みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

「つま先立ち」=バレエの足づくり

2012-06-21 | 体づくり/筋肉づくり

バレエと言えば、”トーシューズでつま先立ち” という

ユニークな「足使い」がありますよね。

 

以前、私の整体室に、

バレエ歴10年以上、というEさんがお見えになりました。

体の故障がアチコチに出て、バレーは止めようと思っている、と。

「これは、年のせいだと思うけど、

つま先で回転したとき、ふらつくようになったし・・。」

 

足腰など、一連の体の歪みの整体をした後、

試しに、彼女に、片足を上げてつま先立ちをし、

クルリとつま先で廻っていただきました。

 

確かに、一回転する前に体がふらついて、

上げていた片足が、床に着いてしまいます。

・・・それは、年のせいなの・・?

いいえ違う。・・誤った体づかいをしているせいだと思うワ。

 

 

つま先立ちで回転する彼女の動作を、ジーっと見て、

気がついたことがあります。・・それは彼女が、

つま先に重心を乗せて、つま先立ちをしていたことです。

?・?・・それだと、体が微妙に前傾してしまう・・。

 

「つま先立ちで立つ」というポーズは、

単に、つま先で体を支える(=つま先に体の重心を乗せる)動作ではありません。

つま先とかかとを結ぶアーチ力で、体を支える筋肉運動です。

まず、かかとに重心を乗せ、かかとを上げながら、つま先力を強め、アーチ力を高める。その上に体をまっすぐに置く。~~そんな筋肉運動です。

いきなりつま先で立とうとすると、体は前傾してしまい、ふらつきます。

実際にやってみると、分かると思うよ。


私はバレエは出来ませんが、

体づかいのコーチは出来ます。

で、Eさんに、かかとに重心を乗せてからつま先立ちするやり方に、

トライしてもらいました。・・・すると、

「あ~ら、廻れたわ。・・・これなら、出来そうね」と。

 

彼女は、

「かかとに重心を置いてから、つま先立ちするなんて、知らなかったわ」

とおっしゃいましたが、いえいえ、

これまでは、ちゃんとバレエの足使いをやって、廻っていた筈。

けれど最近になって、形が崩れた。・・なので、廻れなくなった、

そうじゃないかなぁ、と思いましたよ。

 

今回、バレエの初心者講習会を受けてみて、

バレエが、「足づくり」に非常に熱心で厳しい!ことを、

つくづく実感しました、ね。

        ----------つづく---------


 



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