"無"へのいざない。[天空をイメージする]

今日は、大晦日（おおみそか）
　　2019年も終わりに近づいていますね。

「最近、ブログ記事を書いてないなぁ」と気にしておりました。それは決して記事ネタが無かったからではなく、むしろ以前にも増して、次から次へと興味ある施術ネタに出会い、纏めきれないでいる状況でした。

その最たるものが「天空をイメージする」という施術法の不思議です。
「天空イメージの施術の不思議」とは（そのあらまし）・・・・

施術を始める前に、相手の方に、まず、天空をイメージしていただきます。
相手の方が、天空をイメージしたのを見計らって、施術を開始します。
すると、予想以上の施術効果が現れることが不思議なのです。
今までとは比べものにならない施術効果を見るから不思議です。
〜〜〜それは感動です。
　　　と同時に「何故だろう？」と考える日々が続きました。

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私の特異な施術法は「耳を澄ます」という訓練から始まりました。
それは今思うに、「脳裏を無にする」という訓練であったように思います。
その結果、「水中泳動（mermaid dynamism）」という特異な現象に遭遇し、
またその結果、自分の手が、”まるで別格の人間の手のごとく自ら動き出して施術を行う” という特異な施術法を行うことになりました。
その後、私の施術は、「耳を澄ます」から「天空に想いを馳せる」「天空に包まれる」という状況の中で行うことが多くなりました。
それは、私の施術が、現世の雑念や自分の想念からいっとき離れて、自然の摂理の中で行われることへの、一つのステップアップであったろうと思います。

私は今年、78歳を迎えました。・・過去ブログにも書きましたが、
78歳になった途端、「自分はもう80歳」という気分に切り替わりました。
そして、「締めくくりの 80代をどう生きるか？」を真剣に自問自答しました。
2〜3ヶ月で２Kg 痩せ、体がシワシワになりました。
しかし、不思議なことがありました。
ある日の明け方、天に向かって自分を投じ、天空を意識していた時、
自分の頭に非常に微細な波動？が表れたのです。・・これまでとは違う波動。
私はこの微細な波動を、ありがたく拝受することにしました。
それは、自分の肉体が枯れたゆえに現れた波動なのかもしれませんが、これまでの波動よりも透明感がありました。
　（ここで言う波動とは、私的には電磁波というイメージです）


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「天空をイメージする」の 一施術例をお話しいたします。
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さて、そんな状況の中、
去る10月に、T さんが来室しました。Tさんの訴えは、
「右手を動かすと痛い。痛いので、食事は左手で食べている」というものでした。・・右手でお箸を使えないほどの痛み、ですか・・・。
T さんは 顔を下に向けて意気消沈。元気のない口ぶりでした。
そのうなだれた姿を見て、私は咄嗟に言いました。
「空をイメージして下さい。青く広がった空。白い雲。
　遠くの方には、山々が見えます」

T さんが顔を前に向け、天空をイメージしたのを見計らって、施術開始。
施術は予想外の反応を見せながら、スムースに進行していきました。私の手指は、T さんの頭から首、肩、肘、手首、手先へとためらうことなく動き、施術が進みました。通常だと体にタッチしたとき、体からの抵抗感を得るのですが、抵抗への躊躇も少なく淡々と作業が進んでいくことが不思議に思えました。
施術最後の段階では、Tさんの指先をふわ〜っと温かな風（波動）がしばし漂い、私の手はTさんの体から離れました。
この後、Tさんには手指を動かして頂いたのですが、右手は自由に動き、痛みも消失していました。
手を動かしながら、Tさんはやや驚いていた様子でしたが、Tさんよりは私の方がもっと驚いていたと思います。〜〜〜こんなスムースな作業の進行や治り方は、今までの経験と別物だなあという認識が、強烈に私を襲ったからです。


不思議だ。・・何故か？


今までは、私（施術者）ひとりが天空のイメージの中で作業を行っていた。
Tさんのケースは、被験者と施術者の両方で天空のイメージを共有し、作業が進んでいった。・・・それはつまり、、、、天空のイメージ（無の状況）においては、両者に自然の摂理が働きやすいということなのだろうか？？


Tさんのケースに感動と関心を深めた私は、来室するお客様の症状が適していると感じたときは、お客さまに「天空をイメージする」ことをお教えしてから施術をすることが多くなりました。
感動的な施術効果をみることがありました。
中途半端な施術効果でしかないこともありました。
いりいろな結果を見て感じたことは、それぞれのお客様が抱える症状の、本来的な問題の解きほぐしを「天空のイメージ」は与えてくれるという感想です。それは小さな解決であったり、答えに向かう道筋であったり、単なる示唆に過ぎなかったり、と色々ですが・・。

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そして一年間の施術を通して、今日、
2019年の終わりに感じること、、、それは、
私たち人間は、大自然の運行の中での ちっぽけな生き物にすぎないこと、
だけれども、たった一つしかない貴重な愛しい生き物であること、です。


さあ、令和２年に祈りを込めてながら、
よき大晦日を過ごしましょう。

〜〜私も、久しぶりに合う家族を迎える準備で忙しい、のよね。