状があるので、

ネックカラーと鎮痛剤と湿布薬と胃腸薬が処方され、

会社から一週間の休暇をもらって、家で静養。

 

Tさんは、打撲から2週間後にMiz 整体室に来ました。

「手の甲がピリピリ痛くて、ドリンクの栓が開けられない。

肩が張って、体全体にシビレが走ることがある」

と言います。・・運転はどうにか出来ると・・。

 

Tさんの体全体を調べてみて、「えぇっ?」と思いました。

Tさんの背骨が、ストレートバック(=背骨が真っすぐに近い形)になっていたのです。

確か、Tさんの背骨(胸椎)は標準形で、後方にやや湾曲している形をしていた記憶があります。

Tさんのストレートバックは、夜中の転倒の結果なのでしょうか。

だったら、どういう理由で?

 

読めた!・・ぞ・・。

Tさんは壁板に額をぶつけて倒れる寸前に、

咄嗟に、両手を着いたのだと思う。

両手と肩が体を支え切れなくて、ギャフンという形に背中が落ち込んで、

そのはずみで、背骨がストレートバックになったに違いない。

手首にも衝撃があって、手の甲がビリビリと痛いのだろう。

 

Tさんに転倒した時の様子をお訊ねすると、

「全然、記憶に無いのよ。気がついたらうつ伏せになってたの」と。

 

Tさんの両肩を調べてみると、

上腕骨が前下方変位(前下に出張っている)していました。

総合すると、転倒時のTさんの姿形は、

両手を着いて、肘が上がり、肩甲骨を押し上げながら上腕が前突し、背中は落下したという状況が想像されます。

鼻血は出たけど、頭蓋には損傷がなくて、まあ良かったわ。

 

さてさて、一瞬にして激変したTさんのストレートバック。

これを元に戻す作業は、容易なことではなさそうです。

Tさんにも、そのことをご承知いただきました。

Tさん、いわく。

「自分がズボラな生活をしているから、バチが当たったのよ。

自分ガ悪いんだから、仕方がない」と。

 

独り暮らしをしていると、つい、ズボラになりがちです。

忙しすぎても、ついズボラになりがちです。

でも、せめて寝る時には、

”夜中のトイレ” で転倒しないよう、

トイレへの道筋は、きれいに片付けてから寝よう、ね。

 


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